三方を山に囲まれ、一方が海に面した富山県では、3000m級の立山連峰と水深の深い富山湾がつくり出す絶景や美味に出会えます。今回は、世界に誇りたくなる富山のカルチャーにも注目。あの国民的まんが家のギャラリーや、高岡の鋳物文化、運河が織りなす絶景公園など、心ときめく体験がめじろ押しです。海の景色からスタイリッシュな富山の街並みへと車窓が移り変わるドライブコースで、クリエイティブを刺激してみませんか。
写真提供/(公社)とやま観光推進機構
TABLE OF CONTENTS
目次
- 高岡砺波スマートIC
- 能作
- 高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー
- きときと食堂
- 富山城
- 富岩運河環水公園
カフェやショップ、工場見学で、美しい錫の鋳物文化を体感「能作」
鋳物のまちとして知られる高岡の地で、100余年前に鋳物メーカーとして創業した「能作」。近年は、錫(すず)の曲げて使える特性を生かした「KAGO」シリーズなどのモダンなインテリア雑貨が大ヒットし、全国で直営店を展開しています。本社社屋は、ショップやカフェ、鋳物製作体験の工房までそろう観光スポット。社屋内に無料の展示スペースがあり、エントランスで出迎えてくれる2500個もの木型倉庫は圧巻!カフェでは大人気の「能サクッ!アップルパイ」(数量・提供時間限定)をはじめ、ランチやスイーツを錫の食器でいただけます。事前に予約して、錫のぐい呑みや小鉢の製作体験(有料)、工場見学を楽しむのもおすすめ。風鈴モチーフを描いた駐車場のラインなど、細部のさりげない意匠までお見逃しなく。
能作の詳細
住所 富山県高岡市オフィスパーク8-1 TEL 0766-63-0001 営業時間 10:00~18:00(カフェLOは17:30) 定休日 年末年始(工場見学は日曜・祝祭日休業。土曜は不定休) URL https://www.nousaku.co.jp/
藤子・F・不二雄先生のまんがの原点を楽しむ「高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」
高岡市は、藤子・F・不二雄先生が20歳まで過ごしたふるさと。高岡市美術館2階の「高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」では、日本を代表するまんが家の足跡や作品の魅力に触れることができます。先生の代表作「ドラえもん」のひみつ道具“どこでもドア”から館内に入ると、先生がまんが家になる夢を抱いて上京するまでの歩みや、上京時に持って行かれたと思われるカバン、貴重な原画などの展示がずらり。また、川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムのオリジナルショートムービーの上映や、ライブラリーコーナー、ショップなどもあります。ギャラリー周辺や高岡の街中にはキャラクターのモニュメントや看板が点在しているので、行きすがら探してみては。
©藤子プロ
高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーの詳細
住所 富山県高岡市中川1-1-30 高岡市美術館2階 TEL 0766-20-1170 営業時間 9:30~17:00 (入館は16:30まで) 定休日 月曜日(月曜が祝・休日の場合は開館、翌平日に休館)、12月29日~1月3日 入館料 一般500円、中高生300円、小学生・幼児(4歳以上)200円、3歳以下無料 URL https://fujiko-artgallery.jp/
新湊漁港の目の前、魚屋さんが営む「きときと食堂」
立山連峰の栄養豊かな水が注ぎ込む富山湾は、天然のいけすとも呼ばれる魚介の宝庫。全国的にも珍しい昼セリも行う新湊漁港で、水揚げされたばかりの新鮮な海の幸を堪能しませんか。漁港の目の前にある「きときと食堂」は土屋鮮魚店が営む食堂で、早朝から昼過ぎまでの限定営業。老舗の魚屋さんが目利きした魚介類がリーズナブルに味わえるとあって、漁港で働く方や観光客がこぞって訪れます。“富山湾の宝石”白えびとカニを贅沢に欲張る「紅白丼」、地元の甘めの醤油で浸け込む「まかないづけ丼」など多彩なメニューがそろい、目移りしてしまうはず。混み合う昼間を避けて、朝食として利用するのも手です。
きときと食堂の詳細
住所 富山県射水市八幡町1-1100 TEL 0766-54-0310 営業時間 5:30~14:30(LO14:00) 定休日 水曜日 URL https://kitokitofish.jp/kitokito/
天守閣と石垣から歴史をたどる「富山城」
佐々成政や前田家の居城であった富山城址を整備した「富山城址公園」。園内は、戦後復興のシンボルとして1954年に建築された天守閣や、唯一現存する「千歳御門」、和風庭園など見どころがたっぷり。天守閣の中は「富山市郷土博物館」となり、400年以上にわたって焼失・再建を繰り返してきた富山城の歴史に思いを馳せることができます。4階の天守展望台まで階段で上がり、城主の気分で富山市の中心街を見晴らしてみませんか。さらに美しい石垣も注目したいポイント。丸みのある自然石を積み上げた野面積み、石垣内に組み込まれた巨石「鏡石」など、往時の技が凝縮した石垣に見惚れてしまうはず。
画像提供/富山市観光協会
富山城の詳細
住所 富山県富山市本丸1-62 TEL 076-432-7911 開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)、公園は終日開放 郷土博物館入館料 大人210円(特別展期間中は400円)、高校生以下無料 定休日 12月28日~1月4日、臨時休館あり URL https://www.city.toyama.toyama.jp/etc/muse/
夜のライトアップも幻想的!「富岩運河環水公園」
「富岩運河環水公園」は、工業の発展に寄与した「富岩(ふがん)運河」を残して整備された水辺のオアシス。運河にかかる天文橋と芝生広場が織りなす広大な公園は、まるで海外のような空気感。天文橋の上からは公園の全景と立山連峰まで一望でき、気分爽快です。夜になると天文橋と泉と滝の広場が、春の桜、秋の紅葉、クリスマスなど四季ごとの光で彩られ、ロマンチックな雰囲気に(日没~22:00の毎時0分・20分・40分、5分間)。橋の両塔を結ぶ赤い光のライン「運命の赤い糸」は、橋の両端で愛の告白ができた「赤い糸電話」の名残として今なお人気のスポットです。園内にある“世界一美しいスタバ”で寛ぎながら、光り輝く景色に浸ってみては。
住所 富山県富山市湊入船町 TEL 076-444-6041 開園時間 終日開放 ※天門橋展望塔は9:00~21:30 休園日 無休 URL http://www.kansui-park.jp/
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Drive! NIPPON編集部
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