星野リゾートが運営する「星野リゾート 界 長門」は、西日本旅客鉄道株式会社と長門湯本温泉まち株式会社と共同で、旅の途中から非日常を体験できる列車、柑橘香る「ゆずきち号」を企画しました。長門湯本温泉が山口県の旅の拠点となり、旅先での滞在中だけでなく移動中も非日常の体験をしてほしい、という三者の思いから誕生したものです。
ゆずきち号では、山口県で親しまれている柑橘「夏みかん」や「ゆずきち」の香りが広がり、車窓から望む海を眺めながら、萩焼の器で提供するアフタヌーンティやオリジナルドリンクを楽しめます。また、乗車前後には長門湯本温泉の宿に宿泊し、温泉に浸かり、伝統工芸に触れ、地域の豊かな食材を味わい、温泉街をそぞろ歩きし、地域の魅力をたっぷりと感じることができます。
■長門湯本温泉観光まちづくり計画
2016年1月に星野リゾートが「長門湯本温泉マスタープラン」の策定を受託し、以後、温泉旅館ブランド「界 長門」の進出を含め、地域・民間・公共が連携した温泉街再生に向けた取り組みを進めました。全国温泉地ランキング TOP10入りをするための戦略として同社が策定した基本方針は、全国の温泉地を分析した上で「自然を生かした魅力的な温泉街を持つ温泉地」を目指すことでした。そこで、長門湯本の地形や観光資源などで魅力的な温泉街に必要な6つの要素「外湯」「食べ歩き」「文化体験」「回遊性」「絵になる場所」「休む・佇む空間」を表現し、土地の魅力を最大化できるようなリノベーションを提案しました。この提案をもとに長門市が策定した計画が「長門湯本温泉観光まちづくり計画」(2016年8月)です。「界 長門」の着工をはじめ、長門湯本温泉のシンボルともなる「恩湯(おんとう)」リニューアルや、地域の食材を中心に提供する食事処やカフェ設立など、さまざまな取り組みが行われ、2020年3月にハード整備が完了しました。
注)「ゆずきち号」の新下関駅発~長門市駅着と、長門市駅発~新下関駅着の車内では、体験できる内容が異なります。
【「ゆずきち号」概要】
運行:2021年6月15日・17日、7月13日・20日、9月8日・29日(計6日間)
運行区間:新下関駅 9:59発、長門市駅 12:16着/長門市駅 15:33発、新下関駅 17:50着
含まれるもの:車内に漂う柑橘の香り、長門市の皆さんのお出迎え・お見送り、記念乗車証
・新下関駅→長門市駅 萩焼の器で楽しむアフタヌーンティ、オリジナルブレンドティ作り
・長門市駅→新下関駅 ゆずきちを使ったスイーツボックス、ドリンク、萩焼の車内販売
定員:最大40名
予約:指定旅行会社の専用ページにて予約
6月15日、6月17日、7月13日(往路・復路)|阪急交通社
URL:https://bit.ly/3a3uCLO
7月20日、9月8日、9月29日(往路・復路)|日本旅行
URL:https://bit.ly/3wZw5wP
備 考:
・宿泊付きだけでなく、日帰りツアーも利用可能(日帰り時の予約・詳細は各社の専用ページ参照)
・山陰線観光列車「〇〇のはなし」車両を使用
<旅行商品一例 阪急交通社>
プラン名:「柑橘香る 柑橘列車 ゆずきち号」貸切とあの星野リゾート 界 長門に泊まる3日間
発地:JR 新大阪駅・新神戸駅
料金:110,000円~(2~3名1室利用時1名あたり、サービス料・税込)
含まれるもの:宿泊及び夕朝食、新幹線乗車券・特急券、ゆずきち号片道乗車券、長門湯本温泉観光、昼食2回
備:界 長門の宿泊は1泊のみ、もう1泊は他エリアに宿泊
【星野リゾート 界 長門】
江戸時代、歴代の藩主もたびたび湯治に訪れていた長門湯本温泉。「長門湯本温泉観光まちづくり計画」の一環として、2020年3月12日に開業しました。山口県内には多くの武家屋敷が現存し、長門湯本温泉へ湯治に訪れていたとされていることから、テーマは武家文化を体現した「藩主の御茶屋屋敷」。山口県の伝統工芸、萩焼・徳地和紙・大内塗・萩ガラスがあしらわれた客室や、床の間の掛け軸を表現したロビーなど、地域の文化をあしらった設えの中で、美肌の湯と新しい雅を堪能できます。
URL:https://kai-ryokan.jp/nagato/
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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