雪を頂く姿も見事ですが、裾野まで青々とした稜線が広がる夏の富士山もまた格別な美しさ。草花が彩る絶好の季節に、山梨県の河口湖畔を優雅にドライブしませんか。今回は、世界遺産である富士山について学べる施設、音楽をテーマにした美術館、のどかな観光集落、風穴や道の駅を巡る休日プランを紹介します。例年6月下旬~7月中旬にかけては「河口湖ハーブフェスティバル」が開催され、ラベンダーと雄大な富士山の絶景も楽しめます。
(写真提供:富士河口湖町)
TABLE OF CONTENTS
目次
- START 富士吉田IC
- 山梨県立富士山世界遺産センター
- 河口湖音楽と森の美術館
- 西湖いやしの里根場
- 富岳風穴
- 道の駅なるさわ
- Rakuten STAY VILLA 富士河口湖の森
富士山への興味が深まる「山梨県立富士山世界遺産センター」
世界遺産「富士山」の文化的な価値や自然について、デジタル技術を駆使した展示を体感できるスポット。「南館」に入ったら、鳥居をイメージした富士山ゲートをくぐってまず2階へ。和紙製の巨大なオブジェ「冨嶽三六○」が出迎えてくれ、富士山の姿を全方位から眺められます。1日や季節ごとに表情を変える富士山が照明で表現され、思わず見入ってしまうはず。現代の作家が描いた絵画「冨士北麓参詣曼荼羅」も貴重なのでお見逃しなく。つづいて1階に降りると、富士山の歴史や人との関わりが分かる展示が充実。わずか数分で富士山に登頂できるタイプラプス映像やVR体験で、バーチャル登頂を楽しむのもおすすめです。「北館」は雄大な富士山を望む展望広場とカフェがあり、ひと休みに最適。名物の「青い富士山カレー」「赤い富士山カレー」をいただき、食でも富士山を堪能してみては。
山梨県立富士山世界遺産センターの詳細
住所 山梨県南都留郡富士河口湖町船津6663-1 TEL 0555-72-0259 開館時間 9:00~17:00
※7~8月:8:30~18:00、12~2月:9:00~16:30
最終入館は30分前まで 休館日 北館:無休
南館:第4火曜(祝日の場合翌日休館) 入場料 無料 URL https://www.fujisan-whc.jp/
6月は艶やかなバラと富士山が競演!「河口湖音楽と森の美術館」
一歩入れば、そこは小さなヨーロッパ! 湖畔にたたずむ「河口湖音楽と森の美術館」は、貴族たちが愛したオルゴールや自動演奏楽器が奏でる音楽、庭園、食事や買い物が楽しめる体験型の美術館。「コンサートホール」には数々の自動演奏楽器がそろい、タイタニック号に搭載予定だったという貴重な逸品もあります。「オルガンホール」は全長20mのホール全体がひとつの楽器という絢爛豪華な「ダンスオルガン」が名物で、43体の人形が一緒に演奏する仕掛けは圧巻。いずれも1日に数回演奏されるので、時を超えた音色に耳を傾けてみては。さらに6月は720品種ものバラが彩るローズガーデンが最盛期を迎え、園内は一層華やかに。カフェやオルゴール制作体験もあり、優雅な世界に浸れるスポットです。
河口湖音楽と森の美術館の詳細
住所 山梨県南都留郡富士河口湖町河口3077-20 TEL 0555-20-4111 営業時間 10:00~17:00(16:00最終入館) 休館日 火・水曜 ※季節により変更あり 入場料 大人1,800円、大高生1,300円 小中学生1,000円
※土日祝は大人・大高生は300円アップ、GWとお盆は別料金 URL https://kawaguchikomusicforest.jp/
“日本一美しい”と称された集落を再現「西湖いやしの里根場」
富士五湖のひとつ、西湖の程近く、富士山を正面に望む扇状地に、かつて「日本一美しい」と称された「根場(ねんば)集落」がありました。1966年の台風災害で消滅したものの、2006年に茅葺家屋や炭焼き小屋などが再現され、観光交流拠点「西湖いやしの里根場」として復活。それぞれ趣向が凝らされた20棟以上の茅葺家屋を巡りながら散策できます。ごろんと寝転んで寛げる「ごろ寝館」、「まんが日本昔ばなし」の原画が展示された「見晴らし屋」のほか、お香づくりや彫金などの体験工房、お食事処やお土産店まで充実。雄大な富士山、四季折々の自然、丁寧な手仕事―。どこか懐かしい原風景に心癒されるスポットです。
西湖いやしの里根場の詳細
住所 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖根場2710 TEL 0555-20-4677 営業時間 3〜11月:9:00〜17:00
12〜2月:9:30〜16:30
※入館は閉園30分前 定休日 無休 ※臨時休館あり 入場料 高校生以上500円、小・中学生250円 URL https://saikoiyashinosatonenba.jp/
富士山がつくる大自然の神秘「富岳風穴」
青木ヶ原樹海に囲まれた「富岳風穴」は、富士山の溶岩がつくり上げた天然記念物の洞窟。流れ出た溶岩流の上部と下部のすき間にできた空洞が、総延長201m、最高部8.7mという巨大な洞窟になりました。歩きやすい横穴型なので、所要時間15分ほどで気軽な探検が味わえます。樹海の中にある入口から降りていくと、平均気温3℃というヒンヤリした冷気に包まれ、天然の冷蔵庫として使われていたのも納得。冬~春は天然氷の氷柱が見られるほか、光り苔の群生といった珍しい光景にも出会えます。玄武岩の音を吸収する性質から、音が反響しないという不思議な体験にもワクワク。探検後は「森の駅『風穴』」で不動の人気を誇る「とうもろこしソフト」を味わってみては。
富岳風穴の詳細
住所 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖青木ヶ原2068-1 TEL 0555-85-2300 営業時間 4月1日~10月15日:9:00~17:00
10月16日~11月15日:9:00~16:30
11月16日~3月15日:9:00~16:00 定休日 無休 入洞料 大人350円、小学生以下200円 URL https://www.mtfuji-cave.com/contents/wind_cave/
富士山の景色も物産も名水も!「道の駅なるさわ」
絵に描いたような富士山の景色、地元グルメ、名水まで。「道の駅なるさわ」は、富士山の恵みが盛りだくさんのスポット。「物産館」には、鳴沢村で育った新鮮な高原野菜、山梨県のフルーツ・ワインなどの名産品がずらり。「軽食堂」には、山盛りの千切り大根をのせた「せんどそば」や「ビスケットの天ぷら」、富士山麓に自生するフジザクラの実を使った「富士桜ソフトクリーム」といった鳴沢村の郷土料理を味わえます。敷地内には地下300mから富士の伏流水を汲み上げた「不尽の名水」の水場があり、のどを潤すのもおすすめです。
道の駅なるさわの詳細
住所 山梨県南都留郡鳴沢村 8532-63 TEL 0555-85-3366 営業時間 9:00~18:00
※営業時間は、季節・施設によって異なります 定休日 無休 URL https://www.ja-narusawamura.or.jp/michinoeki/
富士山麓のヴィラでサウナも満喫「Rakuten STAY VILLA 富士河口湖の森」
「Rakuten STAY VILLA 富士河口湖の森」は、アウトドア初心者でも気軽に自然とふれあえる、森林体験をコンセプトにした宿泊施設。タブレット端末によるセルフチェックイン・チェックアウトやスマートロックに対応した客室入退室により、プライベート感のある滞在が叶います。約100平米・120平米という広々とした2階建てメゾネット客室は、大きな窓が切り取られ自然と溶け合うような開放感。全室にバーベキューが楽しめる専用ウッドデッキ、石造りの人工温泉とプライベートサウナまで完備しています。一部の客室には半露天風呂やハンモックもあり、ゆるゆると寛ぐのにぴったり。森の中のヴィラで日頃のストレスを解放しませんか。
Rakuten STAY VILLA 富士河口湖の森の詳細
住所 山梨県南都留郡富士河口湖町船津5636-1 TEL 050-1750-9719 URL https://stay.rakuten.co.jp/villa/fuji-kawaguchiko-forest/
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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