秋田県男鹿市は「なまはげ」発祥の地として知られる一方で、美しい景観で観光客の人気を集めています。三方を日本海に囲まれた自然豊かな地域で、カンカネ洞やゴジラ岩など起伏に富んだ海岸線は魅力がいっぱい。今回は、海と山の絶景を拝みつつ、なまはげの民俗文化を感じ、地域に伝わる伝統の漁師料理をいただくドライブプランを紹介します。
(写真提供:男鹿市観光課)
TABLE OF CONTENTS
目次
- START 男鹿駅
- 寒風山
- 入道埼灯台
- お食事処「美野幸」
- 赤神神社 五社堂
- 門前のなまはげ立像
- 鵜ノ崎海岸
男鹿の山々や海を見渡すパノラマ絶景「寒風山」
標高355m、一面が緑色の芝生に覆われた「未来に残したい草原の里100選」に選ばれている「寒風山」。2万年前から噴火活動をくり返して形成された成層火山で、くぼ地となった3つの火口跡が特徴。その山頂付近にある回転展望台から望む男鹿半島で最も高い本山や、なまはげ発祥と称される真山、八郎潟の干拓地、自然遺産の白神山地を望む360度のパノラマ絶景は圧巻です。その展望台には他にもレストランや売店があり、男鹿しょっつる焼きそばや比内地鶏の親子丼など地場料理が味わえるのもうれしい。アクティブに楽しむならパラグライダーがオススメ。経験豊富なインストラクターが同乗するので、子供からシニアまで安心して飛行体験が楽しめます。
(写真提供:男鹿市観光課)
住所 秋田県男鹿市男鹿中滝川寒風山 URL https://oganavi.com/spot/74/
縁結びのパワースポット「入道崎の灯台」
男鹿半島最北端の岬「入道崎」は、海岸に突き出た緑の芝生の大地と、青い空や海とのコントラストが美しい景勝地。ドライブやツーリングの目的地として人気で、観光シーズンにはこの地を訪れる人々であふれてるとか。北緯40度線が通る場所であることから設置された、男鹿半島の安山岩によるモニュメントにも注目です。
その入道崎を象徴する、白と黒のしま模様がモダンな「入道埼灯台」。全国に16基だけの登れる灯台で、頂上からは日本海の絶景が楽しめます。また、マンチスト協会と日本財団の「恋する灯台」に認定された、カップルに人気の新定番スポットでもあり、灯台の下には「えんむすび台」があり、男鹿総合観光案内所や灯台前の売店で販売される「ご縁の道しるべ(稲わらを使用した縁結びアイテム)」をくくり付けると、縁結びのご利益があるとか。
(写真提供:男鹿市観光課)
住所 秋田県男鹿市北浦入道崎昆布浦2 URL https://oganavi.com/spot/48/
予約必須!豪快で絶品の石焼料理が食べられる「美野幸」
お食事処「美野幸」は男鹿名物の漁師料理である石焼料理を提供するお店です。石焼料理は、水を張った木桶に魚介や海藻、ネギなどを入れ、真っ赤になるまで熱した小石を放り込む豪快な調理法が特徴。熱々の石がジュッと音を立て、湯気が湧き出す姿は、食べる人のワクワク感を刺激します。ここ美野幸の「天然真鯛の石焼定食」は、新鮮な真鯛が主役。秋田杉の桶に高温の石を入れて瞬時に沸騰させることで、鯛の身はふっくらと柔らかくて皮はプルプル、濃厚なダシの利いたスープが楽しめる極上の逸品が生まれるとか。定食に付いてくる厚切りの刺身や生ワカメも絶品。ご飯とみそ汁がおかわり自由なのも嬉しいポイント。人気店かつ店主が納得する真鯛を仕入れた時のみ営業するスタイルなので、確実に食べたい方は予約必須です。
(写真提供:男鹿市観光課)
住所 秋田県男鹿市北浦入道崎昆布浦2-1 TEL 0185-38-2146
なまはげ伝説ゆかりの神社「赤神神社 五社堂」
なまはげ伝説のルーツとなった神社「赤神神社 五社堂」。江戸時代に建てられた5つの社殿は連なっており、5匹のなまはげ(父・母と3匹の子ども)が祀られています。注目は、社殿に至るまでの参道にある999段の石段。これは鬼が一夜で積み上げたという言い伝えが残っており、なまはげ伝説の起源とも言われています。また、境内の社務所内には鬼が引っこ抜いて逆さまにしたとされる杉の大木が大切に保存されており、こちらも必見。その他、参道付近には覗いた者の余命を表すとされる「姿見の井戸」や神秘的な雰囲気が漂う「御手洗の池」といった不思議なスポットもあります。男鹿市に伝わる鬼や赤神に関する神話と民俗文化を感じながら参拝すればおのずと神聖な気持ちになるはず。
(写真提供:男鹿市観光課)
住所 秋田県男鹿市船川港本山門前祓川28 TEL 018-833-7132 URL https://oganavi.com/spot/37/
大迫力の巨大なまはげがお出迎え「門前のなまはげ立像」
なまはげのまち男鹿市では、さまざまな場所でなまはげに出会えます。その中でも特にインパクト抜群なのが、門前地区にある「なまはげ立像」。その高さはなんと9.99m! 背後にある赤神神社五社堂の石段が999段であることにちなんで、これほど大きななまはげが誕生したとか。ギロリと睨みを利かし、両手を掲げる姿は迫力満点で、思わず圧倒されてしまいます。他にも、男鹿総合観光案内所の立像は、赤と青の二体で高さ15mの巨大サイズだったり、男鹿温泉郷入り口前の立像は、猛々しい表情が特徴だったり、それぞれ表情やポーズが異なるなまはげがいるので、それぞれの違いをチェックしてみて。
(写真提供:男鹿市観光課)
住所 秋田県男鹿市船川港本山門前垂水 URL https://oganavi.com/spot/94/
まるでウユニ塩湖!? 神秘的な光景を拝める「鵜ノ崎海岸」
“秋田のウユニ塩湖”と称されるほど神秘的な絶景が拝める「鵜ノ崎海岸」。遠浅の海は、水鏡のように空の色を映し、昼間は青空と雲の風景、夕暮れ時には見渡す限りオレンジ色の世界に包まれます。曲がりくねった地層が特徴で、大きく潮が引くと、環状に広がる地形が現れて、巨大な洗濯板のように見えることから「鬼の洗濯板」とも呼ばれています。干潮時には沖合200mまで歩いて行けますが、水底には硬い岩があちこちにあるため、長靴を履いて歩くのがおすすめです。約1000万年前の海底にあった地層が隆起していることから、魚の骨やうろこの化石も見つかるのだとか。さらに、球体の岩「小豆岩」も出現します。干潮時のみに出現するこのまん丸の岩が点在する姿は愛らしく、思わず写真に収めたくなるはずです。
(写真提供:男鹿市観光課)
住所 男鹿市船川港台島鵜ノ崎 URL https://oganavi.com/spot/57/
Posted by
Drive! NIPPON編集部
Drive! NIPPONは、「クルマでおでかけするすべての大人たちへ」をコンセプトに、日本各地の魅力的な観光関連情報の発信とともに、素敵な「ドライブ」「旅行」「おでかけ」を演出する様々なサービスを提供していきます。
RECOMMENDED
東北エリアのおすすめ記事