お土産で購入したいのは、その土地ならではの品。長野県の旅で購入できる美味しい郷土食、可愛い雑貨などをチョイスしました。思い出と共に、ぜひおうちに連れて帰ってくださいね。
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目次
長野の郷土食「おやき」は、お惣菜を包んだ定番みやげ
長野県の定番郷土食である、おやき。おやきは小麦粉・蕎麦粉などでつくった生地に、具材を包んだ食品です。代表的な具材は「野沢菜」。同じく郷土食である野沢菜を、油で炒めて包みます。そのほかにも、あんこや、カボチャあん、切り干し大根、きんぴらごぼうなど、種類は豊富です。甘い具材からしょっぱい具材まであるので、軽食としても美味しく食べられるお土産となります。具材を包んでから熱するのですが、地域の特色や生活環境によって作り方が少しずつ異なるところも面白い。いろりの上に網を置いてじっくり焼いたものから、蒸した柔らかいもの、揚げ焼きにしているものなど、さまざまです。取り扱い店舗は、おやき屋や和菓子屋など。サービスエリアや道の駅などでは、持ち帰りやすいように冷凍で販売されている場合もあります。長野市のお隣、小川村にある「信州小川の庄・縄文おやき村」は、古民家のような建物内の囲炉裏端で、おやきを食べたり、お土産を買ったりできるお店です。地元の方が作ったお惣菜を具材に用いており、20種類以上が並びます。長野駅や善行寺近くに直売所もあるので、そちらでも購入可能です。
(写真は信州小川の庄・縄文おやき村のおやきではありません)
江戸時代創業「八幡屋磯五郎」は、充実のラインナップ
長野市善行寺前に本店を持つ「八幡屋磯五郎」の七味唐辛子の創業は、なんと1736年(元文元年)の江戸中期。「三大七味」と呼ばれる三軒の暖簾(ほかは東京都・浅草「やげん堀」、京都府・清水「七味家本舗」)のうちのひとつです。歴史を感じさせるパッケージデザインに味があります。こちらの「七味唐からし」は、辛味を出すための唐辛子、辛味と香りをあわせ持つ山椒・生姜、風味と香りの麻種・胡麻・陳皮・紫蘇の7つを用いており、辛味と香りの調和のとれた独特の味わいを出しています。種類は、基本の「七味唐からし」や、鍋物やお吸い物に使いたい柚子の香りが広がる「ゆず七味」、カレーにかけて食べたい一風変わった「七味ガラム・マサラ」など。本店では、七味の調合サービスも行われているので、好みに合わせた七味が作れます。また、オリジナル菓子ブランド「Kongen Sweets」では、七味唐からしに由来する素材を使用した珍しいスイーツなどを取り扱います。スパイスチョコレートには、唐辛子とタンザニア産カカオ、紫蘇とベトナム産カカオを合わるなどの種類があり、妙味を感じられるお菓子を購入できます。
長野県産のジューシーな「りんご」、ジャムなどの加工品もおいしい
長野県は、りんご生産量が青森県についで全国2位。昼夜の気温差が大きいことから、着色がよくて糖度の高いりんごが生産されます。長野県オリジナル品種である「秋映」「シナノスイート」「シナノゴールド」などがあるので、購入後に食べ比べをするイベントも楽しめます。またお土産としては、ジャムやお菓子、ジュース、シードルなどの加工品もちょうどいい。長野県産りんごのギュッと凝縮したおいしさが詰まっています。松本駅近くのりんご加工品店は、信毎メディアガーデン2Fにある「POMGE cidre & bonbon」(ポムジェ シードルアンドボンボン)がおすすめ。りんごをたっぷり使って、しっとりと焼き上げた「雪どけりんごパイ」や、芯を取って皮をむいたりんごを、丸ごとシロップに漬けこんで周りに生地をかけて焼き上げた「まるごとりんごバウム(10月初旬~5月中旬までの期間限定)」などが並びます。パッケージもおしゃれなので、思い出を彩る品となりそうです。
「丸山珈琲」の各店舗限定オリジナルブレンドコーヒーは、特別感のあるお土産
コーヒー販売や、喫茶店などを営む「丸山珈琲」。東京都・表参道や神奈川県・鎌倉にも店舗はありますが、創業や本社は長野県軽井沢町です。長野県でなくても手に入るのですが、各直営店が独自のコンセプトでつくった限定ブレンドコーヒーに注目。店頭では、長野県でしか購入できません。軽井沢本店では、創業当初の「丸山珈琲のブレンド」を復刻した「丸山珈琲のブレンド・クラシック1991」を販売。ビターチョコ、キャラメルの風味、スパイシーな後味と重量感があります。また、焙煎工場併設の店舗である小諸店オリジナルブレンドの「小諸ブレンド」は、ミルクチョコ、オレンジ、キャラメルの風味、爽やかさと心地良い舌触りが特徴です。他にも、軽井沢のハルニレテラス店、松本店、MIDORI長野店で限定品があります。特別な味わいを楽しむことができるブレンドコーヒーです。
ゆるキャラグランプリ優勝!可愛らしい「アルクマグッズ」
全国のキャラクターが人気を競う「ゆるキャラグランプリ(GP)2019」で、グランプリ(ご当地部門)に輝いたのが長野県PRキャラクターの「アルクマ」です。つぶらな瞳と丸いお顔、りんごを頭にかぶる可愛らしい姿で人気を集めています。お菓子や雑貨、ぬいぐるみなど、さまざまなアルクマグッズが、サービスエリアや道の駅などで販売されています。プロフィールによると「信州に出没する、大変珍しいクマ。クマなのに寒がりで、いつも頭にかぶりもの。クマなのに旅好きで、いつも背中にリュックサック。信州をクマなく歩きまくり、信州の魅力を世の中にクマなく広めるのが生きがい。」とのこと。普段かぶっているのは、りんごですが、そのほかにもワインや日本アルプス、蕎麦などをかぶることもあります。県内の掲示物や看板などには、いろんなかぶりもので出没しているので、ぜひ長野県内で見つけてみてください。
【番外編】おすすめの購入場所!地元密着スーパー「ツルヤ」
県内各地にあり、住民が毎日の買い物に使うスーパー「ツルヤ」は、お土産の宝庫。オリジナル商品として展開される「ツルヤオリジナル」、さらにワンランク上をコンセプトとした「ツルヤプレミアム」シリーズには、お土産にぴったりな県内産果物ジャム、信州みそ、そば、野沢菜などが並びます。特におすすめは、ツルヤプレミアムの「リンゴバター」。りんごのシャキシャキの食感を残したままペーストにして、まろやかなバターと合わせており、相性は抜群です。野菜や果物は都会より安く買えるものも多いので、帰宅直前に購入するのもおススメ。郷土食の、きのこ売り場と、みそ売り場は品ぞろえが多いと言われているので、ぜひお住いの地域のスーパーと比較してみてください。
まとめ
おいしいものから可愛いグッズまで、帰宅後にも長野県の旅を思い出せそうなお土産です。ぜひ長野県に旅行した際は参考にしてみてください。
(文:竹中 唯)
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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