株式会社ローカルフラッグ(京都府与謝野町)は、京都・与謝野町産ホップを使用したクラフトビールブランド「かけはしブルーイング」を正式リリースしました。
かけはしブルーイングの第1弾となる商品「asobi」は、2020年10月6日(火)18:00より、クラウドファンディングサイト「makuake」にてリリースし、販売開始、24時間で約1500本完売。
makuakeでの先行販売は、2020年10月30日(金)まで継続されます。なお、先行販売の在庫が全て完売した場合は、その段階でmakuakeでの先行販売を終了。
【makuake販売ページ】
https://www.makuake.com/project/kakehashi_brew/
■国産ホップを栽培する京都・与謝野町での6次産業化に向けた取り組み
京都府与謝野町では、2015年より官民連携となりビールの原料となる「ホップ」の栽培がはじまりました。
開始当初は、年間約100kg程度だった収穫量が、2020年には約2トンもの収穫量まで成長しています。ホップ栽培から、ビール醸造へとシフトし、地域資源の6次産業化をしていくことで、「地方創生」を目指すことを目的に、本事業を開始。
ブランド立ち上げ初年度は、OEM製造での商品開発・販売を展開していく予定で、OEMの製造パートナーとして、「いわて蔵ビール」を手掛ける世嬉の一酒造株式会社(岩手県一関市)に協力を仰ぎ、ブランド第1弾の商品が実現しました。
今後は、OEM製造を継続しながら、小規模醸造設備の導入による試験醸造や、ビール製造免許を取得し自社製造を京都府与謝野町で行うことを目指しています。
■飲めば飲むほど、海がキレイに!?環境課題に配慮したものづくり
かけはしブルーイングのモチーフとなった「日本三景・天橋立」では、生活排水流入と、内海の海流の流れの悪さによる海の「富栄養化」のため、牡蠣が大量繁殖しています。牡蠣が集積し島を作ることで、天橋立の景観を損ね、地上に出て死んだ牡蠣が悪臭の原因となるという地域課題になっています。
この牡蠣の有効活用の案として、ビール醸造時の「硬度調整」や「濾過」という工程で牡蠣が使用されています。まずは、「硬度調整」の資材として活用されていますが、ブランドの立ち上げと共に、吉備国際大学農学部醸造学科との共同研究プロジェクトも始まり、牡蠣殻の「濾過材」の開発に向けてスタート。「かけはしブルーイングを飲めば飲むほど、日本の海がきれいになっていく」そんな世界感を目指したビールづくりに取り組んでいます。
■地元出身の23歳の若者が、大学卒業後にUターン「地方創生」を志し、起業
かけはしブルーイングの母体となる株式会社ローカルフラッグは、京都府与謝野町出身の創業者、濱田祐太が関西学院大学在学中に、起業したまちづくり会社です。「持続可能な地域をつくる」をビジョンに、人材のマッチング事業や移住定住事業に取り組んでいます。地域に産業を生み出し、雇用創出と地域課題解決に取り組むという想いで、この度、「かけはしブルーイング」を立ち上げました。
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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