日本一の“おんせん県"と称される大分県別府市。街を歩くと、いたるところで温泉の湯気があがっている風景を見ることができ、いい香りに包まれて身も心もリフレッシュできるのは温泉観光地ならでは。今回ご紹介するドライブプランは、さまざまな視点から温泉が楽しめる観光スポット巡り。別府温泉の歴史と文化を楽しく学ぶことができる「地獄温泉ミュージアム」、温泉地ならではの食の楽しみ方「地獄蒸し」、別府地獄めぐり最大の「海地獄」など、お楽しみが盛りだくさん。浸かるだけではもったいない、五感で温泉を満喫するドライブに出かけませんか。
TABLE OF CONTENTS
目次
- START 別府IC
- 別府ロープウェイ
- 別府鉄輪 地獄温泉ミュージアム
- 地獄蒸し工房 鉄輪
- 海地獄
- 竹瓦温泉
標高1,375mから四季の絶景を望む「別府ロープウェイ」
別府高原駅と鶴見山上駅を結ぶ「別府ロープウェイ」。九州最大101人乗りの大型ゴンドラ「ゆふ号」と「つるみ号」に乗り向かうのは、阿蘇くじゅう国立公園内にある日本三百名山のひとつ、鶴見岳(標高1,375m)の山上。頂上からは別府市の町並み、別府湾やくじゅう連山、四季折々の絶景を望むことができ、なかでもオススメなのが1月から3月頃まで見られる霧氷観賞。一面に広がる銀世界は惚れ惚れするほど美しく、今の時期にしか見られない絶景で一見の価値ありです。お帰りの際は、お酒の品揃えが豊富な「九州焼酎館」へ立ち寄るのがオススメ。壱岐・奄美・沖縄を含む九州各地の麦焼酎、芋焼酎、ワインなどが取り揃えられています。さらに、大分の代表的な民芸品「小鹿田焼(おんたやき)」の日田の杉下駄も要チェック。
(写真提供:別府ロープウェイ)
別府ロープウェイの詳細
住所 大分県別府市大字南立石字寒原10-7 TEL 0977-22-2278 営業時間 夏季(3月15日~11月14日)始発9:00、上り最終便17:00、下り最終便17:30
冬季(11月15日~3月14日)始発9:00、上り最終便16:30、下り最終便 17:00
※気象状況によっては、運転を見合わせる場合があります。 定休日 無休 料金[往復運賃] シニア(70歳以上)1,700円、大人(中学生以上)1,800円、小人(4歳以上から小学生)900円 URL https://www.beppu-ropeway.co.jp/
温泉が、もっと愛おしくなる。「別府鉄輪 地獄温泉ミュージアム」
温泉の歴史や文化を楽しみながら学ぶことができる、アカデミック・エンターテイメント施設「別府鉄輪 地獄温泉ミュージアム」。自然湧出の源泉「地獄巡り」は、別府の観光スポットとして親しまれていますが、かつては恐れられていた温泉地だったとか。そのひとつだった「金龍地獄」の跡地に、“温泉が、もっと愛おしくなる”をテーマに同施設がオープン。2階建ての館内は、展示物の鑑賞、映像の鑑賞、探索・スタンプ集めなどができ、雨水が温泉水として形成されるまでのメカニズムを体感・学べる4つの部屋で構成されています。また、併設されているカフェ・ショップスペースは無料で入場することができたりと、見どころと楽しさが満載です。
別府鉄輪 地獄温泉ミュージアムの詳細
住所 大分県別府市鉄輪321-1 TEL 0977-84-7858 営業時間 9:00~18:00(最終入場17:30) 定休日 不定休(年間4日程度) 料金 大人(高校生以上)1,500円、小人(小・中学生)1,000円 URL https://jigoku-museum.com/
温泉地ならではの食の楽しみ方「地獄蒸し工房 鉄輪」
江戸時代から用いられている、温泉の蒸気で食材を蒸す伝統の調理法が体験できる「地獄蒸し工房 鉄輪」。約100度の温泉蒸気には塩分が含まれており、釜の中に食材を入れて蒸すことで、より旨味が凝縮されるそう。食材は施設内で購入可能で、魚介、野菜、お肉、大分の郷土料理「地獄のやせうま」、地獄蒸し卵、ちまき、デザートなど、バラエティに富んだ食材が取り揃えられています。また、無料のポン酢や塩だけでなく、食材と相性ぴったりな8種類のドレッシング(2個100円)も要チェック。さらに、隣のポケットパークでは無料の足湯が楽しめます。
地獄蒸し工房 鉄輪の詳細
住所 大分県別府市風呂本5組(いでゆ坂沿い) TEL 0977-66-3775 ※予約不可 営業時間 10:00~19:00(L.O.18:00) 定休日 毎月第3水曜日(祝日の場合は翌日) URL https://jigokumushi.com/
国指定名勝の美しいコバルトブルーの熱泉「海地獄」
7つある別府地獄めぐりのひとつである「海地獄」。約1200年前に起きた鶴見岳の噴火によって誕生したもので、広大な池のお湯が海の色に見えることからこの名が付いたとか。水面が美しいコバルトブルーに見えるのは、温泉成分の硫酸鉄が溶解しているからだとか(摂氏98度、泉脈の深さは約200mにも達する)。ここでは、地獄温泉を利用して作った地獄茹で温泉たまごをはじめ、併設されている「CAFRTERIA UMI」では地獄蒸し焼きプリンもいただけます。また、温泉の蒸気が立ち込める広い敷地内では、春は桜・つつじ、夏は、秋は紅葉、冬は雪景色など、四季折々の景色も楽しむことができます。さらに、無料の源泉掛け流し足湯もあり、自然が創り出した絶景と温泉に癒されること間違いなし。
海地獄の詳細
住所 大分県別府市鉄輪559-1 TEL 0977-66-0121 営業時間 8:00〜17:00 定休日 無休 料金(1ヵ所ごと) 大人(高校生以上)450円、小人(小・中学生)200円 URL http://www.umijigoku.co.jp/
創業145年の古き良き老舗温泉「竹瓦温泉」
唐破風造の屋根と2階建ての木造がレトロなたたずまいを感じさせる「竹瓦温泉」。明治12年から続く老舗温泉で、建築された当時の竹葺き屋根の浴場を改築した時に瓦葺きにしたことからこの名がついたとか。浴室は、普通浴と砂湯の内湯があり、洗い場がない珍しいスタイル。男湯・女湯のどちらも43℃前後と高めに設定されており、備え付けられている蛇口から水を出して温度調節して利用するスタイル(加水の際は周りの方にお声がけを)。また、名物の砂湯もオススメ。浴衣を着て砂の上に横たわるとスタッフが砂をかけてくれ、約15分ほど埋まると、体が温まり老廃物が出てスッキリとした気分が体験できるそう。全国でも珍しい砂湯のある温泉で心も体も癒されてみては。
※初めて別府温泉に入る方は入浴マナー動画の閲覧をお願いします
竹瓦温泉の詳細
住所 大分県別府市元町16-23 TEL 0977-23-1585 営業時間 普通浴6:30~22:30、砂湯8:00~22:30(最終受付21:30) 定休日 第3水曜日(祝日の場合は翌日) 料金 普通浴:大人300円・小人100円、砂湯1,500円(同料金で普通浴の入浴も可能) URL https://www.city.beppu.oita.jp/sisetu/shieionsen/detail4.html
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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