「未来の100年フード部門〜目指せ、100年!〜」に認定されている、京都府の「松花堂弁当」。
料亭「吉兆」の創業者の湯木貞一氏が京都府八幡市を訪れた際、部屋の隅に積み上げられた四つ切箱を見て「料理の器に使えないか」と思いついたことが松花堂弁当の始まりです。
十字に仕切りがあるその器を見て、異なる料理を入れるという利点に着目。年月を掛け創意工夫を重ねた結果、食材同士の味や香りが移らず、舌も目も楽しませてくれる、機能と美しさを併せ持つ松花堂弁当が誕生したのです。
湯木氏は昭乗へ敬意を払って松花堂弁当と名付け、日本料理を代表する弁当スタイルとして全国に広まっていきました。
平成になり、京都吉兆松花堂店が松花堂美術館に隣接して開業。ゆかりの地で松花堂弁当を味わうことができるようになりました。松花堂弁当の誕生から88年、創業者の吉兆によりその伝統と技術を守りながらも創意工夫と進化を積み重ねる松花堂弁当は、100年を越えて継承していくべき食文化となっています。
そんな松花堂弁当の歴史を感じながら、ゆかりの地で堪能するのもいいですね。
【100年フード】ページはこちら https://www.drivenippon.com/foodculture/food-kyoto/
【公益財団法人やわた市民文化事業団】
https://shokado-garden-art-museum.jp/
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Drive! NIPPON編集部
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