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投稿日:2019.12.10 Tue

冬の「別府」で温泉ざんまい!外せない砂湯や不思議な泥湯、オススメ地獄まで!

冬の「別府」で温泉ざんまい!外せない砂湯や不思議な泥湯、オススメ地獄まで!

源泉数、湧出量ともに日本一を誇るおんせん県の大分県。中でも別府市は抜きんでていて、日本の源泉の約1割にあたる約2200の源泉が集結しています!キレイを目指せる泥湯や砂湯、赤や青の湯がぼこぼこと湧く「地獄めぐり」など、別府の温泉は地球の息吹を感じるほどダイナミック。土日に行われる「鉄輪温泉の湯けむりライトアップ」は冬になるほど幻想的です。とり天や地獄蒸しなど美味しいグルメも満載!寒さ厳しい季節こそ、日本一の湯のまちでぽっかぽかに温まりませんか。

浴衣で入る砂湯も人気。レトロな「竹瓦温泉」

浴衣で入る砂湯も人気。レトロな「竹瓦温泉」

別府市内には浜脇温泉、別府温泉、亀川温泉、鉄輪温泉、観海寺温泉、堀田温泉、柴石温泉、明礬温泉という8つの代表的な温泉地があり、総称して「別府八湯」と呼ばれています。それぞれ泉質やまちの雰囲気が違うので、のんびり滞在して湯めぐりしませんか。ぜひ立ち寄りたいのが別府温泉のシンボル「竹瓦温泉」。重厚な和風建築の中は公共の温泉として市民や観光客に親しまれています。こちらの名物は「砂湯」1050円。浴衣を着て砂の上に横たわり、温泉熱で暖められた砂をかけてもらうと、次第に汗が吹き出してきて心からスッキリ!ちなみに普通湯も110円と驚きの価格なので、少々熱めの湯(男湯:塩化物泉/女湯:炭酸水素泉…泉質が違う!)を楽しみませんか。タオルやアメニティは持参するか購入を。

住所 大分県別府市元町16-23 竹瓦温泉  TEL 0977-23-1585  

海辺でのんびり砂湯(すなゆ)「別府海浜砂湯」

海辺でのんびり砂湯(すなゆ)「別府海浜砂湯」

もうひとつオススメの砂湯スポットといえば、上人ケ浜の一角にある「別府海浜砂湯」。下着類をすべて外して専用の浴衣に着替えた後、案内を受けて砂の上に寝転ぶと、砂かけさんがザッザッと砂をかけてくれます。温泉熱で温まった砂はずっしりとした重みがあり、格別な心地よさ。青い海を眺めたり、波音に癒やされているうちに汗が吹き出し、約15分があっという間に過ぎていきます。砂まみれになった浴衣を脱いでシャワーで砂を流したら、温泉に浸かってしばしのんびりと。別府に来たら、他ではなかなかできないデトックス体験をぜひ!

住所 大分県別府市上人ケ浜町9  TEL 0977-66-5737  

泥遊び気分!? 興味津々「混浴の泥湯」

泥遊び気分!? 興味津々「混浴の泥湯」

体中に泥を塗って美肌パックができる温泉ってちょっと憧れませんか。別府市内には、全国的にも珍しい「泥湯」を体験できる施設があります。明礬温泉エリアの「別府温泉保養ランド」では大きな露天風呂がすべて泥湯、しかも混浴! 濁り湯で体が透けにくく、露天風呂の入口は男女別で奥に進むと混浴になるという仕組みなので、混浴デビューしやすいかもしれません。泉質はPh3~4という強い酸性の湯なので、お肌と相談して入浴にチャレンジしては。

住所 大分県別府市明礬5  TEL 0977-66-2221(別府温泉保養ランド)  

別府といえば地獄めぐり!外せない地獄その1「海地獄」

別府といえば地獄めぐり!外せない地獄その1「海地獄」

「地獄めぐり」は、極彩色を放つ源泉や間欠泉など自然に湧出した温泉を体感できる、別府の代表的なスポットです。海地獄、血の池地獄、竜巻地獄、白池地獄、鬼石坊主地獄、鬼山地獄、かまど地獄という7カ所が近距離に点在しています。一度見てみたい地獄といえば「海地獄」。まるで南国の海のようなコバルトブルーの湯は、天然の色とはにわかに信じられないはず。このブルーは、温泉中の成分である硫酸鉄によるもの。泉温98度と沸騰寸前のため、冬はさらに白煙がむくむくと立ち上って迫力たっぷりです。無料の足湯や地獄ゆでの温泉たまごを食べつつ、地球の神秘を堪能しよう。

住所 大分県別府市大字鉄輪559-1 TEL 0977-66-0121(海地獄)  

おすすめ地獄その2「血の池地獄」

おすすめ地獄その2「血の池地獄」

青い地獄とは一転、真っ赤な湯が湧き出す「血の池地獄」は、1300年前から現存する日本最古の天然地獄。酸化鉄、酸化マグネシウム等を含んだ赤い熱泥が噴出するため、池が赤く染まって見えるのだそう。赤い熱泥を使った皮膚の薬「血の池軟膏」は明治時代から発売されており、ここ限定の名物です。海地獄、血の池地獄のほか、間欠泉が吹き出す「竜巻地獄」、青白い湯をたたえる「白池地獄」の4カ所は国の名勝に指定されています。またちょっと変わりダネの地獄は、別名ワニ地獄と呼ばれる「鬼山地獄」。クロコダイル、アリゲーターなど約70頭のワニが温泉熱を利用して飼育され、餌付け時間は必見です。

住所 大分県別府市野田778 TEL 0120-459-554(血の池地獄)  

おすすめグルメも地獄!?「鉄輪名物 地獄蒸し」

おすすめグルメも地獄!?「鉄輪名物 地獄蒸し」

湯治場として栄えてきた「鉄輪(かんなわ)温泉」では、98度という高温の温泉噴気を使った調理法「地獄蒸し」が江戸時代から用いられてきました。食材をザルにのせて地獄蒸し釜に入れ、塩分を含む温泉蒸気で一気に蒸すため、食材本来のうまみが味わえます。「地獄蒸し工房鉄輪」では、カニやエビなどの海鮮、野菜、しゃぶしゃぶなどのメニューがあるほか、食材の持ち込みもOK(持込料等が必要)。ヘルシーなスチーム料理で満腹になったら、デザートには地獄蒸しプリンをぜひ。
地獄蒸しは鉄輪のほか、源泉温度が高い明礬、堀田、観海寺エリアでも楽しめます。

住所 大分県別府市風呂本5組 TEL 0977-66-3775(地獄蒸し工房)  

別府がルーツ!大分名物の「とり天」

別府がルーツ!大分名物の「とり天」

大分県民のソウルフードである「とり天」は、別府市のレストランがルーツと言われています。大正時代には高価だったレストランの味を「より多くの人に気軽に味わってほしい」と考え、レストランの料理人が材料の安い鶏肉を使って台湾中華の手法で揚げた鶏の天ぷらを考案。そこから別府市内、そして大分県内へ広がっていきました。酢醤油やポン酢とからしをつけて食べるのが定番ですが、お店によっては独自のつけダレで楽しむことも。発祥の地で味わうボリューム満点のとり天は絶品です。

まとめ

まとめ

別府市では2019年12/21(土)、22(日)の2日間、恒例の「べっぷクリスマスファンタジア2019」が開催されます。両日ともに音楽と花火の競演として合計約1万発の花火が打ち上げられて、華やかな2日間になりそう。冬花火を眺めて体が冷えたら温泉でぬくぬくと―。温泉で過ごすクリスマスは特別な思い出になりそうですね。

Posted by

Drive! NIPPON編集部

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