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投稿日:2023.06.05 Mon

東京の紫陽花の名所『南沢あじさい山』が目指す、エコツーリズムからはじまる持続可能な観光名所

東京の紫陽花の名所『南沢あじさい山』が目指す、エコツーリズムからはじまる持続可能な観光名所

新宿から約1時間。自然豊かなあきる野市深沢地区にある『南沢あじさい山』では、2023年6月9日~7月16日の期間、里の山林斜面に1万株もの色とりどりのアジサイが咲き誇ります。毎シーズン、多くの人で賑わうこの『南沢あじさい山』では、さまざまな課題を抱えているといいます。

両親が眠るお墓への道に彩りを、と林道にあじさいの苗を植え始めてから約50年間、たった1人で1万株ものアジサイをはじめ、様々な季節のお花を植え続けた、現代の花咲かじいさん「ちゅういっちゃん」として親しまれている南澤忠一(90)さん。現在は高齢のため、存続が難しくなった忠一さんの活動とその想いに感銘を受けた地域の若者たちが、「南沢あじさい山」とその想いを未来へ引き継ぎ、毎朝お山の管理を行っています。管理にかかる費用は、クラウドファンディングなどを活用し、現在は地域と連携した新たな取組みにも動き出し、持続可能な観光地を目指しているのだそう。

■『日本の原風景広がる美しいお花の里を、未来に残したい』
桜やミツマタ、ハナモモ、椿など、春の深澤地区はアジサイ以外にもたくさんのお花が咲き、華やいだ里風景が楽しめます。元々ちゅういっちゃん独りで始まったお花の里づくりは、地域の賛同者達によって発足された「お花の会」や自治体の協力の下によって、現在は継続活動されています。

■マイカー規制と環境保護への挑戦
地域の方々の生活と密接に関わる里では、観光地が抱える交通渋滞と排ガスや騒音、違法駐車などによる自然環境破壊などの懸念が生じています。より多くの方々に知ってもらい訪れてほしい反面、里地域の環境を保護したいというジレンマ。そこで、この地域文化と自然環境を体験し、理解を深めてもらうエコツーリズムを推進する観光地とするため、先ずはじめにマイカー規制を導入。
マイカー規制することで守られた、より美しい日本の里の原風景をお楽しみください。

■東京で最も美しいお花の里を目指す「深沢地区」「南沢あじさい山」
あきる野市の地域資源として持続可能を目指すエコツーリズムで魅力を発信する「深沢地区」「南沢あじさい山」。美しい「南沢あじさい山」「お花の里」をより多くの方に観てもらいたいと願うものの、地域で暮らす方々への配慮やオーバーツーリズムによる問題など、観光地では様々な課題を抱えています。
現在、この地域が持つ自然や歴史・文化などの物語をしっかり発信し、地域理解を深めることを目的としたエコツーリズム観光地を目指した活動が行われています。

エコツーリズム観光地への取り組みはまだ始動したばかり。そんな大事に守られてきた「南沢あじさい山」のあるお花の里あきる野市深沢地域を訪れてみませんか。

【概要】
南沢あじさい山の会期:2023年6月9日~7月16日
名称 : 南沢あじさい山
住所:東京都あきる野市深沢368
アクセス:中央線 武蔵五日市駅から徒歩40分、タクシー、期間限定のシャトルバス(30分間隔)
(マイカー規制のため会場には駐車場はありません。武蔵五日市駅前の駐車場を利用ください)
Instagram: https://www.instagram.com/ajisai_yama/

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Drive! NIPPON編集部

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