トップページ >特集

投稿日:2021.11.09 Tue

新潟・阿賀野で白鳥の飛来を見物!温泉やグルメなど周辺スポットを巡る小旅行

新潟・阿賀野で白鳥の飛来を見物!温泉やグルメなど周辺スポットを巡る小旅行

新潟の晩秋から冬の風物詩といえば白鳥の飛来です。県内には白鳥を見物できるスポットが複数ありますが、特に注目したいのが阿賀野市の瓢湖。美しく佇む白鳥たちを間近に眺められ、湖を埋め尽くすほど集まった多種類のカモたちに圧倒されます。車で旅行する方は、道中の田んぼを良く眺めてみてください。エサである落ち穂をついばむ白鳥たちの姿を観察できるはず。また、市内のあちこちでは、白鳥を象ったグッズやお菓子などのお土産を購入可能。白鳥のまち・阿賀野を存分に堪能できます。白鳥見学の他にも、阿賀野市はお楽しみがいっぱい。伝統工芸品「安田瓦」の魅力を知る観光施設、地元で人気のランチスポット、和素材×ショコラがコンセプトのチョコレート専門店、そして足湯や日帰り入浴ができる温泉郷にも足を延ばしてみてはいかがでしょうか? 寒い季節だからこそ楽しめる阿賀野市の小旅行へいざ出発!

5,000羽以上の白鳥とカモがひしめく光景は圧巻!「瓢湖水きん公園」

5,000羽以上の白鳥とカモがひしめく光景は圧巻!「瓢湖水きん公園」

白鳥の飛来地として全国的にも有名な瓢湖。ラムサール条約登録湿地でもあるこの湖を中心に、散歩コースや遊具を設置しているのが「瓢湖水きん公園」です。毎年10月~3月に白鳥が飛来し、多いときには5,000羽以上に達することも。白鳥のほかに種類が豊富なカモの数も1万羽以上、湖を埋め尽くす鳥たちの姿に圧倒されます。ぜひ見物してほしいのが、瓢湖名物「白鳥おじさん」によるエサやり。シーズン中、火・水曜日を除く1日3回(9時・11時・15時)行い、「こーい、こーい!」のかけ声と共に鳥たちが集まり、エサに群がる様子は大迫力!ちなみに日中、白鳥たちはエサを求めて周囲の田んぼへと飛び立ちます。湖に佇むたくさんの白鳥の姿を見たいなら、時間帯は早朝か夕方がベストです。公園内には、おみやげを販売するショップや瓢湖の歴史を紹介する「瓢湖観察舎」があり、遊歩道には水鳥の紹介パネルも展示されていて、白鳥やカモの魅力をたっぷりと楽しむことができます。

住所 新潟県阿賀野市水原313-1  TEL 0250-62-2690(公園管理事務所)  駐車場 360台  

チョコレートの新たな魅力に出会える専門店「しょこら亭」

チョコレートの新たな魅力に出会える専門店「しょこら亭」

「和の素材とチョコレートの融合」をコンセプトにしたチョコレート専門店。阿賀野川のたもと保田地区の本店と、瓢湖のほとりに佇む瓢湖店の2店あり、ショコラやケーキ、パン、ソフトクリームなどを販売しています(現在、テイクアウトのみでイートインは休業中)。新潟県上越産味噌のラスクや新潟県村上産雪国紅茶の生チョコなど、魅惑的なメニューが多数のなか、一押しはお猪口に入った「麒麟山利き酒ショコラ」。阿賀町の蔵元・麒麟山酒造の吟醸酒を練り込んだ生チョコは、高カカオと定番の2種類で食べ比べをするのが楽しい逸品です。さらに秋冬にぜひ味わってほしい「ホットチョコレート」は、ベルギー産チョコレートと北海道産生クリーム・牛乳がまろやかに口の中でとろける贅沢な美味しさ。チョコレートでコーティングしたバームクーヘン「プラリネバーム」は華やかでギフトにもぴったりです。チョコレート好きにはたまらない専門店で、新たなショコラの魅力を発見してみてください。

しょこら亭 本店
住所 新潟県阿賀野市保田1398-1  TEL 0250-68-5370  営業時間 9:30~18:00  定休日 月曜  駐車場 20台  

しょこら亭 瓢湖店
住所 新潟県阿賀野市外城町15-22 TEL 0250-62-7302  営業時間 10:00~17:30  定休日 月曜  駐車場 なし  

伝統工芸品・安田瓦のアート作品に癒される「やすだ瓦ロード」

伝統工芸品・安田瓦のアート作品に癒される「やすだ瓦ロード」

江戸時代から続く阿賀野市の伝統工芸品である「安田瓦」。強度や耐寒性に優れ、味わい深い鉄色をしており、一般住宅から神社仏閣まで幅広く使われています。この安田瓦の魅力を目で見て楽しめるのが「やすだ瓦アート」です。約1.2kmの道沿いには、ユニークな瓦装飾のオブジェが点在し、絶好の撮影スポットとなっています。大きな鬼の形をした瓦や、瓦素材で作ったネコのお散歩姿、レトロな雰囲気の瓦飾りバス停など、どれも温かみがあって心がほっこりするはず。瓦のアート作品を眺めながらゆっくりと歩くことで、レトロなまちの風情を感じられます。工房見学OKの瓦工房、瓦の絵付け体験ができるショップ、陶芸作品を購入できる安田焼・庵地焼の窯元など、ぜひ立ち寄りたいスポットもいっぱい。やすだ瓦ロードを詳しく解説したパンフレットは、観光施設「瓦テラス」をはじめとしたロード内のお店で手に入ります。

住所 阿賀野市保田7372(安田瓦協同組合)  TEL 0250-68-2112  

「安田瓦の器」で提供される地元産養殖うなぎが名物「瓦テラス」

「安田瓦の器」で提供される地元産養殖うなぎが名物「瓦テラス」

やすだ瓦ロードのスタート地点にある拠点「瓦テラス」。地域の伝統産業品である安田瓦を約12,000枚使用したモダンな建物の中には、瓦の魅力を堪能できるレストラン、カフェ、ショップが並んでいます。ランチにぜひ食べてほしいのが、地元の養殖うなぎ「あがの夢うなぎ」。阿賀野川の伏流水で育てられたうまみたっぷりのうなぎの丼ぶりは、思わず頬がゆるむ美味しさ!安田瓦と同じ素材で作られたオリジナルの器でいただくことができます。カフェには、地元の酪農場でとれた生乳100%を使用したソフトクリームや鬼瓦を模した大判焼き、ミニパフェの他、安田瓦の器で提供されるしょうゆラーメンも。大人も子供も喜ぶメニューがそろっています。お腹が満たされたら、ショップスペースでおみやげ探しはいかがでしょうか。安田瓦と同じ素材で作るお皿やカップ、阿賀野の里山で収穫したはちみつ、地元蔵の特製醤油など、地域の魅力が詰まったアイテムの数々はどれも素敵です。

住所 新潟県阿賀野市保田7373-1  TEL 0250-47-8530  営業時間 カフェ・ショップ:10:00~17:00
レストラン   :11:00~15:00
 
定休日 水曜  駐車場 50台  

作り手の温かみを感じる旬素材のケーキと料理「パティスリー&レストランまめふく」

作り手の温かみを感じる旬素材のケーキと料理「パティスリー&レストランまめふく」

2階建ての建物の1階がケーキ店、2階がレストラン。「パティスリー&レストランまめふく」はご夫婦で営む地元でも人気のお店です。奥さまが作るケーキは、季節のフルーツたっぷりで目にも鮮やか。秋冬は、新潟県産和栗のモンブランやタルト、長野県産紅玉りんごのタルトタタン(要予約)など期間限定商品がどれも魅力的。手みやげにもぴったりな焼菓子も充実しています。
フレンチやイタリアンなど幅広く経験を積んだご主人が腕をふるうレストランでは、旬食材や自家製にこだわった料理を提供。ランチはパスタ・魚料理・肉料理から選ぶことができ、充実した内容ながらリーズナブル。化学調味料をいっさい使わず、素材の旨みを引き出すべくていねいな仕込みをしているのが美味しさの秘密です。作り手の温かさが伝わってくる料理をいただくことで幸せな気分に浸れます。

住所 新潟県阿賀野市緑町20-8  TEL 0250-63-2160  営業時間 1Fパティスリー:11:00~21:00
2Fレストラン :11:00~15:30(L.O.14:30)
        17:00~21:00(L.O.20:00)
 
定休日 水曜  駐車場 12台  

足湯や日帰り入浴で体をポカポカに、天然ラジウム温泉「五頭温泉郷」

足湯や日帰り入浴で体をポカポカに、天然ラジウム温泉「五頭温泉郷」

瓢湖から車で約10分、五頭山のふもとにある「五頭温泉郷」は10の宿が集まる温泉地です。出湯(でゆ)、今板、村杉の3つのエリアがあり、そのすべてが効能の高い天然ラジウム温泉。神経痛や筋肉痛、婦人病などさまざまな効果があるといわれ、各地から多くの人々が訪れています。
おすすめは村杉温泉「薬師の足湯」(協力金100円)。気軽にぶらりと立ち寄れる足湯で、ジェット、バブル、足裏マッサージの3種類を楽しめます。実はラジウム温泉は、湯けむりを吸うだけで健康パワーが得られるのが特徴。足湯でもじゅうぶんに効能を感じられるのは嬉しいですよね。また、足湯のすぐ近くにある、無料で源泉水が飲める「一号井飲泉所」にもご注目を。無味無臭で効能が高いこの水を求めて、市内外から容器持参で訪れる人たちであふれる名物スポットです。その他、各宿の日帰り温泉や共同温泉など、ふらっと立ち寄れる入浴場が充実しています。

住所 新潟県阿賀野市村杉  TEL 0250-61-3003(五頭温泉郷旅館協同組合)  定休日 施設によって異なる  

まとめ

阿賀野市を訪れるのなら、白鳥見物だけではもったいない!今回はご紹介しきれませんでしたが他にも魅力的なスポットがたくさんあります。江戸時代から続く技法で染める手ぬぐい専門店「越後亀紺屋 藤岡染工場」、ヤスダヨーグルト工場直営ショップ「Y&Yガーデン」、生キャラメル大福が名物の和菓子店「龍宝堂」は地元客にも観光客にも人気です。手土産として、おどけた表情がかわいい「三角だるま」、新潟名物「笹だんご」などもぜひゲットしてみてくださいね。

(文:渡辺まりこ)

Posted by

Drive! NIPPON編集部

Drive! NIPPONは、「クルマでおでかけするすべての大人たちへ」をコンセプトに、日本各地の魅力的な観光関連情報の発信とともに、素敵な「ドライブ」「旅行」「おでかけ」を演出する様々なサービスを提供していきます。

  • facebook SHARE
  • X SHARE
  • Line SHARE

RECOMMENDED

中部エリアのおすすめ記事

» language / 言語