「伝統の100年フード部門〜江戸時代から続く郷土の料理〜」に認定されている、山口県の「鯨肉郷土料理」。
山口県の北浦(山口県の日本海沿岸)地区では、原始時代から鯨が食べられてきたと言われています。江戸初期には仙崎、通、川尻地区で「鯨組」という組織ができましたが、幕末から明治にかけて鯨組は衰退し、明治32年、全国初のノルウェー式砲殺捕鯨会社が長門市仙崎に設立され、近代捕鯨が始まりました。以上の捕鯨状況から、原始時代から鯨肉が食されていたとされます。
長門市では昔から「南蛮煮」「くじらなます」「くじら汁」等が、主に大晦日や節分に食されていた風習がありました。
「南蛮煮」は、鯨肉(赤肉、皮、畝須)と季節の野菜(ごぼう、大根、人参等)を煮込んで味噌で味付けをしたもので、保存食としてよく作られていました。
「くじらなます」は、鯨の皮を薄切りにしてゆでてなますに入れたもの。「くじら汁」は、薄切りにした鯨の皮と季節の野菜をたっぷり入れた味噌味の汁もの。どれも鯨肉を使用した伝統料理です。
【100年フード】ページはこちら https://www.drivenippon.com/foodculture/food-yamaguchi/
【長門大津くじら食文化を継承する会】
https://m.facebook.com/Nagatokujirashokubunka/
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Drive! NIPPON編集部
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