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投稿日:2024.02.10 Sat

【100年フード】真っ白い見た目が特徴的な地域の伝統料理。山口県「ゆうれい寿司」

【100年フード】真っ白い見た目が特徴的な地域の伝統料理。山口県「ゆうれい寿司」

「伝統の100年フード部門〜江戸時代から続く郷土の料理〜」に認定されている、山口県の「ゆうれい寿司」。

ゆうれい寿司は、宇部市(旧楠町)内の吉部地区に伝わる真っ白い外見が特徴の押し寿司のこと。良質な山水に恵まれ、お米と水がおいしいと評判だったこの地区では、柚子酢で風味をつけたご飯で押し寿司を作り、特別な日の御馳走として食べられていたのだそうです。

寿司には具が一切なく、真っ白い見た目と、具が消えたという表現からゆうれい寿司と呼ばれ、吉部地区の伝統料理として伝承されてきました。現代では酢飯にエソのミンチ(白色)を混ぜ込み、魚介のうま味と風味を加えたものを使用。さらに押し寿司を2層とし、上段に白い酢飯、下層に吉部地区の季節の山菜等を混ぜた酢飯とすることで、外観は白いまま、山海の風味溢れる「おいしいゆうれい」にアレンジされています。

地元の食材を使い、味も自慢の料理として進化を遂げたゆうれい寿司。地域を代表する伝統料理として、大切に受け継がれています。

【100年フード】ページはこちら https://www.drivenippon.com/foodculture/food-yamaguchi/

【宇部市生活改善実行グループ連絡協議会楠地区】
https://www.city.ube.yamaguchi.jp/kurashi/shiminjinken/shiminkatsudou/1010010/1010162/1018467.html

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Drive! NIPPON編集部

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