祭りのスタイルが各所で違って面白い!
東北の短い夏を最高に盛り上げる、青森県のねぶた祭り。中でも青森市の「青森ねぶた祭」、弘前市の「弘前ねぷたまつり」、五所川原市の「五所川原立佞武多(たちねぷた)」は、3大ねぶた祭りと呼ばれています。3つはスタイルが大きく異なり、青森ねぶたは人型の山車と元気な跳人(ハネト)、弘前ねぷたは華麗な扇形の山車、五所川原の立佞武多は20メートルを超える巨大な山車が特長。ほぼ同期間の開催なので3カ所巡る贅沢な旅へ出かけよう!
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目次
ハネトの大乱舞は圧巻!「青森ねぶた祭」
巨大なねぶたとともに、ハネトと呼ばれる踊り手が「ラッセーラー、ラッセーラー」と乱舞する光景でおなじみの「青森ねぶた祭」。ピョンピョン跳ねるハネトたちのほとばしるパワーは圧倒的です。物語をテーマにした勇壮華麗な“人形ねぶた”が多く、日によって約20台が青森市内中心部を運行します。七夕祭りの精霊流しが変形したという一説から、最終日には1万発以上の花火とともに6台のねぶたが海上を運行し、壮大なフィナーレを迎えます。
2019年は8月2日~7日開催
住所 青森県青森市 市内中心部 TEL 017-723-7211(青森ねぶた祭実行委員会事務局)
扇形ねぷたが美しい「弘前ねぷたまつり」
弘前では「ねぷた」ー訛りの変化から各所で呼び名が変わります。「弘前ねぷたまつり」は三国志や水滸伝などの武者絵を題材とした“扇形の山車”が特長。小型のものから順に約80台が続き、弘前市街地をにぎやかなお囃子とともに練り歩きます。とくに、最大9メートルもの大型ねぷたが観客に見得を切りながら電線や看板をかわしたり、引き回される豪快な動きが見どころ!子どもたちが持つ「金魚ねぷた」も愛らしくてほっこりします。
2019年は8月1日~7日開催
住所 青森県弘前市内(土手町コース、駅前コース、土手町なぬか日コース) TEL 0172-37-5501(弘前市立観光館)
ビルをゆうに超える「五所川原立佞武多」
400年以上も続く各地のねぶた祭の中でも、異彩を放つのが「五所川原立佞武多(たちねぷた)」。「立佞武多」と呼ばれる山車は最大で高さ23メートル、重さ19トンに上り、5~6階建てのビルをゆうに超えてしまいます。3台の大型を含め15台前後が「ヤッテマレ!ヤッテマレ!」の掛け声とともに練り歩き、その迫力と美しさは見応えたっぷり。期間以外は「立佞武多の館」で実際の大型立佞武多3台を鑑賞できるので間近で見上げてみては。
2019年は8月4日~8日開催
住所 青森県五所川原市内 TEL 0173-38-1515(五所川原市観光協会)
市場で、自分でつくる「元祖青森のっけ丼」
青森市民の台所である市場を歩きながら、自由にネタを選んでオリジナル丼を楽しめる「元祖青森のっけ丼」。食事券(10枚組2,000円)を購入したら、食堂で丼にごはんを詰めてもらい、市場巡りをスタート。館内の30店舗で好みの刺身などを選んで食事券と交換し、ごはんに美しく載せていけば、ワガママ丼が完成します!夏はホタテやウニ、ノドグロなどが美味。
住所 青森県青森市古川1-11-16 青森魚菜センター TEL 017-763-0085(のっけ丼案内所)
青森ねぶたを予習できる「ねぶたの家 ワ・ラッセ」
祭り期間以外でも「青森ねぶた祭」を体感できる常設展示施設。2階まで吹抜けになったねぶたミュージアム・ねぶたホールには、実際の祭りに登場したねぶたがずらりと並びます。実際に触れられるパーツねぶたもあり、角材や針金や奉書紙で精密につくられたねぶたの秘密が分かるはず。スタッフやお囃子団体によるねぶた囃子やハネト体験もあるので、ここで予習すれば気分がより盛り上がりそうです。
住所 青森県青森市安方1-1-1 TEL 017-752-1311
津軽の文化を丸ごと体験「津軽藩ねぷた村」
弘前ねぷたをはじめ、津軽の文化を1カ所でめいっぱい楽しめる施設。「弘前ねぷたの館」では実物大のねぷたが展示される中、随時笛と太鼓のお囃子の実演があり、実際に太鼓を叩くこともできます。「津軽三味線 山絃堂」では毎日津軽三味線の生演奏があり、軽快なバチさばきにうっとり。「金魚ねぷた絵付け」でつくったねぷたをお土産にするのもいいですね。岩木山と弘前公園の老松を借景とした津軽独特の日本庭園もお見逃しなく。
住所 青森県弘前市亀甲町61 TEL 0172-39-1511
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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