香川漆器は、江戸時代後期、玉楮象谷(たまかじぞうこく)が、中国伝来の技法である、存清(ぞんせい)、彫漆(ちょうしつ)と、中国南方・東南アジア伝来の籃胎蒟醤(らんたいきんま)の技法を修得し、独自の漆技法を確立したことに始まります。そこに後藤太平が始めた後藤塗と象谷塗を含めた「香川の五技法」によって作られた香川漆器は国の伝統的工芸品に指定され、現在も高松市、さぬき市を中心に香川県内で多くの作品が生産されています。
古くから食器以外にも箪笥(たんす)や座卓などの家具といった普段の生活の一部として親しまれている香川漆器ですが、近年ではデザイン性の高い器やカップなど、幅広いアイテムが生み出され、注目を集めています。
■世界であなただけの香川漆器アイテムを
作品ひとつひとつが手作りで、丁寧で繊細な技によって生みだされる香川漆器は、その豊富な色使いも特徴。使えば使い込むほど、色合いが変化して、それぞれが違った表情を見せ手に馴染みながら、より一層味わいが深まり、愛着が沸くアイテムです。自分で選んだ一点ものの“香川漆器”で、食卓を彩り、上質な「おうち時間」を楽しんでみてはいかがでしょうか。
■無限に広がる食卓の彩りを
漆器は熱が伝わりにくく、熱いお味噌汁やスープを入れても手に持つことができます。さらに衝撃や摩耗に強く耐久性にも優れ、普段使いとして非常に機能性に富んでいます。色鮮やかなデザインは、食卓でも他のガラス食器や陶器とも調和するので、さらに彩りも増していきます。ぜひ実際に手に取って、自分好みの香川漆器を見つけてみてください。
<“香川漆器”、 “香川ならではの手仕事”を、見て・選んで・買える県内スポット3選>
「まちのシューレ963」
器、食べもの、衣服、日用品などの生活雑貨が揃い、カフェも併設するライフスタイルショップです。
ここでしか買えない「Sinra」オリジナルデザインの漆器も取り扱っています。
https://www.schule.jp/
「minamo ATELIER&GALLERY SHOP」
若手漆芸家と写真家の2人が主宰するギャラリー。漆や写真に限らず県内の若手クリエイターによって、様々なジャンルの展覧会やイベントが開催されています。
https://minamogallery.com/
「IKUNAS g」
香川県のあらゆるモノづくりを、独自の視点で表現したライフスタイルマガジン「IKUNAS FLAVOR OF LIFE」のアンテナショップです。厳選された香川漆器や伝統的工芸品が並びます。
https://www.ikunas.com/shop/
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Drive! NIPPON編集部
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