中国地方の北東部に位置する鳥取県は、北は日本海に面し、日本海の荒波がつくる鳥取砂丘をはじめとする白砂青松の砂浜、奇岩・洞門など変化に富んだ海岸線が続き、南には、中国地方最高峰の大山(だいせん)をはじめ、中国山地の山々が連なります。四季の移り変わりが鮮やかで、美しい自然に恵まれている鳥取県から、清涼感溢れる滝の名所をご紹介します。
■扇ノ山(おうぎのせん)の名水 「雨滝(あめだき)」
鳥取の代表的なパワースポットの一つである「雨滝」は日本の滝100選にも選出されています。 断崖絶壁から轟音を発して落水する様子は、滝壺のすぐ近くでも見ることができます。昔から霊場として修行・信仰が行われている場であり、落差約40mの滝の正面右手にある不動明王に祈願すると、精神病の治癒や商売繁盛の効果があると言われています。
周囲にも大小48もの滝が存在し、いずれも自然のままの滝を見ることが出来ます。2010年10月、ユネスコが支援する「世界ジオパークネットワーク」へ「山陰海岸ジオパーク」が加盟認定され、この雨滝は扇ノ山エリアに属し、貴重で美しい地形を観察することができます。
アクセス:
JR鳥取駅から車で約40分
JR鳥取駅から日ノ丸バス・雨滝行き約60分「雨滝」下車徒歩約20分
URL:https://www.tottori-guide.jp/tourism/tour/view/13
<雨滝から歩いていける美しい滝>
■筥滝(はこだき)
雨滝に負けないほど迫力のある流れが特徴。滝は4段になって流れ落ちており、重箱を重ねたような様相は類例が少なく珍しい景観。凹凸のある岩肌を流れる滝は紋様を描きながら流れ、水しぶきであたりの緑を濡らす様子が美しいと言われています。
■布引(ぬのびき)の滝
雄大で男性的な雨滝と対象的な、絹の布をかけ流したように美しいその流れから名付けられました。絶壁の途中、約20mの高さから噴出しています。主要の滝の左右にも水量が少ないものの小滝が流れ落ち、独特の景観を造りだしています。
■神仏混交の滝 今滝
湯梨浜町指定保護文化財の今滝は神仏混交の滝であり、近くには竜王、不動明王が祀られています。鳥居をくぐり滝への参道が始まります。参道を200mほど進むと奥深い森林のなかに滝が突如現れ、岩間に太陽の光を浴びてキラキラ光る様子はとても神秘的。遊歩道が整備されており、岩壁に着生する植物やムクの木などは、植物学上貴重なものとされています。湯梨浜町のパワースポットとして多くの観光客が訪れます。
アクセス:
米子自動車道「湯原IC」から 車約60分
鳥取自動車道「鳥取IC」〜国道9号線 車約1時間40分
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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