2021年白川郷冬のライトアップ、地方創生大賞メンバーが案内するスタディツアー開催

地域の持つ文化・住民への深い理解のもと、民間企業としての地域/観光振興を軸に、人材育成・観光地経営を行う合掌ホールディングス（岐阜県大野群白川村）は、2021年白川郷冬のライトアップにてオーバーツーリズム解消に導いた戦略を現場を歩きながら紹介し、また現状地域の抱える問題や課題を議論するスタディツアーを実施します。

■白川郷、冬のライトアップとは？
世界遺産・白川郷は2019年には210万人もの観光客が訪れる有名観光地となりました。中でも冬のライトアップは大変人気で以前は2時間に8,000人から10,000人（違法駐車など含む）もの観光客が押し寄せるほど。そして今や来場者の7、8割が海外からのお客様という状況です。

来年で35回目となる冬のライトアップですが、かつては冬の閑散期にどうしたら観光客に来てもらえるか？という村民の知恵を結託し35年間も継続してきた地域にとってはかけがえのないイベントです。世界文化遺産の登録や高速道路開通の交通の便が良くなったことなどもあり、20年前からは観光客が増加しています。

しかしここ数年は外国人旅行者の増加などもあり、マナー問題や住民との意思疎通の問題が発生するなど、本来集客目的で始めたイベントが皮肉にも、2018年までは地域住民にとって毎年頭を悩ませるイベントとなっていました。

■完全予約制 & 有償化で渋滞・混雑解消へ
2019年から合掌ホールディングスのCMOを務める藤田氏が経営するNOFATE株式会社が完全予約制 & 入場有償化の設計・運営管理を実行したことで、これまで地域課題となっていた渋滞や混雑、違法駐車、観光客のフラストレーションなどが改善されました。
完全予約制 & 有償化という組み合わせにより、2019年/2020年の取組は人数制限、収益化という2つの面で無事成功を収められました。

【スタディツアー詳細】
2021年は観光地経営や課題解決を学ぶスタディツアーを行います。
お客さまとしてライトアップを鑑賞してもらうと同時に、これまでの出来事や課題、そしてどうやって課題解決してきたのかなどを紹介します。また、今後の改善点や課題を現地の観光事業者や村民交えて議論して次年度以降の取組に反映させていく、といった内容です。

観光地経営、DMO、地域商社、地域ブランディング、オーバーツーリズムなどに興味のある方、自治体の方が対象。

■行程
・ライトアップ当日（日程は11月発表予定、1、2月の日曜の予定）
14:00 現地集合、チェックイン
14:30 村内案内
16:30 ライトアップ過去の事例、導線、完全予約制の戦略など紹介
17:30 照明開始、ライトアップ見学
19:00 ライトアップ見学終了
20:30 村民、観光事業者と囲炉裏を囲んで議論

・ライトアップ翌日
07:30 朝食
09:30 チェックアウト、解散

■ツアー参加費
30,000円
現地までの交通費、宿泊費は含んでおりません。
宿泊施設は予約サイトをお送りしますので、ご自身で予約してください。

■条件
利用交通機関：
現地発着ツアーとなります。ご自身で白川郷までの移動を手配下さい。
詳細はスタッフが案内します。
利用宿泊施設：
白川村内の合掌造り民宿もしくは近隣都市の古民家など。
予算は一人15,000円から20,000円。
食事：朝食付き、夕食はライトアップ前に軽食があります。
最少催行人数： 4人
※ライトアップ自体が中止となった場合には催行しないこともあります。

問い合わせ：
合掌ホールディングス： https://gassho-holdings.co.jp/contact/