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投稿日:2019.11.12 Tue

大間の対岸「函館」で戸井マグロを食す!熱々の函館塩ラーメン、はこだてチャウダーも!

大間の対岸「函館」で戸井マグロを食す!熱々の函館塩ラーメン、はこだてチャウダーも!

北海道の一番本州寄りに位置する「函館市」は、3方向を海に囲まれたまち。新鮮な魚介類が並ぶ市場には、魚を見る目が確かな地元の方々や観光客が集まり、いつも活気いっぱい。とくに朝市の海鮮丼は、絶対逃せない逸品です。刺身からラーメンまでバラエティ豊かな函館グルメの中でも、今回は、食通が愛する「戸井マグロ」に注目。ほかにも新たなご当地グルメが登場する食のまち函館で、さあ何から味わいましょうか。

大間と同じ津軽海峡産の「戸井マグロ」

大間と同じ津軽海峡産の「戸井マグロ」

近海の本マグロといえば「大間のマグロ」が有名ですが、その青森県・大間の対岸に位置するのが函館市の戸井。つまり「戸井マグロ」は大間と同じく津軽海峡で獲れる本マグロのこと。美しい赤色と濃厚な旨み、とろけるような口当たりがたまりません。津軽海峡産のマグロがおいしい理由は、3つの潮流がぶつかる優れた漁場であること、そしてエサとなるイカと青魚が豊富なこと。戸井マグロは、函館名物であるイカを食べてさらに旨みが増すのだそう!マグロ漁は7月から1月頃までがシーズンですが、その他の季節でもしっかり保存・熟成されたマグロを味わえます。

「戸井マグロ」は、船上のひと技で旨くなる!

「戸井マグロ」は、船上のひと技で旨くなる!

さて「戸井マグロ」のおいしさの秘密をさらに掘り下げると…もうひとつの理由は「技」にあります。大間のマグロは一本釣りで知られていますが、「戸井マグロ」は大型船の船団で漁場へ繰り出し、はえ縄漁を行います。獲ったマグロは船上で手早く血抜きをし、すぐ氷詰めにして港へ戻るため、高い鮮度をキープできるのだそう。「戸井活〆鮪」というマークがついたこだわりの本マグロを、すし職人による握りで贅沢に味わってみたいですね!戸井マグロの多くは東京・大阪などの都市圏に出荷され、地元・函館で味わえるのは1割ほど。お店を下調べして、貴重な逸品を楽しもう。
写真提供/おいしい函館 https://gourmet.hakobura.jp/

朝から豪華!函館名物朝市の「海鮮丼」

朝から豪華!函館名物朝市の「海鮮丼」

函館グルメのスタートは、やっぱり朝市の「海鮮丼」から。JR函館駅から徒歩1分の地に広がる函館朝市は、250近い店舗が所狭しと並ぶ食のパラダイス。朝6時から14時過ぎまで開いているので、朝食や朝昼兼用の食事にぴったりです(5月~12月は朝5時から、お店によって異なります)。エビやカニ、イクラやウニがこぼれんばかりに載せられた豪華な丼を味わえば、函館グルメのクオリティに圧倒されるはず。
また「函館朝市 駅二市場」内にある「活いか釣堀」で、ちょっと珍しいイカ釣りにチャレンジするのもオススメ。ピュッと吐き出す墨に気を付けながら吊り上げれば拍手喝采!その場で職人さんがさばいてくれ、コリッコリのイカ刺しを堪能できます。醤油とショウガ、ゴロ(イカの肝臓)と混ぜる函館流の食べ方でぜひどうぞ。

住所 北海道函館市若松町9-19   TEL 0120-858-313(函館朝市協同組合連合会事務局) 

定番グルメ「いかめし」の手作り体験を

定番グルメ「いかめし」の手作り体験を

函館市の魚にも制定されている真イカ。津軽海峡は国内でも有数のイカの漁場で、6月から12月頃までイカ漁の漁火が幻想的な光景をつくりだします。水揚げされたばかりのイカを移動販売車に積み、朝から「イガー、イガー」と呼びかけて売る姿も函館の定番風景。地元の食にすっかり根付いていることが分かります。さて駅弁でおなじみのメニューといえば「いかめし」。函館手造りいか工房いかベイでは、道南伝統のいかめしの製造体験ができます(30~60分)。おばあちゃんの味付けのいかめしは、冷蔵で自宅に発送して家で煮炊きして完成!ほかにも塩辛や松前漬づくりの体験もあり、素敵なお土産になりそう。
写真提供/おいしい函館 https://gourmet.hakobura.jp/

住所 北海道函館市末広町24-6 函館西波止場2階   TEL 0138-24-8107(いかべい) 

2017年デビュー!新ご当地グルメ「はこだてチャウダー」

2017年デビュー!新ご当地グルメ「はこだてチャウダー」

函館は江戸末期に、日本でいち早く開港したモダンなまち。西洋料理やロシア料理になじみがあり、食文化としても根付いています。そんな西洋文化と函館が誇れる魚介類がコラボしたメニューとして、2017年に「はこだてチャウダー」が誕生!「メイン食材は魚介類3種類以上、そのうち1種は道南産」「サブ食材の肉や野菜はできるだけ道南産」「出汁は函館産の昆布を推奨」という何とも函館愛に満ちたルールのもと、あったかいチャウダーが市内の数店舗で提供されています。洋風のアレンジで楽しむ魚介類もまた格別な味わいです。もうひとつ、新ご当地グルメとして「はこだて焼きピロシキ」にも注目。本場の通りに揚げではなく「焼き」にこだわった道南産食材たっぷりのピロシキを、観光途中のおやつにいかが。
写真提供/おいしい函館 https://gourmet.hakobura.jp/

一日の〆はコレ!本場「函館塩ラーメン」

一日の〆はコレ!本場「函館塩ラーメン」

冬の函館散策の締めくくりは、心も体もぽかぽかになれる「函館塩ラーメン」で決まり。函館名物の塩ラーメンは、札幌のみそ、旭川のしょうゆと並ぶ北海道3大ラーメンのひとつです。明治17年の新聞広告が残っているなど、日本全国のご当地ラーメンの中でも最古参に近い存在だそう。あっさりした透明のスープとストレート細麺が特長で、お店ごとに加える個性も楽しみのひとつ。すっきりした一口の奥にある深い味わい、麺ののど越し。函館市内の約150店から、お気に入りの塩ラーメンとの出会いを果たしませんか。

まとめ

いかがでしたか?函館グルメといえば朝市の海鮮丼がおなじみですが、戸井マグロから新ご当地グルメまで、おいしいものが街中にめじろ押しです。本州から一番近い北海道で、海の幸を贅沢に味わう旅もいいですね。12月近くになると、市内のイルミネーションが始まり、函館市はきらめく美しい季節を迎えます。次回は函館の王道観光スポットやイルミネーション情報を紹介!

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Drive! NIPPON編集部

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