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投稿日:2024.01.26 Fri

熊本・天草ドライブ | 世界遺産の漁村と、海を楽しむ“宝島”紀行

熊本・天草ドライブ | 世界遺産の漁村と、海を楽しむ“宝島”紀行

大小120余りの島々からなる、熊本県の天草諸島。九州本土から「天草五橋」と呼ばれる5つの橋で結ばれ、海のドライブ旅を楽しむのに絶好のエリアです。有明海、八代海、東シナ海という3つの海で囲まれた、年中イルカウォッチングが楽しめる自然の宝庫。また、2018年に世界文化遺産に登録された「天草の﨑津集落」をはじめ、キリスト教の信仰、弾圧、復活の歴史を伝える史跡が点在。天草の人々の信仰が紡いできた文化と、青い海を堪能する大人の島旅へ出かけませんか。

熊本・天草ドライブ | 世界遺産の漁村と、海を楽しむ“宝島”紀行

  • START 天草空港
  • 道の駅 天草市イルカセンター
  • 天草海鮮蔵
  • 下田温泉 五足の湯
  • 天草ロザリオ館
  • 天草の﨑津集落

野生のイルカウォッチング!「道の駅 天草市イルカセンター」

野生のイルカウォッチング!「道の駅 天草市イルカセンター」

気候が温暖な天草の海。通詞島周辺は、野生のミナミハンドウイルカが群れで定住する、世界的にも珍しいイルカたちの楽園です。その数は約200頭と言われ、「イルカウォッチングの聖地」として知られています。「道の駅 天草市イルカセンター」のイルカウォッチングでは、地元の海を知り尽くした船長たちが沖合のイルカポイントへ案内。一年を通して遭遇率は9割前後と非常に高く、青い海をゆうゆうと泳いだり、ジャンプしたりする野生イルカの愛らしい姿にワクワクするはず。また、イルカとの共存を目指す拠点として完成した同センター内には、イルカの生態を楽しく学べる「ドルフィンスクエア」、天草の物産コーナー、漁協レストランが揃い、出港前後のひと休みにも最適です。

道の駅 天草市イルカセンターの詳細

住所 熊本県天草市五和町二江4689-20  TEL 0969-33-1500(イルカウォッチング総合案内所)  出港時間 10:00、11:30、13:00、14:30
(所要時間は1時間ほど。気象状況・イルカのポイントにより所要時間が変わります。受付は15分前まで。野生のため遭遇できない場合もあります)
 
乗船料金 中学生以上3000円、小学生2000円、2歳以上1000円  URL https://www.amakusa-dolphin.jp/default.html  

車えび養殖発祥の地でプリップリの幸せ「天草海鮮蔵」

車えび養殖発祥の地でプリップリの幸せ「天草海鮮蔵」

天草は100年以上前から養殖を始めた「日本の車えび養殖発祥の地」。海に面した生け簀を用い、海の水質とほぼ同じ環境で育つ「天草車えび」は、今やブランドえびとして名を馳せています。活け締めしたプリップリの刺身、塩焼きなどのシンプルな料理法で、ほんのりとした甘みが堪能できます。「天草海鮮蔵」では、車えびの刺身や塩焼き、活車えびや地魚などを盛り込んだ丼ものがほぼ通年で味わえます。2024年2月までの限定メニュー「活車えびしゃぶしゃぶと海老天ご膳」は、車えびのだしでさっと火を通すしゃぶしゃぶ、海老天を自分流にアレンジする天丼など、車えび尽くしが楽しめるオススメメニュー。また、オープンエアの炭火焼きバーベキューレストランで、新鮮な魚介類と車えびを焼いて味わうのもオススメ。豊かな海が育むご当地グルメをお見逃しなく。

天草海鮮蔵の詳細

住所 熊本県天草市五和町鬼池4733−1  TEL 0969-52-7707  営業時間 11:00~16:00  定休日 不定休  URL https://kaisenkura.com/  

源泉掛け流しで効能豊かな足湯「下田温泉 五足の湯」

源泉掛け流しで効能豊かな足湯「下田温泉 五足の湯」

夕陽の名所、天草西海岸に程近い下田温泉は、開湯700余年の歴史を誇る温泉地。高い効能や泉質が認められ、温泉大国の熊本県でもわずか3カ所だけの「国民保養温泉地」に指定されています。51.3度という程よい源泉温度と豊富な湯量に恵まれ、加温・加水のない“源泉掛け流し”で楽しめるのが贅沢。切り傷や疲労回復の効能が期待できるナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉は、ドライブのリフレッシュにも最適。名湯を手軽に満喫するなら無料の足湯「下田温泉 五足の湯」へ。与謝野鉄幹や北原白秋らが記した紀行文「五足の靴」にちなんで命名された湯に足を浸せば、身体の芯からぽかぽかと温まること間違いなし。

下田温泉 五足の湯の詳細

住所 熊本県天草市天草町下田北1310-3  TEL 0969-27-3726(下田温泉ふれあい館ぷらっと)  営業時間 10:00~20:00  料金 無料  URL https://www.t-island.jp/spot/440  

潜伏キリシタンの歴史を語る「天草ロザリオ館」

潜伏キリシタンの歴史を語る「天草ロザリオ館」

“潜伏キリシタンの里”として知られる天草の大江。キリスト教禁教令から約300年もの間、大江の信者たちは密かに信仰を守り続けました。「天草ロザリオ館」には、潜伏キリシタンの生活や文化を伝える資料が展示されています。大江の潜伏キリシタンの末裔の家に伝来した信仰具「メダイ」、仏式の葬儀で用いた「経消しの壺」などの貴重な遺品が多数。信者が祈りを捧げていた実物大の「かくれ部屋」はオラショという祈りの声まで再現され、強い信仰心が胸に響きます。キリスト教解禁後は、天草で最も早く教会(旧大江教会)が造られ、昭和9年にはガルニエ神父と地元の信者の協力により、現在の白亜の天主堂「大江教会」が建立されました。同館から徒歩5分の大江教会にも足を延ばし、キリスト教の禁教から復活までの足跡をたどってみては。

天草ロザリオ館の詳細

住所 熊本県天草市天草町大江1749  TEL 0969-42-5259  開館時間 8:30~17:00(入館16:30)  休館日 水曜日(祝日の場合翌日以降の平日)、12/30~1/1  料金 一般300円、高校生200円、小中学生150円  URL http://hp.amakusa-web.jp/a0784/MyHp/Pub/  

世界遺産の小さな漁村「天草の﨑津集落」

世界遺産の小さな漁村「天草の﨑津集落」

江戸幕府のキリスト教禁教令下で、密かに信仰を続けてきた長崎や天草。日本独特のキリスト教信仰を今に伝える集落や史跡が、2018年「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界文化遺産に登録され、「天草の﨑津集落」も構成資産のひとつとなったことで一躍注目を集めています。﨑津では禁教の時代に仏教・神道・潜伏キリシタン信仰が共存し、貝殻の内側の模様を聖母マリアに見立てて信仰するといった漁村特有の信仰形態が生まれたとか。キリスト教の解禁後、キリシタン弾圧の絵踏みが行われた場所に建立された信仰復活の象徴「﨑津教会」は、“海の天主堂”と呼ばれ集落のシンボルとなっています。漁村にたたずむ教会、高台の神社、路上で寛ぐ猫、印象的な景色に出会える世界遺産の集落をゆったりと散策しませんか。
※﨑津教会の見学は事前予約制です。

天草の﨑津集落の詳細

住所 熊本県天草市河浦町﨑津1117-10(﨑津集落ガイダンスセンター)  TEL 0969-78-6000(﨑津集落ガイダンスセンター)  URL https://www.city.amakusa.kumamoto.jp/sakitsu-sekai/default.html  

Posted by

Drive! NIPPON編集部

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