石川県の能登半島といえば、北陸地方の中央付近から日本海へ北に向けて突き出した半島。「里山里海の半島」とも呼ばれ、自然と人とが調和した美しい風景が、広範囲にわたり数多く点在しています。
今週は能登半島の富山湾に面した穏やかな海岸線、「内浦(うちうら)」エリアをご紹介。見どころいっぱいのシーサイドドライブを楽しみましょう。
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目次
大きな岩がそびえ立つ「見附島」を臨む
高さ28mもの大きな岩がそびえ立つ「見附島」は、能登半島最北端の珠洲市にある能登のシンボル的存在。その歴史は古く、弘法大師が布教のために佐渡から能登へと渡る際に発見したと言われています。先端部分が突き出ている形をしていることから別名「軍艦島」とも呼ばれています。引き潮の時間帯には、踏み石の上を歩いて島の近くまで行くことも可能。海を渡って大きな島にどんどん近づいていくと、さらに迫力を感じられます。付近の沿岸は「えんむすびーち」とも呼ばれる恋人の聖地。浜辺にある鐘を鳴らしたり、夜にはライトアップされた島を眺めたりしながら、穏やかなひと時を過ごしてみましょう。
住所 石川県珠洲市宝立町鵜飼 TEL 0768-82-7776(珠洲市観光交流課)
「イカの駅つくモール」でイカの魅力を余すところなく堪能!
能登町の特産品のひとつである小木の船凍イカ。「イカの駅つくモール」では、小木イカの漁について学べたり、レストランで実際にイカ料理を味わうことができたりと、小木イカの魅力を余すところなく堪能できます。巨大なイカのモニュメントの前では、イカに食べられるように写真を撮影するのがおすすめ。インパクト抜群の一枚になりそうですね!マリンレジャー施設も併設しているため、シーカヤックやSUP、海中の見える遊覧船などのアクティビティも充実。九十九湾そのものを楽しむこともできます。
住所 石川県鳳珠郡能登町越坂18-18-1 TEL 0768-74-1399
学んで観て味わう「能登ワイン」
東京ドーム6個分もの広大なぶどう畑を持つワイナリー「能登ワイン」。穴水町の特産品である牡蠣の貝殻を混ぜ込んだ、ミネラルが豊富な土壌で多品種のぶどうが丁寧に栽培されています。まるでヨーロッパの農村風景を思わせるような雰囲気の中で、醸造設備や樽で熟成する様子などを見学したり、約8種類ものワインをテイスティングしたりと、能登ワインの奥深さを心ゆくまで満喫できます。タイミングが合えば秋の収穫作業や仕込み作業を間近で見られることもあるのだとか。
併設された売店では、自慢の赤・白・スパークリングワインをはじめ、揚げ浜式でつくられた珠洲市の塩とコラボしたワイン塩や、企業と共同開発した商品なども購入可能。お気に入りの味わいを選んでみましょう。
住所 石川県鳳珠郡穴水町旭ヶ丘り5-1 TEL 0768-58-1577
能登近海にすむ魚たちを見ることができる「のとじま水族館」
今年で開館40周年を迎えた「のとじま水族館」では、日本海側で唯一の展示となるジンベエザメや、能登半島近海に生息・回遊している魚を中心に、400種類以上の生きものたちの生態を見ることができます。「のと海遊回廊」では、常時投影されているプロジェクションマッピングにより、海中を散歩しているかのような臨場感を味わえ、非日常の光景が広がります。人気のイルカ・アシカショーはもちろん、ペンギンのお散歩タイムやカワウソのおやつタイムなど、海の生き物とふれあえるプログラムも豊富です。
住所 石川県七尾市能登島曲町15-40 TEL 0767-84-1271
開湯1200年の歴史ある「和倉温泉」で疲れを癒そう
旅の締めくくりにはその土地の温泉に入って疲れを癒したいところ。海に面した和倉温泉は開湯1200年もの歴史がある温泉地で、名立たる旅館が数多く立ち並んでいます。のんびり宿泊してお湯を楽しむのもおすすめですが、露天風呂やサウナのある日帰り温泉「和倉温泉総湯」や、能登島大橋と穏やかな海を眺めながら足湯に浸かれる「湯っ足りパーク」など、お出かけの際に気軽に立ち寄れるスポットも。旅のプランに合わせて能登の名湯を堪能しましょう。
TEL 0767-62-1555(和倉温泉観光協会)
まとめ
2週にわたって石川県能登半島の魅力をお伝えしてきました。海の幸をふんだんに使用した地元ならではのグルメや、日本海が生み出した天然の絶景など、見どころが満載でした。お気に入りのスポットをチェックして、シーサイドドライブを満喫してくださいね。
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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