全国に約200あると言われている地芝居(地歌舞伎)保存団体のうち、30を超える団体が活動する「地歌舞伎大国・岐阜」。各地に残る歴史ある芝居小屋などで、今も江戸時代さながらに地歌舞伎が演じられています。
その地歌舞伎を、岐阜市内のぎふ清流文化プラザで一挙に楽しめる、「清流の国ぎふ 2020地歌舞伎勢揃い公演」が、1月19日に開幕。7月までの半年間、29の地歌舞伎保存団体が出演する全11回のリレー公演を行います。普段は各地の公演に足を運ばなければ観賞できない地歌舞伎を、存分に楽しむことができるまたとない機会です。
初日公演では、32の保存団体が勢揃いする「幕開けの口上」で開幕を飾り、美濃歌舞伎保存会、飛騨市河合町歌舞伎保存会、可児歌舞伎が岐阜県にゆかりの深い明智光秀公にまつわる演目など3演目が披露されました。
今後の公演では、舞台転換の様子の特別公開など、初めて地歌舞伎に触れるお客様でも楽しめる様々なプログラムが用意されています。江戸時代から伝えられてきた演目や振付、衣裳が大切に受け継がれている岐阜県の地歌舞伎。日本の文化が凝縮された芝居をご堪能ください。
【開催概要】
タイトル:清流の国ぎふ 2020地歌舞伎勢揃い公演
開催期間:2020年1月19日(日)~7月19日(日)※全11公演
開催会場:ぎふ清流文化プラザ2階 長良川ホール(岐阜市学園町3丁目42番地)
料金:無料(整理券をお持ちの方から優先入場)
ぎふ清流文化プラザホームページ:
http://www.seiryu-plaza.jp
訪日外国人向け英語ホームページ:
https://www.jikabuki-gifu.com/
■地歌舞伎とは
歌舞伎は、日本固有の演劇で、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。江戸時代に始まった歌舞伎は、流行の最先端を行く奇抜な衣装や髪型、錦絵のような美しい舞台で人々を熱狂させました。
そして、江戸や大阪から公演に来るプロの役者(旅役者)に憧れた地方の人々は、やがて自分たちで芝居小屋や神社の祭礼時に演じ、楽しむようになりました。土地の素人が演じる地芝居を岐阜県では、地歌舞伎と呼び、江戸時代から伝えられてきた演目や振付、衣裳を大切に受け継いでいます。
今も県内各地に残る9棟の芝居小屋等で、毎年地歌舞伎の定期公演が開催されています。
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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