豊かな自然や食文化が国内外の観光客を惹きつけている青森県。中でも十和田湖・奥入瀬渓流周辺は、文化財として国の特別名勝及び天然記念物に指定されていて美しい景観を誇ります。紅葉や雪景色も壮観ですが、晩秋のマイカー規制や雪道運転の厳しさもまた現実…。ドライブを楽しむなら、ベストシーズンは5月中旬から6月中旬。澄んだ空気の中で巡る観光スポットは、どこも絶景ばかり。今回は、そんな十和田湖・奥入瀬渓流周辺の魅力が堪能できるドライブプランを紹介します。
TABLE OF CONTENTS
目次
- START 十和田IC
- 十和田神社
- 十和田湖マリンブルー
- 奥入瀬渓流
- 蔦沼
- 蔦温泉
東北屈指のパワースポットで運試し「十和田神社」
太古の火山活動によって生まれた十和田湖は、くるみを半分に割ったような形。湖の中心に突き出す中山半島に、坂上田村麻呂が創建したと伝わる「十和田神社」が鎮座します。杉木立の参道を抜けると、本殿・拝殿の周囲は神秘的な雰囲気。十和田神社で授与する「おより紙」を湖に投げ入れ、水底へ沈めば願いが叶う、叶わないときは浮いて流されると言われます。現在、占い場などのある境内奥へ続く参道は通行止めですが、「乙女の像」前の浜や自宅のお風呂・洗面台でも占えるそうなので、ぜひ一度お試しを。
(写真提供:十和田奥入瀬観光機構)
十和田神社の詳細
住所 青森県十和田市奥瀬十和田湖畔休屋486 TEL 0176-75-2508 駐車場 なし(休屋北駐車場より徒歩4分) URL https://towadako.or.jp/(十和田湖国立公園協会)
https://www.towada.travel/(十和田奥入瀬観光機構)
ホテルメイドのアップルパイが味わえる湖畔のカフェ「十和田湖マリンブルー」
十和田湖のほとりのボートハウス&カフェ「十和田湖マリンブルー」は、手作りアップルパイが人気。アップルパイは姉妹施設「十和田湖レークサイドホテル」で焼き上げたもの。フィリングは青森県産の完熟「ふじ」がメインで、ゴロゴロと大きめのりんごが食べ応え満点です。甘酸っぱいりんごの風味がそのまま味わえるのは、素材の味を活かすため、あえてシナモンを使っていないからだとか。テラス席から十和田湖の絶景を望みながら頬張れば、舌も心も満たされます。
※4月下旬~11月上旬のみ営業
十和田湖マリンブルーの詳細
住所 秋田県鹿角郡小坂町十和田湖休平 ※十和田湖レークサイドホテルより徒歩5分 TEL 0176-75-3025 営業時間 8:00~18:00 ※11月上旬~4月下旬冬期休業 駐車場 あり URL http://www.towadakolakeside.jp/food(創作料理の宿 十和田湖レークサイドホテル)
変化に富んだ渓流と新緑に包まれて深呼吸「奥入瀬渓流」
ミシュラン・グリーンガイドで二つ星に選ばれている奥入瀬渓流は、十和田湖・子ノ口(ねのくち)を流れ出し、約14kmにわたって続く渓流です。渓流沿いには車道と遊歩道が整備され、ドライブはもちろんカメラ片手の散策もおすすめ。自然との一体感を感じながら眺める木々の緑や清流は格別です。「奥入瀬渓流館」「奥入瀬湧水館」が位置する、渓流の玄関口・焼山(やけやま)周辺とゴール地点の子ノ口にはレストランやショップがあるほか、途中の石ヶ戸休憩所にも売店やトイレがあり、千変万化の渓流の魅力をマイペースで体感できます。
奥入瀬渓流の詳細
住所 青森県十和田市奥瀬 TEL 0176-74-1233(奥入瀬渓流館) 営業時間 見学自由 URL https://oirase-fm.com
神秘の森と静寂の沼に響く野鳥のさえずり「蔦沼」
十和田湖から北へ約10km、蔦温泉を囲むブナ天然林の中に点在する、大小7つの「蔦七沼」。透き通る水面に樹々が移る”水鏡”は、思わず息をのむ美しさです。特に最も大きな「蔦沼」は大人気の撮影スポット。紅葉期以外は自由に散策できるので、蔦温泉を起点に「赤沼」を除く6つの沼を巡る「沼めぐりの小路」を歩くのがオススメ。1周2.9km、周辺は鳥獣保護区に指定されており、野鳥の宝庫です。バードウォッチングを楽しみたいなら「野鳥の小路(約1km)」もオススメ。
蔦沼の詳細
住所 青森県十和田市奥瀬 TEL 0176-24-3006(十和田奥入瀬観光機構)
0176-75-2425(十和田湖国立公園協会) URL https://www.towada.travel/(十和田奥入瀬観光機構)
https://towadako.or.jp/(十和田湖国立公園協会)
※紅葉期における蔦野鳥の森への入場事前予約制及び渋滞対策・環境保全協力金に関するお知らせは十和田市HPをご覧ください
平安の世より人々に親しまれる”千年の秘湯”「蔦温泉」
蔦七沼から徒歩約5分、奥入瀬渓流から車で約20分。南八甲田に佇む蔦温泉は、長い歴史を秘めた”千年の秘湯”。平安時代にあたる久安3年の文献に、当時すでにこの地に湯治小屋があったことが記録されていて、日本でも珍しい湯船の底から源泉が湧き出す「源泉湧き流し」の湯が特長。足元から湧き上がる湯玉が肌にあたる感触は、蔦温泉ならでは。レトロな風情を醸し出す男女入替制の「久安の湯」、浴槽から梁までの高さが最頂12mと開放感満点の「泉響の湯」は日帰り利用もOK。他に現地予約制の貸切風呂もあります。
蔦温泉の詳細
住所 青森県十和田市奥瀬字蔦野湯1 TEL 0176- 74-2311 (対応時間 7:0 22:0 まで) 日帰り利用 10:00~15:0 (14:30受付終了) 料金 大人1,0 円/小人(小学生) 500 円
※タオル貸し出しあり(有料)
※撮影等により利用不可の場合あり 貸切風呂 現地・帳場での予約制(電話予約不可)/1時間 3,300円 URL https://tsutaonsen.com/
Posted by
Drive! NIPPON編集部
Drive! NIPPONは、「クルマでおでかけするすべての大人たちへ」をコンセプトに、日本各地の魅力的な観光関連情報の発信とともに、素敵な「ドライブ」「旅行」「おでかけ」を演出する様々なサービスを提供していきます。
RECOMMENDED
東北エリアのおすすめ記事