サーキットで行われるモータースポーツ、TV中継などで見たことはあるけれど、見に行ったことがあるという人はまだまだ少数派ではないでしょうか。今回は2024年6月2日に「鈴鹿サーキット」で開催された『SUPER GT』観戦の様子をお送りします。これを読んだらきっと行きたくなりますよ。
(写真提供:TEAM SARD)
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目次
服装は天候にあわせて準備しましょう
事前の天気予報でこの日は時々強い雨が降ることがわかっていました。サーキット内は多くの人が行き来するため傘の使用を禁止しているエリアが大半です。ウィンドブレーカ、帽子、タオル、着替え用のTシャツなどを持参すると良いでしょう。なお、ウィンドブレーカなどのポケットにスマートフォンやカメラなどの機器を入れておくと、ポケットに溜まった雨水で水没してしまうことがありますので気を付けましょう。
メインレース前のサポートレースも見ごたえあり!
サーキットに到着するとまず耳に届いたのはDJによるビートの効いたサウンド。これだけでもう特別な場所に来たというワクワクが増してきます。しばらくすると、F1マシンのようなレーシングカーによるレースが始まりました。FIA-F4というカテゴリのフォーミュラマシンによる決勝レースです。このレースで優秀な成績を出したドライバーから未来のSUPER GTドライバーが生まれることもあるそうです。上手な例えができないのですが、まるでラジコンカーのようにキビキビと動くマシンを制御できるって凄いです。
ピットウォークは人・人・人!
サポートレースが終わるころになると、ピット裏に長い行列ができ始めました。ピットウォークに参加する人たちです。ピットウォークとは、走行前にピットで行われるファンサービスで、お目当てのチームのマシンを撮影したり、ドライバーにサインをもらったりできるチャンスですが、サイン会や記念撮影は先着順なので早めに行かないと締め切られてしまいます。でもみんな走ったりすることなくマナーを守って並んでいますし、チームの皆さんも時間ぎりぎりまで応じており、ファンを大事にしている様子が伝わってきます。
※参加には専用パスが必要です。売り切れることが多いので、早めに購入することをおすすめします。
(写真提供:TEAM SARD)
人気のマシンはレーシングカーだけじゃなかった
ピットウォークでは、決勝レースで先導役を務める三重県警交通機動隊の方々もブースを出しており、パトカー乗車体験は子供たちにも大人気でした!
レースアンバサダーを推すファンの熱量がすごい!
(写真提供:TEAM SARD)
たくさんの横断幕、よく見ると・・・
メインスタンドにたくさんの横断幕があるのがわかりますか?ドライバーの応援かな?と思ってよく見てみると、レースアンバサダーを応援する横断幕でした。推し活パワー凄い!
グリッドウォーク コースの上でマシンやレースアンバサダーと記念撮影!
ピットウォーク終了後、マシンたちがグリッドに並び終わると、いよいよグリッドウォークが始まります。マシンの隣にレースアンバサダーという、テレビや写真でよく見る光景が目の前に!スタートまであと1時間も無いのに、ファンサービスが凄すぎます。大きなカメラを持ったファンの人たちは常連なのか、レースアンバサダーやピットクルーの人たちとの気さくに会話する姿があちこちで見られ、SUPER GTというイベントがファンやサポーターを本当に大事にしていることがよくわかります。
※こちらも専用パスが必要です。
いよいよ決勝スタート!
マシンたちのエンジンが次々と咆哮を上げ始め、三重県警交通機動隊の白バイ&パトカーの先導によるフォーメーションラップが始まりました。1周してきたところで先導車がセーフティカーに交替し、ウォーミングアップラップと呼ばれる2周目の走行が始まります。先導車が居る状態での追い越しは禁止されているため、この周回を利用して各マシンは大きく蛇行運転しながらタイヤを温めたり、強くブレーキを掛けてブレーキを温めたりしています。その動きはまさに陸上選手のウォーミングアップのよう。この緊張と興奮が入り混じった不思議な雰囲気は、現地ならではの特別なもの。スタートが待ち遠しくてたまりません。
(写真提供:TEAM SARD)
2周目を終えてセーフティカーがコースから退避すると、いよいよ決勝レースがスタートします。第1コーナーめがけて全車フル加速。エンジン音が一層大きくなり、隣の人との会話ができないほど。鈴鹿サーキットの第1コーナーは富士スピードウェイよりも緩いカーブなので、GT500クラスのトップ集団は、甲高いエンジン音を奏でたままノーブレーキでこのコーナーに飛び込んでいきます。少し遅れてGT300クラスのマシンたちが野太いエンジン音を響かせながら第1コーナーに飛び込んでいきますが、カーブの手前でブレーキランプが次々と点灯。GT500クラスとはクルマ自体が根本的に異なるようで、速度を落とさないと第1コーナーをクリアできないようです。こうしてGT300クラスとGT500クラスとのタイム差はどんどん広がっていき、やがてGT300クラスのマシンは、GT500クラスのマシンに後ろから追い付かれてしまいます。GT500クラスのマシンたちはこれらのマシンを手際よくパスしていかないと、せっかくリードしていたのにすぐライバルのマシンに追い付かれてしまいます。違うカテゴリの車種を一緒に走ることでこのような駆け引きがあちこちで発生するため、レース展開からなかなか目が離せません。
(写真提供:TEAM SARD)
オフィシャルグッズや車両展示も気になります
SUPER GTの決勝レースは3時間の長丁場。せっかくなのでお気に入りのチームの物販ブースに行ってみましょう。オフィシャルグッズや会場限定グッズなどの物販はもちろん、ミニゲームに参加できたり、レースアンバサダーと一緒に写真を撮れたり、車両展示があったりと、気になる内容が盛りだくさんです。レース展開が気になるところですがご安心を。会場内どこに居ても大型ディスプレイや実況放送でレース状況がわかるようになっているので大丈夫なんです。
食事は少し時間をずらせば大丈夫
大きなイベントでの心配ごとの一つは食事ではないでしょうか?鈴鹿サーキットはレストランやフードコートが充実しており、お昼のピークタイムを少しずらせばそれほど長く並ぶことなく食事を楽しむことができます。ご当地グルメのトンテキや伊勢うどんをはじめ、定番のカレーライスや唐揚げなど、どれにしようか迷うほどです。
帰りの渋滞が大変そう・・・アトラクションでピーク回避はいかが?
表彰式まで見届けてから帰りたいとき、避けられないのが出口渋滞ですよね。鈴鹿サーキットは「モビリティのテーマパーク」ということもあり、併設のアミューズメントパークには「乗り物」にちなんだ魅力的なアトラクションがたくさんあります。レース開催日はアトラクションの営業時間が延長されますので、アミューズメントパークを楽しんで渋滞ピークを回避しちゃいましょう。
(写真提供:鈴鹿サーキット)
2024年SUPER GT 今後の日程
2024年SUPER GTは今後以下の日程・場所で開催されます。ぜひあなたもSUPER GT観戦に出かけてみませんか?
(写真提供:TEAM SARD)
SUPER GT 今後の日程の詳細
第4戦 富士スピードウェイ 8/3~ 8/4
第5戦 鈴鹿サーキット 8/31~9/1
第6戦 スポーツランドSUGO 9/21~9/22
第7戦 オートポリス 10/19~10/20
第8戦 モビリティリゾートもてぎ 11/2 ~11/3