「伝統の100年フード部門〜江戸時代から続く郷土の料理〜」に認定されている、福井県の「半夏生さばの食文化」。
夏至から数えて11日目、春の農繁期が終わり夏を迎える半夏生の日に、串刺しの丸焼きさばを食べる風習があります。夏バテ防止策として、藩主が焼さばを食べることを奨励した、または、焼さばを配ったことによりこの風習が始まったと言われています。
実は始まりは定かでないですが、江戸時代後期には定着していたことが古文書からわかるのだとか。内陸に位置する大野ですが、江戸時代には、越前海岸に接する飛び地「西方領」(現在の丹生郡越前町の一部)を持っており、このことが風習の成立に繋がったのだと考えられます。
当時、冷蔵できない時代は行商が運んでくる半夏生さばは御馳走でした。最近では、市内の鮮魚店やスーパーで販売されており、店頭で焼き上げる鮮魚店には煙と香ばしい匂いが立ち込め、半夏生さばを買い求める多くの人で賑わいます。大野の夏を感じさせる半夏生さばを、ぜひ地元にて味わってみてください。
【100年フード】ページはこちら https://www.drivenippon.com/foodculture/food-fukui/
【大野市】
https://www.city.ono.fukui.jp/
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Drive! NIPPON編集部
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