羽田みらい開発株式会社は、羽田空港跡地第1ゾーン整備事業(第一期事業)において開発を進めている「HANEDA INNOVATION CITY」(略称:HICity(エイチ・アイ・シティ)。以下、HICity)のまちの概要と、2020年7月初旬にまち開き(先行開業)することを決定しました。
HICityは、羽田空港の第3ターミナル(現:国際線ターミナル)から1駅の「天空橋駅」に直結する、延床面積約13万平方メートル超の大規模複合施設です。
HICityは「先端」と「文化」の2つをまちのコア産業として、多くの特徴的な機能を内包し、先端技術による実証実験の取り組みや、ジャパンカルチャー体験の機会を提供します。また、研究者、クリエーター、国内外からの観光客や来街者など、 多種多様な人々が集い、 互いに刺激し合うことで「先端」と「文化」が融合し、ヒト・モノ・コトの分野を超えた交流と新たな産業を創造します。未来志向の新たな体験や価値を創出するまちづくりを推進し、日本初のスマートエアポートシティ*1を実現します。
なお、本事業は大田区との官民連携事業であり、国家戦略特区の区域内にて実施します。併せて、特定都市再生緊急整備地域内における民間都市再生事業計画*2、国土交通省スマートシティモデル事業の「重点事業化促進プロジェクト」、「スマートシティ推進パートナー」*3に認定・選定されています。
*1 スマートエアポートシティ:空港近接地における大規模複合開発であり、実証実験などの取り組みを行うスマートシティの意
*2 2018年に認定 *3ともに、2019年に選定ならびに認定
【計画概要】
プロジェクト名 :羽田空港跡地第1ゾーン整備事業(第一期事業)
施設名称:HANEDA INNOVATION CITY (羽田イノベーションシティ) [略称]HICity(エイチ・アイ・シティ)
主要機能:先端モビリティセンター(テスト路併設)、先端医療研究センター(医療・研究施設、滞在施設)、研究開発拠点(ラボ、大規模オフィス)、区施策活用スペース、会議研修センター(カンファレンスルーム・滞在施設)、ライブホール、文化体験商業施設、アート&テクノロジーセンター、水素ステーション、交流・連携スペースなど
所在地:東京都大田区羽田空港一丁目1番4号
交通:京浜急行電鉄空港線・東京モノレール「天空橋駅」直結
敷地面積:約5.9ha ※羽田空港跡地第1ゾーン全体では約16.5ha
延床面積:約131,000平方メートル
規模:地上11階・地下1階
スケジュール:2020年7月初旬まち開き(先行開業)
2022年グランドオープン
■先端医療研究センター(医療・研究施設、滞在施設)
先端医療研究センターに学校法人東邦大学(以下、 東邦大学)が医療・研究施設、東日本旅客鉄道株式会社(以下、 JR東日本)が滞在施設を開設します。
東邦大学は既に羽田空港内に2つのクリニックを運営。また、JR東日本は東京圏鉄道ネットワークを活用し多方面から羽田空港へのダイレクトアクセスを実現する「羽田空港アクセス線(仮称)」の計画を推進しています。医療・研究施設では、臨床機能を持つ強みを活かし、医療現場から発信されるマーケットイン型医工連携を推進し、世界最高水準の医療技術を地域産業と協働開発を推進します。また、先端医療の提供とともに、関連技術・産業の海外展開を志向しています。滞在施設では医療技術者、患者・家族の長期滞在も可能になります。2022年開業予定。
■HANEDA INNOVATION CITY公式ウェブサイト
https://haneda-innovation-city.com
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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