江戸時代の鎖国政策下で唯一外国との貿易地だった長崎。長崎開港をきっかけに、異国文化が入ったことで情緒あふれる今の長崎が形づくられました。洋風の伝統建造物が立ち並ぶ「グラバー園」、日本三大中華街に数えられる「長崎新地中華街」、最新の映像技術を用いて軍艦島上陸体験が楽しめる「軍艦島デジタルミュージアム」など楽しみが満載。今回は、長崎観光に欠かせない定番スポットから穴場まで、魅力がギュッと詰まったドライブプランを紹介します。異国の香りがする街で“長崎らしさ”に出会うドライブにでかけませんか。
(写真提供:長崎市)
TABLE OF CONTENTS
目次
- START 戸町IC
- グラバー園
- 軍艦島デジタルミュージアム
- 長崎新地中華街
- 眼鏡橋
- 稲佐山山頂展望台
今年で開園50周年!異国情緒あふれる伝統建造物と絶景が楽しめる「グラバー園」
長崎市の南山手の高台に位置し、洋風建築が立ち並ぶ「グラバー園」。同園には、外国人居留地時代に建築されてから150年以上経つ大変貴重な建物、旧グラバー住宅、旧オルト住宅、旧リンガー住宅が当時のまま残されています。中でも旧グラバー住宅は国指定の重要文化財に登録されていて、「明治日本の産業革命遺産」の構成資産にも登録されています。庭園内では、この他長崎市内に点在していた明治期の洋風建築を移築復元した6棟と合わせて、全9棟の伝統的建造物が集まっています。パワースポットとして話題のハートストーンは、園内の石畳に隠されており“石に触れて願い事をすると恋が叶う“と言われているとか。「レトロ写真館」で衣装をレンタルしての写真撮影もオススメ。今年で開園50年を迎える、情緒あふれる地で当時の時代に思いを馳せてみては。
グラバー園の詳細
住所 長崎県長崎市南山手町8–1 TEL 095-822-8223 営業時間 8:00~18:00(最終入園受付は17:40まで) 定休日 無休 料金 一般:620円、高校生:310円、小中学生:180円 URL https://glover-garden.jp/
※現在、各建物の耐震保存修理工事の実施に伴い、一部見学範囲が変更となっております。
映像やVRでタイムスリップ「軍艦島デジタルミュージアム」
長崎市の海上に浮かぶ人工島「端島(通称:軍艦島)」について、映像やVRなどで楽しく学ぶことができる「軍艦島デジタルミュージアム」。かつては海底炭鉱があり島民が暮らしていた軍艦島は、明治日本の産業革命遺産として世界遺産に登録されています。一度は見てみたいと国内外からも注目されているスポットで、1974年に閉山して以降はツアー参加のみが上陸可能の観光スポットとなっています。軍艦島デジタルミュージアムでは、プロジェクションマッピングやタッチパネルなどを用いて、ツアーでは見ることができない立入禁止区域を仮想上陸したり、島内の散策をしたり、ゲームで遊んだりと楽しみが満載。ここでしかできない体験に夢中になること間違いなし。
軍艦島デジタルミュージアムの詳細
住所 長崎県長崎市松が枝町5-6 TEL 095-895-5000 営業時間 9:00〜17:00(最終入館16:30) 定休日 不定休 URL https://www.gunkanjima-museum.jp/
グルメもショッピングも楽しめる「長崎新地中華街」
日本三大中華街のひとつに数えられる「長崎新地中華街」。東西南北にある4基の中華門をくぐった先には、約250mに広がる十字路に中華料理店、菓子屋、雑貨屋など、異国情緒たっぷりのお店が立ち並んでいます。なかでもオススメなのが、ちゃんぽんや皿うどんをはじめ、角煮まんじゅうや中華スイーツなど、長崎グルメに欠かせない本格中華料理。お店ごとにこだわりや特徴が異なるので、食べ歩きや食べ比べをしてお気に入りを見つけるのもあり。また、毎年冬に開催される「ランタンフェスティバル」は、約15,000個にもなるランタン(中国提灯)で美しく彩られ、冬の風物詩として大変賑わうビッグイベント。この時期にしか見られない幻想的な絶景は、一見の価値ありです。
(写真提供:(一社)長崎県観光連盟)
長崎新地中華街の詳細
住所 長崎市新地町10-13 URL https://www.nagasaki-chinatown.com/
日本最古のアーチ型石橋「眼鏡橋」
長崎市の中島川にかかる二連のアーチが美しい石橋「眼鏡橋」。1634年に興福寺の黙子如定(もくすにょじょう)禅師により架設したと伝えられており、日本初・現存する最古のアーチ型石橋です。二連のアーチが川面に映ると、影が双円に見えることからこの名が付いたとか。日中は青空、夕暮れ時は夕焼け、夜にはライトアップなど、時間帯によって変化する景色は、写真に収めたくなるほどの美しさ。また、数カ所にハートストーンが隠されており、近年では恋愛成就を願うパワースポットとしても注目されているとか。日本三大名橋のひとつに数えられ、国指定重要文化に指定されるなど、長崎市の観光に欠かせないスポットです。
(写真提供:長崎市)
眼鏡橋の詳細
住所 長崎県長崎市魚の町と諏訪町の間 TEL 095-829-1193(長崎市文化観光部文化財課) URL https://www.at-nagasaki.jp/spot/95
長崎を大パノラマで望む絶景スポット「稲佐山山頂展望台」
長崎市のランドマークのひとつとして親しまれている「稲佐山」(標高333m)。その山頂にある「稲佐山山頂展望台」は、晴れた日には長崎市街はもちろん、五島列島や雲仙までを大パノラマで望むことができ、夜には街の至るところで明かりが灯され、幻想的な夜景が鑑賞できます。その美しさは世界夜景サミットin長崎(2021年開催)で、モナコ・上海と並び「世界新三大夜景」に選ばれ、“1,000万ドルの夜景”とも称されているほど。全面ガラス張りの空中散歩が楽しめるロープウェイ、2020年に新しく誕生したスロープカーでも向かうことができ、山頂駐車場も完備しているため車でのアクセスも可能。長崎が世界に誇る絶景を見に訪れてみてはいかが。
稲佐山山頂展望台の詳細
住所 長崎県長崎市稲佐町364 TEL 095-861-7742 営業時間 展望台は24時間開放
※ロープウェイ・スロープカーは9:00〜22:00 定休日 ロープウェイ・スロープカーは点検や悪天候で臨時運休あり
※詳細は公式ホームページでご確認ください URL https://www.inasayama.com/
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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