パンダがいることでも知られる「アドベンチャーワールド」や、世界遺産の熊野古道など、豊かな自然と美しい海のある土地、紀州白浜。2018年に大幅リニューアルを遂げ、古き良き伝統ともてなしの心はそのままに、時代の流れとともに変化し続ける旅館「むさし」をご紹介します。
TABLE OF CONTENTS
目次
全室和室にこだわり多彩な部屋でもてなす
リーズナブルからハイクラスまで、客のニーズに合わせた多彩な部屋揃えが魅力。旅館ならではの昔懐かしい趣を大切にし、全部屋和室にこだわっています。離れの館「時鳥(ほととぎす)」は熊野三社神社の横にあり、鳥のさえずりが聴こえるほど静かな空間。また「和邸」からは、日本の夕日の宿百選にも選ばれた夕景が望めます。特別な日の、忘れられない思い出になりそうです。
日本三大古湯に謳われる温泉が体を癒す
有馬、道後温泉と並んで日本三代古湯に数えられる白浜温泉。1300年もの歴史を誇る斎明湯(さいめいゆ)と、塩分濃度が高く痛風や火傷に効果のある生絹湯(すずしゆ)があり、2つの源泉を一度に楽しめる宿は白浜で唯一なのだとか。大浴場、中浴場、露天風呂のほか、貸切家族風呂もあります。注目すべきは、「和邸」宿泊者専用の展望露天風呂「天空」。白浜屈指の夕陽スポットでもある円月島を眺めながら、波の音や潮風を感じて疲れを癒して。
肉・魚・野菜で地元の旬を味わう
カジュアルで賑やかなディナーを楽しみたいなら、ビュッフェスタイルのプランを。オープンキッチンでシェフが振るまう揚げたての天ぷらや、焼き立てのジューシーなステーキなどが人気です。プライベートな空間で静かに食事を堪能したいなら、お部屋での会席料理がおすすめ。熊野牛や熊野米、和歌山の海の幸など、贅を極めたコースがいただけます。どちらを選んでも、地元の素材を味わえ、大満足のディナータイムとなることでしょう。
白浜時間を満喫できるプランも登場
時代とともに新たなニーズを受け入れていくスタイルの「むさし」では、“白浜時間の中心地”をコンセプトに、円月島まで散歩をしながら夕陽フォトスポットを紹介したり、朝活として浜辺で朝日を浴びながらのストレッチを提案したりといった試みが。ただ宿泊するだけでなく、白浜での滞在を楽しんでもらいたいという女将の思いが込められています。
お客様満足のために提案を続ける勉強熱心な女将
「嫁ぐまで女将はおろか、旅館業も初めてでした」と語る、女将の沼田弘美さん。勉強会などに積極的に参加し、一から学んでいったそうです。コロナの状況下では、旅行スタイルや旅館での過ごし方にも変化が見られたそうで、旅館の方針や、どうしたらお客さんによろこんでもらえるのかを考えることがとても大変だったと言います。「そんな中、修学旅行生がやっとの思いで旅館を訪れてくれました。コロナに負けないで!と励ましのお手紙をいただき、一同、とても嬉しくなりました。大変な状況が続きますが、前を向いていこうと思います」と沼田さん。和風旅館の趣と伝統を大切にしながらも、日々新しい挑戦を続けていく「むさし」を、ぜひ一度訪れてみて。
紀州・白浜温泉「旅館むさし」
住所/和歌山県西牟婁郡白浜町868
TEL/0739-43-0634
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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