大阪市内から車で約1時間、関西国際空港からは約30分のところに位置する「犬鳴山温泉」。国定公園内の日本遺産「日根荘」内にあり、大阪府唯一の温泉郷として多くの観光客に親しまれています。
賑やかな大阪のイメージとは違い、自然豊かな場所にたたずむ「不動口館」の魅力を女将の河原千晶さんに伺いました。
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目次
清流・犬鳴川のせせらぎを聞きながら過ごす
全10室ある全てが犬鳴川に面しており、川のせせらぎを聞きながら絶景を堪能することができます。全部屋が和室で統一され、古き良き旅館の趣を感じながらゆったりと過ごすひとときは格別。
大切な日の宿泊には、露天風呂付き客室をぜひ。誰にも邪魔されることなく、開放的な気分を味わえます。送迎用のマイクロバスも用意されているので、観光スポットとの行き来も便利ですね。
美人の湯と謳われる名泉で疲れを癒す
大阪府唯一の温泉郷で、泉質は単純硫黄冷鉱泉。とろりと肌にまとわりつくような湯は「美人の湯」ともいわれ、女性に人気。筋肉痛や関節痛、慢性皮膚病などにも効果があり、じっくりと体を癒したい人にもおすすめ。犬鳴川に面した露天風呂に浸かれば、川の流れる音や小鳥のさえずり、カジカガエルの澄んだ鳴き声が聞こえてきます。渓流沿いならではのロケーションが楽しめる温泉です。
野菜や肉、魚、米など地元産にこだわった会席料理
地元の泉州野菜や新鮮な魚、ご当地豚の犬鳴ポーク、市場に出回らない貴重な大木米など、地元ならではの食材をふんだんに使用した料理がそろいます。鍋料理は通年で楽しめ、3種類の味噌をブレンドした犬鳴ポーク味噌鍋や、夏には大阪名物の鱧鍋、冬にはてっちりなどが人気。一年通して旬の食材を味わえます。
お土産でも地元の魅力を発信!女将の「こだわりカレー」を開発
お土産コーナーには、泉州タオルやはちみつなど地元のものを置くようにしているのだとか。女将自身が足を運んで調達する品の数々には、「宿でゆっくり大阪のお土産を見ていただけるように」との思いが込められています。特におすすめなのが、大阪の仲良し女将4人で開発した「なにわの女将の牛すじカレー」。大阪の魅力をPRしたい!という一心で試行錯誤を重ねた一品です。自宅用にもプレゼント用にもぴったりなお土産です。
接客業が好きで女将に。どんな時でも旅館のことを思う
結婚した当初は専業主婦だったという河原さんですが、もともと接客業が好きだったため、自然と手伝うように。実践を通して女将としての素養を学び、現在は従業員が働きやすい環境づくりにも注力しています。
活発でありながらおしとやかな一面もある魅力的な河原さん。「趣味はママさんバレーと生け花。バレーはとにかく体を動かしてリフレッシュしています。生け花はお仕事の延長でもありますが、集中できるので時間を忘れて没頭してしまいますね。普段はなにをしていても旅館のことを考えている性格なので、頭を空っぽにして打ち込める趣味の時間をとても大切にしています」
現在は、旅館業を息子さんの代に事業を継承していきながら、ゆったりと仕事に向き合っているとのこと。旅館や地元の魅力を伝え続ける明るい女将に、こちらも元気をもらえそうです。
犬鳴山温泉「不動口館」
住所/大阪府泉佐野市大木7
TEL/072-459-7326
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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