「近代の100年フード部門〜明治・大正に生み出された食文化〜」に認定されている、茨城県の「牛久ワイン」。
1903(明治36)年、牛久市の実業家、神谷傳兵衛氏によって、フランス・ボルドー地方の最新技術を採用したブドウの栽培からワインの醸造・瓶詰めまでを一貫して行う、日本初の本格的ワイン醸造場「牛久シャトー」(国指定重要文化財)が開設されました。
120年以上前の日本ワイン黎明期に牛久シャトーで醸造された「牛久葡萄酒」は、フランスに留学し技術や知識、最新の機械を持ち帰った養子・神谷傳蔵の技術指導により、チュイルク博覧会金賞牌受賞や東京勧業博覧会一等金賞牌受賞など、国内外で高く評価され、数々の名誉ある賞を受賞しました。
戦後、牛久ワインの醸造量は減少しましたが、2020年には「日本ワイン140年史~国産ブドウで醸造する和文化の結晶~」というストーリーで、山梨県甲州市とともに文化庁より日本遺産にも認定されました。
現在は、牛久シャトー以外のワイナリーでも、ワイン醸造やワイン用ブドウのブドウ生産が始まっています。牛久の大地が育むワインを味わってみてください。
※牛久産のブドウを85%以上使用し、かつ牛久内で醸造されているワインのみが、100年フードとして認定されています。
【100年フード】ページはこちら https://www.drivenippon.com/foodculture/food-ibaraki/
【ワイン文化日本遺産協議会】
https://japan-wine-culture.jp/
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Drive! NIPPON編集部
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