「湯元八千代」はこんぴらさんの名で親しまれる金刀比羅宮の門前町で、江戸時代から300年ほど続く老舗旅館。温泉の歴史は新しく、1975年に14代目が温泉を掘り当てたことから琴平町初の温泉旅館になりました。「湯元」という名の通り、こんぴら温泉郷で自家源泉を持つのは同館だけ。香川では珍しい「混浴」露天風呂と、香川県産ステーキ、讃岐うどん、海の幸を堪能し、スペシャルな休日を過ごしませんか。
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目次
「混浴時間」が珍しい!360度見渡せる屋上の露天風呂
先代が掘り当てたこんぴら温泉は、美肌効果のある炭酸水素塩泉・重炭酸土類泉。屋上の露天風呂「天狗の湯」では、門前町や山並みを見晴らしながら爽快な湯浴みが楽しめます。さらに11:00~18:30は「混浴」に変身。女性用湯着のレンタルもあり、気兼ねなく混浴を満喫できそうです。香川では珍しい混浴露天風呂は日帰り利用もできるので、特別な開放感を味わってみては。
ガラス張りの浴室が贅沢。建築家が手がけた特別客室
何度でも心ゆくまで温泉を堪能したい。そんな方にぴったりの「展望風呂付特別客室」は、建築家が手がけた和モダンな空間です。間接照明で演出された床の間やゆとりの広さ以上に驚くのが、部屋の中心に配置されたガラス張りの浴室。湯に浸かりながら町の夜景を眺めれば、日頃のストレスが溶けていきそう。お部屋出しの食事とお酒をお供に、大切な人とのんびり過ごす時間は格別です。
海の幸、讃岐うどん、香川県産牛ステーキなど美味づくし
温泉とともに心を満たしてくれるのが、「さぬきのうまいもん」を集めた夕食。瀬戸内海の新鮮な海の幸をはじめ、そら豆を甘辛い醤油で炊いた郷土料理「しょうゆ豆」や、季節に合わせた味わい方で提供される「讃岐うどん」はご当地ならではのごちそうです。一押しは「香川県産牛のステーキ」。実は香川県は青森県に次ぐにんにくの産地で、こんぴらにんにく味噌でいただくジューシーなお肉がたまりません。
別館「ことね」には、趣の異なる6つの無料貸切風呂
「八千代」の別館として、2013年にオープンした「貸切湯の宿ことね」。“しあわせ6湯”と名付けられた6つの貸切風呂があり、宿泊者は無料で何度でも好きなお風呂を利用できます。畳風呂や御影石風呂、十和田石の風呂、大正ロマンなデザイナーズ風呂など趣の異なる設えで、館内にいながら湯めぐり気分を楽しめそう。ベッドタイプの客室が多く、ホテル感覚で寛ぎたい方にも好評の温泉宿です。ことね宿泊者は、「八千代」の温泉も利用できます。
別館「ことね」の企画・運営を任され「責任感が芽生えました」
若女将の漆原幸子さんが、江戸時代から続く老舗旅館に嫁いだのは25歳の時。 「高松市の携帯電話ショップなどで働いていて、お客様と接する仕事は好きでした。でも24時間オープンの旅館業は別世界。改めて大変なお仕事だと分かりました」と振り返ります。最初はフロントや料理出し、厨房の手伝いといった裏方からスタート。一方で女将修業として人前に出る機会も増えていきます。「団体様のお食事で『こんぴらふねふね』という民謡に合わせて手踊りを披露していたのですが、最初は不慣れでまるでロボットのようでした(笑)」
3人の子育てが一段落した頃から、本格的に旅館業へ注力。そのきっかけは2013年、別館「貸切湯の宿ことね」のオープンでした。「東日本大震災を機に『家族の絆を育みたい』という想いから、貸切湯というプライベート感を重視した宿を企画しました。私たち夫婦に任されたこともあり、責任感が芽生えました。今はことねを主軸に、作務衣を着て走り回っています」。ことねのリピーターも年々増え続けているそうで、「老舗宿の伝統とお客様を大切にしながら、新しいサービスを少しずつ取り入れたいですね」とにっこり。謙虚で朗らかな人柄が、常連客にも新しいお客様にも愛されている若女将でした。
こんぴら温泉 湯元八千代
住所/香川県仲多度郡琴平町611 TEL/0877-75-3261
こんぴら温泉 貸切湯の宿 ことね
住所/香川県仲多度郡琴平町685-21 TEL/0877-75-6633
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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