自然と神話伝説の島・淡路島。「古事記」では、イザナギとイザナミが初めて造った島と言われています。淡路島には、そんな神話や歴史に加え、瀬戸内海の夕陽を楽しめる景勝地、季節の花々を楽しめるスポットがたくさん。心地よい初夏の風を感じてドライブしませんか?
(写真提供:あわじ花さじき)
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※2021年5月現在、お出かけに関しては政府や各自治体の指示や呼びかけ、感染症対策などに従っていただきますようお願いします。また、各施設の最新情報は公式HPなどでも確認することをおすすめします。引き続き、Drive! NIPPONでは今後の旅の計画に、また、読むだけでも旅行気分が楽しめるような日本各地の情報をお届けします。
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目次
広大な敷地で終日楽しめる!「兵庫県立淡路島公園/淡路ハイウェイオアシス/ニジゲンノモリ」
明石海峡大橋を望む広大な都市公園、淡路島公園は、ドライバーにおすすめ。淡路ハイウェイオアシスゾーン、森林浴を楽しめる森のゾーン、アスレチックが人気の交流ゾーンの3エリアに分かれています。淡路ハイウェイオアシスへは、神戸淡路鳴門自動車道の淡路SAに直結していて、5つの島レストランや約1300種の淡路島特産品が揃う物産館があり、淡路島の玄関口ともいえるスポットです。公園内では、ローラースライダーなどがある広場や、明石海峡大橋を一望できる展望台、季節の花が敷地内に咲き誇り、シーンに応じて思い思いに過ごすことができます。初夏は「花の谷」から「アジサイの谷」にかけてのアジサイが見ごろ。季節の草花、木々を眺め、鳥の声を聞く豊かな時間を過ごしてください。
さらに、園内の「ニジゲンノモリ」では、クレヨンしんちゃんやNARUTO、ゴジラなどのアトラクションや、夜の森散策「ナイトウォーク火の鳥」も楽しむことができます。ゴジラはシニア世代までにわたる往年のファンも集うスポットになっているのだとか。今年度にドラゴンクエストのアトラクションもオープン予定です。
※アトラクション、飲食店等の営業状況はそれぞれのHPをご確認ください。
(写真提供:ユーアールエー株式会社)
淡路島公園
住所 兵庫県淡路市楠本2425-2 TEL 0799-72-5377 URL http://www.hyogo-park.or.jp/awajishima/
淡路ハイウェイオアシス
住所 兵庫県淡路市岩屋大林2674−3 TEL 0799-72-0220 URL http://www.awajishimahighwayoasis.com/
花の島・淡路の代名詞。レストランも必見の天空の花畑「兵庫県立公園あわじ花さじき」
あわじ花さじきは淡路ICから12分ほどの高原にある公園です。大阪湾を借景に、四季折々のお花を楽しむことができます。初夏は紫のバーベナで美しく染まる花畑に、五感が刺激されますよ。広大な牧草畑を刈って地上絵を描くアート「アースワーク」など、フォトジェニックなスポットも。園内のカフェレストラン「Galleri(ギャラリ)」は、ミシュランガイド東京で7年連続星を獲得した前田慎也シェフがプロデュースした、デンマークのオープンサンド「スモーブロー」が楽しめます。一大パノラマを眺めながら、色鮮やかなお料理を堪能してください。
(写真提供:あわじ花さじき)
住所 兵庫県淡路市楠本2805-7 TEL 0799-74-6426 開園時間 9:00~17:00(最終入園16:30) 休園日 無休(年末年始は休園あり) 入園料 無料 駐車場 200円 URL https://www.hyogo-park.or.jp/hanasajiki/
伊弉諾大神と伊弉冉大神を祀る日本最古の神社「伊弉諾神宮」
『古事記』、『日本書紀』に記された「国生み神話」で、日本をお生みになったとされる伊弉諾大神(イザナギオオカミ)と伊弉冉大神(イザナミオオカミ)を祀る神社が、伊弉諾神宮です。伊弉諾大神が天照大神に国家統治を委譲した後余生を過ごしたとされる「幽宮(かくりのみや)」の跡地に建てられた神話ゆかりの神社として、多くの参拝客が訪れています。境内には、伊弉諾大神と伊弉冉大神が宿るご神木「夫婦大楠」があり、夫婦円満、安産子授、縁結びなどの御利益があるとされ、夫婦やカップルにも人気の神社です。
(写真提供:伊弉諾神宮)
住所 兵庫県淡路市多賀740 TEL 0799-80-5001 駐車場 あり
高さ21.7m!日本三大鳥居の1つ。国生みの聖地「おのころ島神社」
国生みの二柱である伊弉諾命・伊弉冉命をご祭神とし、年中多くの参拝客が訪れる神社です。二神をお祀りすることから、良縁堅固・夫婦和合などにご神徳があるとされています。さらに、摂社に八百萬神社を構えることから、学業成就、交通安全、商売繁盛などにもご利益があります。国土創世時に二神がお立ちになったという「天の浮橋」や、夫婦円満・良縁のご利益があるとされる「鶺鴒石」、「安産のお砂利所」など参拝スポットも多く、神社周辺にも神話ゆかりのスポットが豊富。あわじ花へんろ第57番札所にもなっており、季節の花々も見所の1つです。
(写真提供:淡路島観光協会)
住所 兵庫県南あわじ市榎列下幡415 TEL 0799-42-5320 URL http://www.freedom.ne.jp/onokoro/
神聖な空気のなかマイナスイオンを浴びる「鮎屋の滝」
淡路島で滝といえばこちら。鮎屋ダムの下流にあり、その落差は14.5m。激しい水音と、少しひんやりとした空気で、神秘的な空間に誘ってくれます。接近して眺めることができるので、マイナスイオンを浴びながらしばし癒しのひとときを過ごしてください。あわじ花へんろ第61番札所になっており、春の桜、秋の紅葉スポットとしてもおなじみ。初夏~夏には、ホタルも飛び交います。車の場合は、駐車場近くは道幅がかなり狭いので要注意。
※2021年5月現在駐車場閉鎖中。詳細はTELにてお問合せください。
(写真提供:淡路島観光協会)
住所 兵庫県洲本市鮎屋 TEL 0799-22-3321(洲本市役所商工観光課)
国生み神話ゆかりのはじまりの島「沼島(ぬしま)」
沼島は、南あわじ市の離島で、島全体が勾玉のような形状をし、神々が創った最初の島「おのころ島」だという伝説が残っています。伝説ゆかりのおのころ神社はじめ神社が豊富にあり散策が楽しめます。注目は奇岩。国生み神話ゆかりの「上立神岩」など、興味深い岩々が見られます。おすすめは周遊船。ユニークな岩礁を観光できますよ。夏場は抜群の透明度を誇る沼島海水浴場で海を満喫するのもおすすめです。アクセスは、灘の土生港から船で10分とすぐ。毎時間運航しているので便利です。
(写真提供:淡路島観光協会)
沼島観光案内所
TEL 0799-57-0777 URL http://nushima-yoshijin.jp/
沼島汽船
TEL 0799-56-0644(土生待合所) URL http://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/toshi/nusima1.html
まとめ
淡路島は島内北から南まで1時間程度で横断できるため、ドライブがしやすい島でもあります。瀬戸内海、大阪湾、明石海峡、鳴門海峡と美しい海景色が楽しめるほか、島全体が豊かな自然に恵まれていてとても気持ちよくドライブができます。伝説も興味深く、淡路島は国生み神話ゆかりの地として、日本で最初に生まれたといわれます。伊弉諾神宮の「陽の道しるべ」によると、伊弉諾神宮を中心に全国の神社が設立されているばかりか、それが太陽の運行とリンクしているといいます。はじまりの島たる不思議な魅力、ロマンが詰まった島ですね。
(文:ゴトウクミコ)
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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