日本の中心都市でもあった明日香にはたくさんの社寺・史跡が現存しています。さらに明日香の野菜やあすかルピーを使ったスイーツなど、一休みにぴったりのスポットも多数!ロマンあふれる古代都市をめぐる明日香村のドライブ旅へご案内します。
(写真提供:一般財団法人 奈良県ビジターズビューロー)
TABLE OF CONTENTS
目次
蘇我馬子が建立した日本最古の大仏を祀る「飛鳥寺」
日本で最初の本格的な仏教寺院・飛鳥寺。596年に蘇我馬子によって創建された飛鳥文化の原点ともいえるお寺です。当時は今の20倍もの敷地で、当時の金堂の位置に現在の御本堂があり、重要文化財でもある「飛鳥大仏」が安置されています。仏師・鞍作鳥によってつくられた現存する日本最古の大仏です。優しい目元とあいまって厳かな気持ちになりますよ。
境内には聖観世音菩薩が祀られている思惟殿や鐘楼、季節で表情を変える万葉の池などもあり、じっくりと過ごすことができます。西門から少し足を延ばしたところにある、穏やかな田園が広がる中に五輪塔が佇む「蘇我入鹿首塚」も必見です。
(写真提供:飛鳥寺)
住所 奈良県高市郡明日香村飛鳥682 TEL 0744-54-2126 駐車場あり
天井絵も近年話題!聖徳太子生誕の地「橘寺」
欽明天皇の別宮で、橘の宮のあったこの地を寺と改めたことが始まりとされている、橘寺。574年に聖徳太子がお生まれになったとされ、聖徳太子建立七大寺の一つに数えられています。御本尊は聖徳太子座像で、国の重要文化財。御本尊を近くで拝むことができるのが特徴です。さらに4月より再開された観音堂では如意輪観音像が安置されています。
橘寺は、飛鳥時代からある二面石や心礎などユニークな「石」や、手入れされたお庭も美しく、参拝のみならず散策するのも楽しい場所でもあります。また話題の写経場・往生院では、格天井に約260点の花の天井画が描かれています。畳の上で寝転んで眺めることができるので、美しい絵を眺めながら思い思いに過ごしてみてください。
(写真提供:橘寺)
住所 奈良県高市郡明日香村橘532 TEL 0744-54-2026 URLhttps://tachibanadera-asuka.jimdofree.com/
美しい天竺牡丹の花手水も。日本で最初の僧正が建てた「岡寺」
飛鳥の地で1300年以上の歴史を刻む岡寺は、日本遺産に認定されている「西国三十三所観音霊場」の第七番札所です。日本最初のやくよけ霊場としても信仰されており、特に女性の厄除に霊験あらたかだと伝えられています。御本尊は「塑像 如意輪観世音菩薩」。塑像としては日本最大の大きさを誇り、重要文化財にも指定されています。境内には、色とりどりの花々も見応え抜群で、春にはシャクナゲ、初夏には紫陽花と青紅葉、秋には紅葉を眺められるのも特徴。近年は、天竺牡丹(ダリア)を池と手水舎に浮かべる「華の池」・「華手水舎」も話題!厄除けをはじめ、「花の寺」としても存在感を強める岡寺、ぜひ訪れてみてください。
なお、1~3月は厄除法要勤修のため一般の本堂内拝はできないのでご注意を。また、駐車場はありますが、そこまでの参道が狭いので運転に気を付けてください。
(写真提供:岡寺)
住所 奈良県高市郡明日香村岡806 TEL 0744-54-2007 駐車場 あり
※「岡寺門前駐車場」という駐車場は民営の駐車場です。岡寺の駐車場ではありません。 URL http://www.okadera3307.com
木の温もりあふれるカフェで明日香野菜たっぷりのランチを「Matsuyama café」
飛鳥駅の近くにあるおしゃれな木のカフェがこちら。築85年の木造倉庫を店主自らDIYでリノベーションした空間は、開放感と温もりが共存しています。梁に使用していた木でできたカウンターとテーブル席があり、ライブ感あるオープンキッチンに期待感が高まります。
おすすめは、地元野菜たっぷりのランチプレート。季節の野菜を使うためメニューは月替わりになっています。手作りの優しい味わいで、お腹も心も満たされるはず。席間も広く、会話を楽しみながらのお食事がしやすい作りで、観光ついでのカフェ利用にも最適ですよ!
(写真提供:Matsuyama Café)
住所 奈良県高市郡明日香村越2-1-1 TEL 0744-35-1003 駐車場 あり URL https://matsuyamacafe.jp/
おいしい明日香野菜ランチ&ギャラリーも併設「caféことだま」
「caféことだま」は、岡寺の門前から続く「市場筋」と呼ばれる通り沿いにあります。築200年弱の元酒蔵・松村邸をリノベーションした古民家カフェで、風情ある雰囲気がなんとも心地よいお店です。採れたての明日香野菜を使用したランチのほか、あすかルビーのパフェやミックスジュースなど、スイーツやジュースも人気です。
また、店内には地元の「才伎(てひと)」の作品を販売するギャラリーも併設しています。「才伎」は、日本書紀にも記載される技術者のこと。明日香村は木工や金、漆、ガラス、陶芸、染織などさまざまな技術の始まりの地でもあり、多くの職人・作家が生活に溶け込む作品作りをしています。お土産としてもおすすめですよ!駐車場はお店の裏にあるので便利です。
(写真提供:café ことだま)
住所 奈良県高市郡明日香村岡1223 TEL 0744-54-4010 駐車場 あり URL https://www.cafe-kotodama.com/
石舞台古墳に隣接している物産&レストラン「明日香の夢市・夢市茶屋」
明日香の代表的な史跡の1つ石舞台古墳の隣にあるのが、「明日香の夢市・夢市茶屋」です。2階建ての建物で、1階は物産、2階はレストランになっています。明日香の代表的なお土産物はだいたいここにあると言ってもいいくらいの品ぞろえで、お米は「飛鳥米」、古代米(黒米、赤米、緑米)と豊富にあるほか、地元産の農産物や加工品、工芸品などもスタンバイしています。
レストランでも古代米や明日香野菜を使ったお料理を楽しめます。「古代米御膳」や「古代米カレー」など明日香ならではの食事をぜひ堪能してみて。なお、「古代米御膳」は期間限定で3月~11月に提供されます。12月~2月は伝統的な「飛鳥鍋御膳」が楽しめますので、お間違いなく。テラス席もあるので、明日香の山々を借景に石舞台公園を眺めながら、お食事を楽しんでみてください。
(写真提供:明日香の夢市)
住所 奈良県高市郡明日香村島庄154-3 TEL 0744-54-9450 URL https://www.asukadeasobo.jp/visit/yumeichi/
(文:ゴトウクミコ)
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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