国内屈指の自然美を誇る青森県十和田市。なかでも、十和田湖・奥入瀬渓流は、国の特別名勝と天然記念物に指定されています。今回は、長い年月を経て形成された神秘的な自然景観に癒され、美術館だけでなく街のいたるところに点在するアート作品を堪能するドライブを紹介します。絶景とアートに酔いしれる、そんな感動的な体験を楽しんでみませんか。
TABLE OF CONTENTS
目次
- START 新青森駅
- 八甲田ロープウェー
- 蔦沼
- 奥入瀬モスボール工房
- 十和田市現代美術館
四季折々の絶景を空中散歩で楽しむ「八甲田ロープウェー」
十和田八幡平国立公園の北部に位置し、山麓駅と山頂公園駅を結ぶ「八甲田ロープウェー」。片道約10分の空中散歩を楽しんだ後に到着する約1,300mの山頂公園駅には、春は新緑、夏はサマースキー、秋は紅葉、冬はウィンタースキーや樹氷と、1年を通じて四季折々の雄大な自然美の絶景が広がります。なお、自然遊歩道(八甲田ゴードライン)が整備されていて、気軽に散策できる1kmの30分コース、田茂萢(たもやち)湿原の周囲も合わせて巡る1.8kmの約60分コース、約4時間の登山コースなど、いくつかのルートから選んで散策ができます。
八甲田ロープウェーの詳細
住所 青森県青森市荒川寒水沢1-12 TEL 017-738-0343 営業時間 9:00~16:20(冬季15:40) 定休日 強風・悪天候の場合、運休あり 料金 大人:片道1,400円/往復2,200円
小人:片道450円/往復700円 ※小学生入学前 無料 URL http://www.hakkoda-ropeway.jp/
八甲田の自然を映し出す神秘的な湖「蔦沼」
南八甲田の麓に位置する、大小7つの湖沼群「蔦七沼」。ブナの天然林に囲まれた個性豊かな7つの沼で見られる四季折々の絶景と森の中に響く野鳥のさえずりが織りなす神秘的な空間は息を呑むほどの美しさ。なかでも最も大きな「蔦沼(つたぬま)」は、水の透明度が高く、季節ごとの自然美を映し出す水鏡は一見の価値あり。春の新緑はもちろん、秋は紅葉の名所として知られています。周辺には、赤沼を除く6つの沼を巡る「沼めぐりの小路(約3km)」、バードウォッチングが楽しめる「野鳥の小路(約1km)」など、整備された遊歩道があり、のんびりと散策するのもオススメです。
(写真提供:十和田奥入瀬観光機構)
蔦沼の詳細
住所 青森県十和田市奥瀬 TEL 0176-24-3006(十和田奥入瀬観光機構) URL https://aomori-tourism.com/spot/detail_137.html
※紅葉期における蔦野鳥の森への入場事前予約及び渋滞対策・環境保全協力金に関するお知らせは十和田市公式HPをご確認ください。
こけ玉やひょうたんランプの魅力を体感「奥入瀬モスボール工房」
“小さな奥入瀬”を表現したこけ玉とひょうたんランプの専門店「奥入瀬モスボール工房」。奥入瀬渓流に生息する苔・シダ・樹木をモチーフにした「こけ玉(モスボール)」の展示販売、植物の根を丸くした玉をこけで覆って作る「こけ玉作り体験」が楽しめます。併設されている「奥入瀬ランプ工房」では、自家製ひょうたんの表面に穴を開けて暖かい光を灯す「ひょうたんランプ制作体験」も可能。ここでしかできない特別な体験を通して、世界でひとつだけの作品を作ってみませんか。
奥入瀬モスボール工房の詳細
住所 青森県十和田市大字法量焼山64-195 奥入瀬モスボールパーク内 TEL 080-2165-7454 営業時間 9:00~16:00 定休日 無休 ※冬季休業 URL https://www.mossball.jp/
境界線のない美術館でアートを満喫「十和田市現代美術館」
アートによるまちづくりプロジェクト「Arts Towada」計画の中核として、2008年に開館した「十和田市現代美術館」。建築家・西沢立衛氏が手がけた建物は、「アートのための家」のコンセプトのもと独立した各展示室をガラスの廊下で繋いだ分散型の構成が特徴的。館内には、高さ4mからなるロン・ミュエクの巨大な彫刻作品「スタンディング・ウーマン」、前庭には、チェ・ジョンファによる「フラワー・ホース」など、国内外のアーティストによるアート作品が展示されています。館内の常設展のほか、「まちなか常設展示」「ストリートファニチャー」として、十和田市内のいたる場所にもアート作品を多数展示。美術館とまちの境界線をなくした美術館で、アート鑑賞を満喫ください。
十和田市現代美術館の詳細
住所 青森県十和田市西二番町10-9 TEL 0176-20-1127 営業時間 美術館9:00〜17:00(最終入館16:30)/カフェ&ショップ9:00〜17:00(L.O.16:30) 定休日 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、年末年始 URL https://towadaartcenter.com/
白飯が進む青森のご当地グルメ「十和田バラ焼き」
青森県のご当地グルメのひとつ「十和田バラ焼き」。甘辛い醤油ベースのタレで味付けした牛バラ肉と玉ねぎを鉄板で水分がなくなるまで炒めたもので、白飯はもちろんお酒の肴としてもオススメ。戦後間もない頃に、三沢市にある三沢米軍基地前の食堂で誕生したとされ、十和田に伝わり、今では子どもから大人までが好む十和田市民のソウルフードになったとか。日本最大級のまちおこしイベント「B-1グランプリ」でゴールドグランプリを受賞したこともあり、現地で味わいたい青森のご当地グルメとして外せない一品です。
(写真提供:十和田奥入瀬観光機構)
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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