「伝統の100年フード部門〜江戸時代から続く郷土の料理〜」に認定されている、岩手県の「一関・平泉の伝統的なもち食文化」。
今から約400年前の江戸時代。当時、一関・平泉地方地方を治めていた伊達藩の慶弔儀礼式が庶民へと普及したのが、今に伝わる独特のもち食文化だと言われています。現在でもこの地方では、冠婚葬祭などの改まった席で最高のおもてなし料理として「もち本膳」が振る舞われる文化が続いています。
また、年中行事や人生の節目などには餅をついて食べる習わしがあり、かつては一年に60日以上も餅をつく日があったのだとか。
もち料理といえば、あんこやきな粉、醤油などをつけて食べたり、お正月に雑煮として食べたりするのが一般的なイメージですが、一関・平泉で食べられるもち料理には、農産物や山菜、また沿岸地域から運ばれる海産物などの様々な食材が活かされており、バリエーションの豊富さが魅力。元々は戦中、戦後にはくず米に雑穀を混ぜた「しいなもち」を美味しく食べるために工夫が加えられてきたとも言われています。
驚くのは、食べ方のバリエーションが300種類以上もあること。岩手県南部の一関・平泉を訪れたら、ぜひ様々な組み合わせでもちの食文化をお楽しみください。
【100年フード】ページはこちら https://www.drivenippon.com/foodculture/food-iwate/
【一関もち食推進会議】
https://hiraizumi-dmo.jp/mochi/
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Drive! NIPPON編集部
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