「伝統の100年フード部門〜江戸時代から続く郷土の料理〜」に認定されている、和歌山県の「金山寺味噌・径山寺味噌」。
鎌倉時代建長元年(1249年)に宋(中国)に渡った法燈国師(覚心)が、径(金)山寺で修行の際、習得した製法を日本に持ち帰り伝えたのが、今に伝わる金山寺味噌・径山寺味噌です。
西方寺(現興国寺)の開山となり、お寺では保存食(常備菜)として造られていましたが、美味しく滋養があると評判になり、周辺にその醸造方法が伝えられたと言われています。また熟成の際に、にじみ出る上澄み液が大変美味しかったことから、後に醤油へと発展。江戸時代になり徳川御三家紀州藩主、家康の子である頼宣の産業奨励以来、工業的に広く和歌山県内で醸造されるようになり民衆に広がっていきました。
金山寺味噌・径山寺味噌は、馴染みのある調味料としての味噌とは違い、米・麦・大豆を全て糀にし、瓜・茄子・生姜・紫蘇などの野菜を入れて醸造した味噌で、そのまま食べることができる“おかず味噌”。
現在でもその醸造方法は受け継がれており、和歌山県を代表する発酵食品であり、郷土食でもあります。
ぜひ温かいご飯やお粥のお供に、また焼き魚や生野菜の付け合わせとしてお楽しみください。
【100年フード】ページはこちら https://www.drivenippon.com/foodculture/food-wakayama/
【紀州味噌工業協同組合】
http://www.kinzanjimiso.jp/
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Drive! NIPPON編集部
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