ズワイガニの中でもトップブランドである「越前がに」。越前がに漁の解禁日は毎年11月6日です。
その越前がに漁解禁に合わせて毎年行っているカニの祭典「越前かにまつり」は、新型コロナウイルスの影響で、昨年に引き続き2年連続の開催中止となってしまいました。
楽しみにしていた方も多かったこのイベントの代わりに、今年も、昨年同様に「越前がに朝市」を週末を中心に開催することが決定しました。
■「越前がに」とは?
福井県の港に水揚げされるズワイガニのことで、毎年11月6日に「越前がに」の漁が解禁します。
日本海の荒波と厳しい寒さに育てられた「越前がに」はズワイガニの中の王様としられ、甘くひきしまった肉質で知られる最高級品種で、ブランドマークの入った黄色いタグ付きのカニは「越前がに」の証です。
■越前がに「極」登場!
2015年から登場した最高級ブランドとして「越前がに極」。重量1.5kg以上(水揚げ時)、甲羅幅14.5cm以上、爪幅3cm以上の基準を満たした越前がにのみに専用のタグが取り付けられます。全体水揚げ量の約0.05%しか対象とならないと言われています。越前町では新たに「極」の専用タグを作り、さらなるブランド力の向上に努めています。
「越前がに朝市」では、越前がにの即売はもちろん、越前がれいや甘えびなど越前の美味しい魚介類も販売されます。また、テイクアウト品に限りますが、簡単な海鮮グルメも販売予定。
【開催概要】
期間:2021年11月13日(土)~28日(日)の間の土日(計6日間)
時間:9:00〜14:00
会場:道の駅越前にぎわい広場(福井県丹生郡越前町厨71-335-1)
内容:
・越前がにの即売
・干物や鮮魚など越前の海の幸の即売
・海鮮グルメ等のテイクアウト販売 など
問い合せ:越前かにまつり実行委員会(越前町観光連盟内)
TEL:0778-37-1234
<「越前がに」のまち、越前町>
■黄色のタグ、発祥の地
今では全国で定番となったタグ付きブランドガニ。越前町漁業協同組合が、全国で初めて1997年にセリ前のカニにタグを取り付けるブランド化を行いました。それが福井県内の他の漁業組合に広がり、今では黄色のタグは越前がにとして、ブランドイメージが定着しています。
この黄色いタグは、標識票といい、産地証明タグのことで、越前がにの右側のはさみの根元部分に取り付けられています。さらにタグの裏側には水揚げ港が表記され、「越前港」がまさに本場越前がにの証です。
■漁獲量、福井県No.1
福井県内の4つの港で水揚げされる越前がに。その中でも、もっともと多くの水揚げがあるのが越前町の港です。越前で水揚げされた越前がにが、福井県内や全国のお店に届けられます。もちろん一番多く流通するのは、地元越前町。新鮮な越前がにが豊富にあることで、越前町の旅館や民宿、お食事処では新鮮でおいしい越前がにをいつでも食べられ、魚屋さんでたくさん買うことが出来るのです。
■かに漁船、福井県最多
越前町には、小型・大型含め約50隻の底びき網漁船があります。これは福井県内最多を誇り、越前がに漁の中核を担っています。しかし、この越前でも年々漁船の数は減り、後継者不足の問題は全国共通です。それでも、福井県の、全国の台所を支えているという自負が、港町越前を支え、そして多くの越前がにをはじめ新鮮な越前の魚を供給し続けています。
■越前港は、カニの漁場まで最も近い港
越前がにの味の決め手は、何といっても鮮度。越前町の港は、漁場である越前岬沖まで最も近く、獲れたズワイガニを活きの良いまま持ち帰ることができます。これが、越前がにがズワイガニの中でもトップブランドである所以であり、越前町が他のどの産地にも負けない、越前がにの本場である理由です。越前町で越前がにを食べずに、越前がには語れないのです。
▼詳しくは、以下の「越前がにブランドサイト」をご覧ください。
https://www.town-echizen.jp/echizengani/
Posted by
Drive! NIPPON編集部
Drive! NIPPONは、「クルマでおでかけするすべての大人たちへ」をコンセプトに、日本各地の魅力的な観光関連情報の発信とともに、素敵な「ドライブ」「旅行」「おでかけ」を演出する様々なサービスを提供していきます。