Customize Consent Preferences

We use cookies to help you navigate efficiently and perform certain functions. You will find detailed information about all cookies under each consent category below.

The cookies that are categorized as "Necessary" are stored on your browser as they are essential for enabling the basic functionalities of the site. ... 

Always Active

Necessary cookies are required to enable the basic features of this site, such as providing secure log-in or adjusting your consent preferences. These cookies do not store any personally identifiable data.

No cookies to display.

Functional cookies help perform certain functionalities like sharing the content of the website on social media platforms, collecting feedback, and other third-party features.

No cookies to display.

Analytical cookies are used to understand how visitors interact with the website. These cookies help provide information on metrics such as the number of visitors, bounce rate, traffic source, etc.

No cookies to display.

Performance cookies are used to understand and analyze the key performance indexes of the website which helps in delivering a better user experience for the visitors.

No cookies to display.

Advertisement cookies are used to provide visitors with customized advertisements based on the pages you visited previously and to analyze the effectiveness of the ad campaigns.

No cookies to display.

トップページ >温泉宿とその女将たち

投稿日:2021.03.10 Wed

更新日:2023.03.31 Fri

岩手県 新安比温泉「静流閣」 女将 橋本英子さん

岩手県 新安比温泉「静流閣」 女将 橋本英子さん

北東北3県のちょうど中心、岩手県の八幡平市にたたずむ新安比温泉「静流閣」。敷地内から自噴する塩の湯は塩分濃度が海水の2倍という全国でも珍しい泉質。この名湯が評判を呼んで日帰り温泉施設から旅館になり、そして現在はリゾートホテルのようなモダンな趣も加わって湯治とリラックスを両方欲張れます。安比まいたけなど山の恵みを使った料理もお楽しみのひとつ。知る人ぞ知る「美人・若返りの湯」を堪能する極上の休日はいかがですか。

自噴する「金の湯・銀の湯」、爽やかな露天風呂を湯めぐり

自噴する「金の湯・銀の湯」、爽やかな露天風呂を湯めぐり

敷地内の地下から自噴する2つの源泉「金の湯」「銀の湯」は太古の海水が湧き出したもので、塩分濃度が海水の約2倍。どちらも成分はほぼ同じですが、金の湯は淡い赤褐色の濁り湯、銀の湯はまろやかな半透明の湯が楽しめます。銀の湯に掲げられた「らくらく湯」の看板は、この湯を贔屓にしていた瀬戸内寂聴師が命名し揮ごうしたものだとか。また露天風呂はラジウム鉱石人工温泉で満たされ、大自然の中で緑や風を感じながらのんびり浸かれます。「ぽかぽか温まり、ぐっすり眠れる」と話す地元ファンが多く、日帰り利用も可能です。

北東北の旬の美味が花盛り、料理にもうっとり

北東北の旬の美味が花盛り、料理にもうっとり

岩手、秋田、青森の中心という立地を生かし、山海の幸をふんだんに生かした和食を味わえます。とくに近所の農家から毎日届く無農薬栽培の安比まいたけを使った炊き込みご飯は大人気。まいたけやおこげの風味が相まって〆までお楽しみが続きます。またグレードアップ御膳は、岩手牛のすき焼き、アワビ・カニのチーズフォンデュンデュといった豪華な内容で記念日のお祝いにもぴったりです。この道40年の和食料理長を筆頭に、今年度から洋食出身のスタッフも加入。バリエーション豊富なお料理と女将が目利きしたおしゃれな器が融合し、心もお腹も満たされます。

ベッドを備えた和洋室へと続々リニューアル

ベッドを備えた和洋室へと続々リニューアル

2016年に4階客室がリニューアルし、シモンズ社製ベッド2台を備えた和洋室が誕生しました。畳の上に足を伸ばせる旅館の寛ぎ、そして上質なベッドの眠りも満喫できると好評。シックな壁紙や陶器のボウルをあしらった洗面台など、おしゃれなインテリアに心がときめきます。2021年4月から全館禁煙になるほか、ゴールデンウィーク頃から2階の全室もローベッドを置いた和ツインに変わる予定。リニューアルしたばかりの客室をひと足お先に楽しんでみては。

山の中の別荘をモチーフにした、デザイナーズロビー

山の中の別荘をモチーフにした、デザイナーズロビー

女将を継承後、最初に全面リニューアルしたのがこのロビー。スタイリッシュな暖炉とライブラリーが彩るモダンなロビーは、まさに隠れ家リゾートのような趣。暖炉の縁やフロントカウンターには南部鉄器に漆をかける作品で知られる流工房の手仕事が光り、伝統工芸の美しさにも触れられます。静かで落ち着けるラウンジで、好きな本とドリンクを片手にゆったり寛いでみませんか。

50代で女将に転身し、10年で大胆に変革

50代で女将に転身し、10年で大胆に変革

夫婦でスーパーやスキー場のレストランを経営していた橋本英子さんが静流閣の女将になったのは、子育てが一段落した51歳の時でした。「静流閣は日帰りの湯から始まり、義父が前経営者から引き継いで団体客をターゲットにした旅館に。その後個人客やネットシフトに対応するため、私たち夫婦が受け継ぐことになりました。『明日から女将に』ぐらいの急展開でしたね(笑)」。元々跡を継ぐ予定はなく旅館業は知識ゼロからのスタート。現場で学ぶと同時に、女将会や後継者セミナーなど外部の会合へ積極的に顔を出しました。「女将の皆さんがすごく親切で『いい時も悪い時も経験してきたから』と教えてくださるんです。おかげで世界が広がりました」。
業界の時流をつかんだ後は即、実践。1年目からデザイナー監修のもとロビーを大改装、2年目には露天風呂、6年目にレストランと次々リニューアルを進めます。「先行投資を決断しました。主人は驚き、毎晩話し合いでしたね」。この大胆な改革は、名湯を残したいという想いから。「『この温泉をなくさないで』というお声をよく頂戴します。地域やファンの皆様のためにも、旅館をより多くの方に知っていただくのが使命です」とにっこり。女将になって10年余り、「あっという間でした」と振り返る橋本さん。今は息子さん夫婦へ少しずつ引き継ぎながら、同居するお孫さん5人の子育てサポート、全旅連女性経営者の会の参加やいわておかみ会会長などで多忙な日々を送っています。アイデアと機動力で名湯に活気をもたらす、かっこいい女将です。

新安比温泉 静流閣
住所/岩手県八幡平市叺田43-1
TEL/0195-72-2110

Posted by

Drive! NIPPON編集部

Drive! NIPPONは、「クルマでおでかけするすべての大人たちへ」をコンセプトに、日本各地の魅力的な観光関連情報の発信とともに、素敵な「ドライブ」「旅行」「おでかけ」を演出する様々なサービスを提供していきます。

RECOMMENDED

東北エリアのおすすめ記事

» language / 言語