天保7年創業の老舗旅館「まつさき」は明治の文豪・泉鏡花が幾度となく訪れ、前身の「松崎旅館」を舞台にした小説も執筆されたほどの由緒ある奥座敷です。安土桃山時代から伝わる四季折々を彩る大庭園や広めの客室、温泉、懐石料理が訪れる人々を魅了します。金沢近郊に位置しているため観光にも便利。売店では自家製の甘さ控えめの栗蒸し羊羹も購入できます。
TABLE OF CONTENTS
目次
日本庭園から客室・もてなしすべてに❝やさしさ❞を感じる宿
1500坪という広大な「松泉湖庭園」がお出迎え。回廊の架かる松泉湖では錦鯉が優雅に泳ぎ、季節ごとの花鳥風月を愛でることで日常の喧騒を忘れることができます。数寄屋造りの凛とした佇まいの客室からはこの庭園を眺めて過ごすことができ、新館鳳凰では源泉露天風呂を楽しめる贅沢なプランも。伝統に根ざした上質なおもてなしを約束してくれる宿です。
金沢の旬を盛り込んだ懐石料理
新館・本館それぞれに厨房を持ち、2人の料理長が腕を振るう懐石料理が評判です。昆布の産地にまでこだわった一番だしを贅沢に使い、魚介類を中心とした地場の食材を美しい盛り付けで仕上げ、目でも舌でも楽しませてくれます。冬季限定で蟹やのどぐろをいただけるコースなどもあり、冬の日本海の恵に舌鼓をうちます。また離乳食のサービスなど家族での旅行にありがたいおもてなしも。
三名山の一つを望みながら名湯に浸かる
庭園の一部より掘り出された源泉かけ流しで、糖尿病や肥満症、冷え性、婦人病、健康増進に効果のある滑らかな温泉です。新館鳳凰の2つの展望露天風呂で岩風呂と檜風呂と異なる趣向を味わったり、白山連峰を眺めながら入浴できるのが魅力。その他に本館にも露天風呂付き大浴場があり、様々な湯を巡り楽しむことができる。
開湯1400年の歴史をもつ金沢の奥座敷、辰口温泉
遠く奈良時代に白山を開いた泰澄によって開湯され、多くの人が傷を癒しに訪れたといいます。同じ石川県の加賀温泉や和倉温泉とは異なり弱アルカリ性の泉質で、肌に優しく入浴後いつまでもぽかぽかと感じられるのが特徴です。
おもてなしと旅館経営・・・笑顔で両立してしまう凄腕女将!!
研究者だったご主人と結婚し、主婦として過ごしていたが、先代が亡くなられたタイミングで「まつさきを自分の代で終わらせたくない!」との強い思いでご主人共々旅館経営に従事。それから30年。もともと歴史のある旅館だったとはいえ、現状を作ってきたのは女将とご主人。聞いてる限りその再建手腕は女将の域を超えて経営者そのもの。持てるセンスを大いに活かし、サービスレベルを落とすことなく業績及び規模をここまで拡大してきたのは「凄い」としか表現できません。
まつさき
住所/石川県能美市辰口町3-1
TEL/0761-51-3111
営業時間/チェックイン13:00、チェックアウト11:00
定休日/無休
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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