3月3日は「ひなまつり」。豪華絢爛な雛人形が飾られる華やかな春の風物詩です。大分県内の城下町では、現在も雛人形を大切に保管しており、毎年2月~3月にわたって街をあげて雛人形を飾りお祝いします。
■天領日田おひなまつり(日田市)
江戸幕府直轄の「天領」として栄えた日田市。市の中心部である豆田町は、古式ゆかしき佇まいの建物や町並みが数多く残るエリアとして人気のスポットです。町人文化が花開いた日田の旧家には、京や大阪で買い求めた豪華絢爛な雛人形や雛道具が保存されており、おひなまつりの期間中、旧家や資料館で一斉に展示されます。
【問い合わせ】日田市 商工観光部 観光課 観光振興係 TEL 0973-22-8210
■城下町中津のひなまつり(中津市)
中津市は、福沢諭吉を輩出するなど輝かしい文化や歴史をもつとともに、活気ある商人の町として栄えました。中津市のひなまつりでは江戸時代から現代まで各時代の歴史的背景を反映した様々なひな人形が見られ、お顔や装飾などを見比べるもの楽しみ方のひとつ。町のシンボルである中津城をバックに行われる「人間ひな飾り」は一見の価値があります。
【問い合わせ】中津市観光推進課 TEL 0979-22-1111
■岡藩城下町雛まつり(竹田市)
武家屋敷通りや、瀧廉太郎など竹田にゆかりのある先哲に想いを馳せるスポットなど、歴史と文化が色濃く残る竹田市の城下町。毎年雛まつりの期間には江戸から昭和の趣深いひな人形のほか、青竹筒におひなさまが入った可愛らしい竹田オリジナルの「竹雛」が展示されます。流し雛などのイベントも催され、町全体が華やかな雰囲気に包まれます。
【問い合わせ】竹田市観光ツーリズム協会 TEl 0974-63-2638
■うすき雛めぐり(臼杵市)
戦国時代にキリシタン大名である大友宗麟が城を築き、豊かな宗教文化が開いた地である臼杵市の城下町。天保の改革のころ臼杵藩では質素倹約のため「紙のお雛様」しか飾ることが許されていませんでした。当時のものは発見されていませんが、資料や立雛を参考に市民ボランティアによって臼杵だけの紙雛が生まれました。
【問い合わせ】うすき雛めぐり実行委員会事務局 TEL 0972-64-7103
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Drive! NIPPON編集部
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