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投稿日:2024.06.23 Sun

6/27限定で入浴無料!長野県の国の登録有形文化財「桃山風呂」で日帰り温泉を満喫

6/27限定で入浴無料!長野県の国の登録有形文化財「桃山風呂」で日帰り温泉を満喫

株式会社萬屋傳蔵が運営する、寛政年間創業の旅館「湯田中温泉よろづや」にて、国の登録有形文化財「桃山風呂」の誕生70周年を記念して、2024年6月27日(木)の1日限定で日帰り入浴として無料開放されます。通常は、宿泊利用客以外の入浴を受け付けていないため、貴重なこの機会に「桃山風呂」で日帰り温泉を満喫してみませんか。

◼︎「桃山風呂」の歴史
先々代5代目館主・小野博の夢の構想から始まり、終戦を迎えた日本では、戦争の傷や疲労を癒やし、明日への活力を蓄える場として温泉旅館の需要が高まりつつありました。そんな時代の中、先々代は自らが生まれ育った湯田中渋温泉郷という土地に新たな名物風呂を建設することを決意。設計には、安土桃山時代の建築様式である純木造伽藍建築を採用し、昭和26年の着工から約3年の歳月をかけて昭和28年に完成しました。平成15年には、国の登録有形文化財に指定され、現在3代にわたり継承しています。

◼︎「桃山風呂」の見どころ
<内風呂>
内風呂の柱は、釘を使わず木を組み建築されており、天井の材木は松の一枚板を使用した格式ある「折り上げ格天井」様式です。また、使用されている湯口の岩は、溶岩石を使用、桃山風呂浴槽の縁、また床石は御影石を使用するなど、細部にまでこだわっています。

<庭園野天風呂>
庭園露天には、高橋泥舟(山岡鉄舟の義兄で海舟と共に幕末三舟のひとり)の額が飾られており、浴槽内の石には、那智黒石(碁石)、白石が交互に敷き詰めて造られています。また、2つある石灯籠のうち、1つは徳川家の物だそう(どのような経緯で当館に置かれたのかは不明)。

<脱衣場>
脱衣場に飾られている佐久間象山「洒心さいしん」は、“体ばかりではなく心も洗う”という訓諭が込められています(洒=洗う・清めるという意味)。また、雉の一生絵の欄間は、生まれてから子を育み一生を終えるまでを克明に彫刻した越後の彫刻師「相崎武吉翁」の作品です(同館に宿泊しながら1年の歳月をかけ彫った作品)。

【桃山風呂「入浴無料」イベント概要】
開催日: 2024年6月27日(木) ※1日限定
場所: 湯田中温泉よろづや
入浴可能時間:桃山風呂/男性11:00~14:00・女性14:30~17:30まで
       東雲風呂/女性11:00~14:00・男性14:30~17:30まで
※男女入れ替え制ですのでご注意ください。
入浴料: 無料(予約不要)
URL:https://yudanaka-yoroduya.com/

※駐車場に限りがありますので、公共交通機関をご利用ください。
※バスタオル、フェイスタオル類は、備え付けがないためご持参ください。
※バスタオルのレンタル:200円、無地フェイスタオルの販売:200円
※当日、混雑状況により、ご入場制限を設ける場合がありますので、予めご了承ください。
※飲食の提供はございません。

◼︎よろづや
住所:長野県下高井郡山ノ内町平穏3137
TEL:0269-33-2111
設立: 昭和23年5月(創業:江戸時代寛政年間)

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Drive! NIPPON編集部

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