トップページ >特集

投稿日:2024.09.10 Tue

伊豆の「レトロな日帰り温泉」5選。絶景や素朴な風情に癒されて

伊豆の「レトロな日帰り温泉」5選。絶景や素朴な風情に癒されて

伊豆半島は、熱海温泉などの名だたる温泉が連なる温泉パラダイス。さまざまな泉質や海山に富んだ景色が楽しめて、温泉巡りドライブに打ってつけです。日帰りで入浴できる温泉が数ある中、今回はさっとひとっ風呂にぴったりな温泉スポットを厳選しました。露天風呂だけ、内湯だけというシンプルな温泉は昔ながらの素朴な風情が味わえて、ついはしごしたくなるはず。海が間近に迫る東伊豆の湯、夕陽が美しい西伊豆の湯、緑豊かな修善寺の湯という異なるロケーションも楽しんでみてください。
(写真は沢田公園露天風呂)

【名湯その1】海と同じ目線で浸かる最高の露天風呂!「黒根岩風呂」

【名湯その1】海と同じ目線で浸かる最高の露天風呂!「黒根岩風呂」

東伊豆町にある北川(ほっかわ)温泉の名物といえば、波打ち際にたたずむ「黒根岩風呂」です。海抜0mのダイナミックな露天風呂で、湯の中に浸かれば海と溶け合うような開放感。ナトリウム・カルシウム-塩化物泉が贅沢に掛け流され、身体の芯からしっかりと温まります。北川温泉は昭和のはじめに潜水をしていた漁師が偶然発見した海底温泉で、昭和30年頃から旅館が増えてきたそう。「黒根岩風呂」は昭和の野天風呂の趣が残り、ザブーンと押し寄せる波の音が最高のBGMに。全国から温泉通が訪れる海の露天風呂は、一度は入ってみる価値ありです。

男女別の露天風呂だけ。名湯と海景色を味わい尽くす

男女別の露天風呂だけ。名湯と海景色を味わい尽くす

「黒根岩風呂」は、露天風呂だけというシンプルな設え。以前は混浴でしたが、男女別の露天風呂にリニューアルされて入浴しやすくなりました。入り口の湯守人に入湯料を支払ったら、階段を降りて海辺へ。男女別の脱衣所は脱衣カゴのみでロッカーはないので、貴重品は持ち込まないのがおすすめです。男湯には岩風呂が2つ、女湯には1つあり、洗い場はありません。しっかりかけ湯をして入り、ただただ名湯を堪能しましょう。ちなみに男湯、女湯ともに海側から丸見えの造りなので、気になる方は脱衣所から湯船近くまでバスタオルを巻いて移動するのも手です。※石鹸、シャンプー等は利用できません。

■住所:静岡県賀茂郡東伊豆町北川
■TEL : 0557-23-3997(北川温泉旅館組合)
■営業時間:10:00~18:00(最終入場17:45)
■定休日:荒天時休業 ※HPで営業情報のチェックを
■入浴料:600円
https://www.hokkawa-onsen.com/kurone

【名湯その2】ほんのり緑がかった濁り湯が珍しい「大川露天風呂 磯の湯」

【名湯その2】ほんのり緑がかった濁り湯が珍しい「大川露天風呂 磯の湯」

黒根岩風呂から車で2分ほどの地に、同じく波打ち際のロケーションに恵まれた大川温泉「大川露天風呂 磯の湯」があります。男女別の露天風呂は塀で囲まれているため、湯船の中から景色は見えませんが、その分ゆったりと寛げるのが魅力。黒根岩風呂とは泉質が異なるナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉が掛け流されていて、ほんのり緑がかった濁り湯は伊豆では希少だとか。潮風と波音に癒されながら、新鮮な湯をゆるゆると満喫しましょう。駐車場から大きな土管を通り抜けて温泉に行くというアプローチもワクワクします。※石鹸、シャンプー等は利用できません。

■住所:静岡県賀茂郡東伊豆町大川
■TEL : 0557-95-0700(東伊豆町観光協会)
■営業時間:11:00~18:00 (8月は12:00~19:00)
■定休日:火曜、荒天時休業 ※HPで営業情報のチェックを
■入浴料:500円
https://www.e-izu.org/?p=we-page-entry&spot=360074&cat=25408&pageno=3&type=list

【名湯その3】断崖絶壁の上から望む夕陽にうっとり「沢田公園露天風呂」

【名湯その3】断崖絶壁の上から望む夕陽にうっとり「沢田公園露天風呂」

「沢田公園露天風呂」は、西伊豆町を代表する絶景露天風呂。火山灰が降り積もった地層からなる断崖絶壁の上に、男女別の岩風呂がつくられた珍しいロケーションは必見です。簡易な脱衣場と小さな露天風呂だけという素朴な設備で、大自然との一体になれる大らかさがこの温泉の醍醐味。眼下には雄大な海が広がり、島々や行き来する観光船を眺めながらリラックスできます。なかでも、水平線に沈む夕陽は息をのむほどの美しさ。季節や時間を変えて、何度でも訪れたくなりそう。

5人前後で定員となる小さな岩風呂。空いた時間を狙いたい

5人前後で定員となる小さな岩風呂。空いた時間を狙いたい

男女別の露天風呂は、5人前後で満員となるこぢんまりとしたサイズ。程よい温度に保たれた、無色透明のナトリウム・カルシウム硫酸塩泉を堪能できます。まずは駐車場にある受付で入湯料を支払って、岩場の階段を上がっていき、いざ露天風呂へ。脱衣場はコインロッカーが備えてあり、貴重品を管理できるので安心です。週末は混み合うことが多いので、海景色をゆったり楽しむなら朝イチなど空いた時間を狙ってみましょう。※石鹸、シャンプー等は利用できません。

■住所:静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2817-1
■TEL : 0558-52-2400
■営業時間: 3~5・9月9:00~19:00、10~2月9:00~18:00、6~8月9:00~20:00(受付は終了30分前まで)
■定休日:水曜(天候によって臨時休業あり)
■入浴料:大人600円、6才以上12才未満200円
https://ikoyo-nishiizu.jp/yokujou/#sawada

【名湯その4】塀の上から眺める浜辺が美しい!「なぎさの湯」

【名湯その4】塀の上から眺める浜辺が美しい!「なぎさの湯」

沢田公園露天風呂からのはしご湯にぴったりなのが、車で約5分の「なぎさの湯」。大浜海水浴場に面していて、カルシウム・ナトリウム硫酸塩泉で満たされた小さな内湯と露天風呂を完備。露天風呂で立ち上がると塀の上から美しい海が望める、ひそかな絶景の湯です。ボディソープ類を備えているので身体や髪を洗ってすっきりしたい方にも便利で、地元の常連客や海水浴客に愛されています。夏期以外は夕方16時からオープンし、9~15時までは貸切風呂として利用OK!(入浴料+2000円/2時間、利用日3日前の午前中までに要予約)。潮風に吹かれながら、家族や仲間だけでのんびり寛げるなんて贅沢ですね。

■住所:静岡県賀茂郡西伊豆町仁科814-4
■TEL : 0558-52-1820
■営業時間:16:00~20:00(夏期9:00~20:00)
■定休日:木・金曜(夏期は木曜)
■入浴料:大人600円、6才以上12才未満200円
https://ikoyo-nishiizu.jp/yokujou/#nagisa

【名湯その5】伊豆最古の温泉地にたたずむ、展望台付きの「筥湯」

【名湯その5】伊豆最古の温泉地にたたずむ、展望台付きの「筥湯」

伊豆半島の静かな山間にある修善寺温泉は、伊豆最古の温泉地。修善寺の外湯文化をよみがえらせたのが「筥湯(はこゆ)」です。鎌倉幕府の二代将軍、源頼家が入浴したとされる温泉がモチーフになった、内湯だけのシンプルな佇まい。隣には「仰空楼(ぎょうくうろう)」という展望台があり、湯上がりに修善寺のまちをぐるりと見渡せるのも爽快です。周辺には川床から湧き出す「独鈷(とっこ)の湯」(見学のみ)や修禅寺、お土産店があり、しっとりとした温泉情緒を味わえます。

光がキラキラと注ぎ込む、檜造りの湯船が心地いい

光がキラキラと注ぎ込む、檜造りの湯船が心地いい

昔ながらの共同浴場をほうふつとさせる「筥湯」。のれんや格子戸をくぐって入る温泉は趣があり、タイムスリップした気分。檜造りの湯船に、風呂桶や椅子も木製で、清々しさに包まれます。天窓から陽光がキラキラと注ぎ込む明るい空間で、アルカリ性単純泉に癒されてみては。洗い場にはシャンプー類が一通りそろい、旅の疲れをリフレッシュするのにも最適。専用駐車場はありませんが、徒歩8分ほどの小山駐車場を利用すれば、3時間分のサービス券を発行してくれます。

■住所:静岡県伊豆市修善寺924-1
■TEL : 0558-72-5282
■営業時間:正午~21:00まで(受付は20:30まで)
■定休日:不定休
■入浴料:中学生以上700円、小学生400円 
https://www.shuzenji-kankou.com/spa.html

Posted by

Drive! NIPPON編集部

Drive! NIPPONは、「クルマでおでかけするすべての大人たちへ」をコンセプトに、日本各地の魅力的な観光関連情報の発信とともに、素敵な「ドライブ」「旅行」「おでかけ」を演出する様々なサービスを提供していきます。

  • facebook SHARE
  • X SHARE
  • Line SHARE

RECOMMENDED

中部エリアのおすすめ記事

» language / 言語