かつては会津藩の城下町として栄え、戊辰戦争と白虎隊でその名が知られている会津若松。今回はそんな会津若松市内の名所や、その湖水の澄み具合から天鏡湖とも呼ばれる猪苗代湖、そこに佇む美しい建物などをめぐる湖畔ドライブに出かけてみませんか?
TABLE OF CONTENTS
目次
- START 会津若松駅
- 鶴ヶ城
- 会津さざえ堂
- 天鏡閣
- 志田浜
会津藩のシンボル。令和5年4月にリニューアルオープンした天守閣が話題「鶴ヶ城」
会津若松駅より約10分程度車を走らせると、赤瓦の天守閣が特徴的な「鶴ヶ城」にたどり着きます。鶴ヶ城は、至徳元年(1384)に葦名直盛が築いた東黒川館が始まり。伊達政宗が会津入りした頃には「黒川城」と呼ばれていましたが、文禄2年(1593)に蒲生氏郷が東日本で初の本格的な望楼型天守閣を建て「鶴ヶ城」と命名しました。戊辰戦争時には新政府軍の一か月に及ぶ猛攻に耐えたことから「難攻不落の名城」として知られるようになり、会津藩のシンボルとして今でも全国から来城客が訪れています。
令和5年4月には天守閣がリニューアルオープンし、VRやデジタルアートで会津の歴史や遺産により深く触れることができるようになりました。天守閣から望める若松のパノラマビューも必見です!
住所 福島県会津若松市追手町1-1 TEL 0242-27-4005 天守閣博物館
開館時間 8:30 ~17:00 (最終入場は16:30) 休館日 無休 URL https://www.tsurugajo.com/tsurugajo/
世界的にも珍しい二重らせん構造「会津さざえ堂(円通三匝堂)」
二重らせんのスロープという個性的な形状から「さざえ堂」と親しまれている「円通三匝堂」。国の重要文化財にも指定されています。設立された1796年当時は、スロープに沿って西国三十三観音像が安置され、西日本まで出かけることなく三十三観音参りができるようになっていました。明治に入り観音像は取り外され、現在では第八代藩主松平容敬公編纂「皇朝二十四孝」の絵額が掲げられています。
さざえ堂のらせん階段は、上りと下りが一方通行の別通路という「二重らせん構造」。世界的にも希少な造りで、参拝者がすれ違うことなく安全にお参りができる仕組みなのです。建築に興味がない人も一見の価値がありますよ!車はお堂周辺のお店または市営駐車場に停めてください。
(写真提供:有限会社山主飯盛本店)
住所 福島県会津若松市一箕町八幡滝沢155 拝観時間 4月〜11月/8:15~日没
12月〜3月/9:00~16:00 拝観料 大人400円、大学・高校生300円、小・中学生200円 URL http://www.sazaedo.jp/
運転疲れを吹き飛ばそう!会津に来たら食べてみたい郷土料理「わっぱ飯とこづゆ」
輪箱(わっぱ)飯とは、ヒノキを曲げた器に会津米とさまざまな食材を入れて蒸し上げた会津の伝統料理で、縁起物としてハレの日にも欠かせない料理です。地元の人は「めっぱ飯」とも呼ぶことも。具材に決まりはなく、お店や家庭によって個性が出るのが特徴。お気に入りのわっぱ飯をぜひ見つけてください。
さらに、わっぱ飯とともに味わってほしいのが、「こづゆ」です。貝柱のだしできくらげ、わらび、里芋など山のモノを煮込んだ会津自慢の郷土料理。貝柱の旨味が具材に染み込み、旅疲れを癒してくれますよ。
明治時代にタイムトリップ!猪苗代湖畔に佇む国指定文化財「天鏡閣」
有栖川宮威仁親王殿下が猪苗代湖畔を巡遊した際、風光の美しさを賞したことから建設されたという御別邸「天鏡閣」。現在は国の指定文化財にもなっている、ルネッサンス様式の洋館です。会津さざえ堂からは国道49号線に出て約20~30分程度でたどり着きます。数々の映画やドラマのロケ地としても利用されており、ロケ地巡りの人が訪れることもあるそう。
館内では明治風ドレスの試着体験や、賓客食堂でオリジナル紅茶やハーブティーとスイーツを楽しむことができます。開放されている庭園では、春夏秋冬まったく違った表情をより感じられます。軽食もあるので、アツアツのカレーコロッケ「コロッケレー」をほおばりながら庭園散策をしてみてください。
住所 福島県耶麻郡猪苗代町大字翁沢字御殿山1048 TEL 0242-65-2811 開館時間 5月~10月/8:30~17:00
11月~4月/9:00~16:30 入館料 大人370円、高校生210円、小・中学生100円 URL https://www.tif.ne.jp/tenkyokaku/
夏は遊べる湖として、冬は白鳥が羽を休める景観が美しい「志田浜」
国道49号線沿いを15分ほど進んだところに磐梯山を眺めることができる「志田浜」があります。夏季は、湖水浴や貸しボート、デイキャンプなどで思い切りアクティビティを楽しむことができ「遊べる湖畔ビーチ」としても人気です。12月から3月にかけては装いを変え、3000羽ほどの白鳥が羽を休める美しい景観を眺められます。
湖岸にある「レイクサイド磐光」には売店やフードコートがあります。志田浜バーガーをテイクアウトして浜辺で一服もおすすめ。磐梯山に見守られながら、美しい猪苗代湖の景観を眺めていると、心身ともにリフレッシュできますよ。
住所 福島県耶麻郡猪苗代町壺楊字浜130-3 TEL 0242-66-2711 URL https://lakesidebanko.jp/
地元の人に愛されている銘菓「会津の天神さま」
ほんのり甘いブッセ生地に、北海道産有塩バターとプロセスチーズを使った「会津の天神さま」。ふわふわのブッセの食感もよく、バターのコクとチーズの酸味がシンプルでさっぱりした飽きのこない味わいです。定番のチーズ味のほかにも、季節ごとに限定商品が販売されています。地元の人にも愛される会津地方定番のお菓子なので、お土産としてもおすすめです!
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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