諏訪湖のほとりに位置する上諏訪温泉は、古くから豊富な湯が湧き出す湯どころであり、間欠泉や足湯も楽しめる人気観光地。諏訪湖エリアで最大の客室数をもつ「RAKO華乃井ホテル」は、個性豊かな温泉と美食が充実し、近年はワーケーションのステイ先としても注目を集めています。今回は、同ホテルの女将兼代表取締役、そして4つの旅館・施設を運営する「諏訪湖リゾート」代表でもある白鳥和美さんにお話を聞きました。
TABLE OF CONTENTS
目次
遮るものは何もない。諏訪湖ビューのテラスは宿泊者の贅沢
同ホテルの新名物といえば「KOHANNO TERRACE」。諏訪湖を一望できる屋上が改築され、宿泊者限定で寛げるウッドデッキのテラスへと生まれ変わりました。湖に面したカウンター席にはコンセントが設置されていて、パソコンを持参すれば青空の下でリモートワークが可能に。朝食バイキングでコーヒーをテイクアウトし、カフェ気分でゆったり過ごすのも格別です。冬の夜には願い事を書いて灯す「キャンドルナイト」が催され、幻想的な雰囲気に包まれます。
地酒風呂に地元の名石の湯。オンリーワンの温泉体験を
諏訪湖を見晴らす絶好のロケーションで、上諏訪温泉の名湯に浸れる温泉・スパエリア。穏やかな湖風が心地いい露天風呂に加え、信州ならではのオンリーワン体験をテーマにした個性的なお風呂がずらり。温泉に地酒を入れた「地酒風呂」ではほんのりお酒の香りに包まれ、アミノ酸の作用でつるつる肌を目指せそうです。下諏訪の黒曜石、伊那市の蛇紋岩、ゼロ磁場で名高い分杭峠の貴重な石を用いた湯もあり、湯めぐり気分を堪能できます。
わかさぎを熱々の天ぷらに。中華料理のコースにもときめく
料理長が趣向を凝らす、四季折々の会席料理に心躍ります。地元の名産品を生かした料理の中でも、揚げたて熱々の諏訪湖名物の公魚(わかさぎ)てんぷらは絶品で、お目当てにする方が多いとか。また中華レストランでは、温泉宿で味わう乙な中華のコース料理が楽しめます。宿泊予約時に、お好みの料理コースを選んで予約しましょう。朝食はバイキングで、好きなものを好きなだけどうぞ。
タイプ多彩な全155室。湖を望む和室で温泉宿の寛ぎを
和室から、ツイン・シングルの洋室まで、客室は全155室と多彩。温泉宿の落ち着いた風情を味わうなら、諏訪湖を望める和室がおすすめです。なかでも本館和室は窓辺にカウンター席が設えられ、刻々と表情を変える諏訪湖の絶景を眺められるのが至福。夏のイベント期間中は、諏訪湖に打ち上がる花火を鑑賞することもでき、とっておきの旅の思い出ができそうです。※花火の開催日程や、客室の眺望については予約時にご確認ください。
叩き上げで、女将そして社長へ。「喜びの連鎖をこれからも」
RAKO華乃井ホテルの女将兼社長を務める白鳥和美さん。新入社員からの叩き上げ女将という、少々珍しい経歴の持ち主です。「元々、当ホテルのオープニングスタッフとして入社しました。大学でスポーツ専攻だったので、最初はプールやフィットネスクラブのインストラクターとして採用されたんです」と笑う根っからの体育会系です。
料飲部なども経験する中、転機になったのは自ら企画したイベントでした。「お正月にお抹茶の振る舞いを企画し、着物でおもてなしを行いました。すると当時の社長から『女将として宴席のご挨拶などを担うのはどうか』と声をかけられ、27歳で若女将を拝命することに」。ホテル初の女将のため、当然、学びを得る先輩がいません。そこで白鳥さんは女将経験のある方を探して招き、心構えや作法について徹底的に指導を受けたそうです。
40歳で女将兼取締役になり、2017年には代表取締役社長に就任。女将と経営の仕事には、「ホテル一筋で邁進してきた経験が役立っています」と語ります。旅館や観光施設を運営する諏訪湖リゾートの社長や地元商工会の要職にも就くバイタリティあふれる白鳥さんですが、退くタイミングを今から心に決め、リーダー育成を進めているとか。「『喜びの連鎖を広げる』というホテルのビジョンは私自身の生き方そのものです。今後もお客様とホテルに関わる方皆様に喜びの輪を広げていきたいですね」とにこやかに話してくれました。
RAKO華乃井ホテル
住所/長野県諏訪市高島2-1200-3
TEL/0266-54-0555
Posted by
Drive! NIPPON編集部
Drive! NIPPONは、「クルマでおでかけするすべての大人たちへ」をコンセプトに、日本各地の魅力的な観光関連情報の発信とともに、素敵な「ドライブ」「旅行」「おでかけ」を演出する様々なサービスを提供していきます。
RECOMMENDED
中部エリアのおすすめ記事