風情感じる博多散策で、福岡の旅をもっと楽しく
かつて、日本最大の貿易港湾都市として栄えた博多旧市街(オールドタウン)。近代的なオフィスビルが建ち並ぶ中、博多の歴史を刻んできた寺社や情緒あふれる町並み、伝統工芸なども大切に守られてきました。日本人が好きな食べ物の発祥地や博多の総鎮守など、知れば知るほど興味深いエリアでもあります。そんな博多の和の魅力に触れ、福岡の大人旅をもっとおもしろく、たっぷりと満喫しよう!
TABLE OF CONTENTS
目次
日本一の木造坐像・福岡大仏は必見!「東長寺」
806年に唐から帰国した弘法大師(空海)が開山した真言密教の寺であり、弘法大師が建てた寺としては日本最古。福岡藩主・黒田家の菩提寺としても知られています。毎月28日に開帳する形状が特徴的な六角堂や、国の重要文化財の先手観音菩薩像、そして、木造坐像では日本一の大きさを誇る福岡大仏が見もの。また、高さ約26mもある総木造の五重塔は、鮮やかな朱色が美しく印象的です。じっくり、ゆっくりと回りたい見どころ満載なお寺です。
住所 福岡市博多区御供所町2-4 TEL 092-291-4459
市民に親しまれる「櫛田神社」で、博多の四季を感じる
757年に創建された博多の総鎮守。毎年7月1日から15日まで開催される夏の風物詩・博多祇園山笠では、最終日の15日、早朝の櫛田入りでフィナーレを迎えます。秋は、博多おくんち、冬は日本一大きなおたふく面の口をくぐって参拝する節分大祭りなど、季節によってさまざまな行事が開催され、地元では「お櫛田さん」と呼ばれるほど、市民に親しまれている神社です。境内に奉納されている飾り山笠は、ほぼ一年中見ることが可能。参拝はもちろん、博多の文化を知るのに忘れてはいけないスポットです。
住所 福岡市博多区上川端町1-41 TEL 092-291-2951
日本で最も古い住吉神社「筑前國一之宮 住吉神社」
全国にある住吉神社の始まりであるとされ、災いから身を守る神、航海・海上の守護神として信仰されています。また、相撲にも縁が深い場所。国指定重要文化財の本殿は、寺社建築最古の様式が用いられ、直線的な屋根が威厳を感じさせます。市の有形文化財に指定された70年以上も続く貴重な能楽殿は、歴史を感じる西日本一の名舞台として称えられ多くの人々に愛されています。心が洗われるような癒しの空気が漂う広々とした境内を散策してみては。
住所 福岡市博多区住吉3-1-51 TEL 092-291-2670
伝統文化の始まりに想いを馳せる「承天寺」
鎌倉時代に聖一国師(円爾弁円)が、宋出身の貿易商・謝国明の援助で開いた寺。宋から帰国した国師が「水磨」と言われる水車による製粉技術を持ち帰り、うどん、そば、饅頭などの粉物文化を日本に広めたことで、うどん発祥の地と呼ばれるようになったとされています。敷地内には「饂飩・蕎麦発祥之地の碑」と「御饅頭所の碑」も。また、博多で疫病が流行った際、お供え物を置く施餓鬼棚を棒で担ぎ、病魔退散を祈願しながら国師が水を撒いて廻ったことが博多祇園山笠の由来として伝えられているんだそう。歴史の始まり、文化の継承を感じてみよう。
住所 福岡市博多区博多駅前1-29-9 TEL 092-431-3570
博多文化に触れる「博多町家ふるさと館」
櫛田神社の向かいにあるのが、博多文化を伝える博多町家ふるさと館。古い伝統文化が受け継ぐ博多の暮らしや文化をわかりやすく紹介しています。博多祇園山笠の動画や博多弁講座、ミニチュア町風景などを通して、博多の歴史や文化に触れられる展示棟と、明治中期に博多織の居住兼工場として使用されていた町家を移築復元した町家棟があり、明治や大正へとタイムスリップした気分で博多を学び、体感できるスポットです。伝統工芸品や博多銘菓などが揃うみやげ処も要チェック!
住所 福岡市博多区冷泉町6-10 TEL 092-281-7761
写真提供:福岡市
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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