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投稿日:2021.03.24 Wed

約380年の歴史を持つ史跡・名勝「松花堂庭園」にて、「第32回松花堂つばき展」&「竹花入展」同時開催

約380年の歴史を持つ史跡・名勝「松花堂庭園」にて、「第32回松花堂つばき展」&「竹花入展」同時開催

京都の八幡市にある「八幡市立松花堂庭園」は、竹の花入れと椿が庭園を鮮やかに彩るイベント「第32回松花堂つばき展」を2021年4月2日(金)3日(土)4日(日)の3日間実施します。また、日本工芸会正会員・特待の竹工芸作家「三代目 武関 翠篁」と竹工芸の職人達を擁する「高野竹工株式会社 高野一門」による高度な技法で作られる竹の花入れを展示する特別企画展「竹花入展」も同時開催。
松花堂庭園は、椿を提供する山口椿園の協力のもと、四季豊かな日本庭園を通じて癒しを届けられるようにと、「松花堂つばき展」を32年間にわたり開催しています。

約20,000平方メートル ある広大な日本庭園には、40種類を超える竹や笹、300本を超える椿のほか、梅や桜、紫陽花、紅葉などがあり、四季を通じて美しい景観を楽しむことができます。こうした庭園や美術館別館を舞台に、山口椿園様が丁寧に栽培された椿とこの日のために用意した竹の花入れに生けられた花や300種類を超える椿の切り花が、庭園を彩り、春の麗らかな心地を体感することができます。
また、初の試みとして特別企画「竹花入展」を同時開催し、来年度以降の新たな展開として、竹工芸と椿の競演にチャレンジします。
宮内庁をはじめ主要な美術館で収蔵される作品を制作する竹工芸作家「三代目 武関 翠篁」、竹に限らず上質な茶道具を作り続ける職人集団「高野一門」、竹と椿が彩る国指定名勝松花堂庭園の初となる競演をお楽しみください。

【イベント概要】
■特別企画展 「第32回 松花堂 つばき展」
日時:2021年4月2日(金)/3日(土)/4日(日)9:00~17:00(入園は16:30まで)
※最終日4日(日)は16:00まで(入園は15:30まで)
場所:松花堂庭園(京都府八幡市八幡女郎花43-1)
観覧料:一般400円 学生300円 こども200円(20名以上団体2割引 )
主催:八幡市立松花堂庭園・美術館(公益財団法人やわた市民文化事業団)、八幡市、八幡市教育委員会
協力:山口椿園(木津川市)、八幡市文化協会、SHISEIDO
内容:庭園内に咲く多くの椿に加え、約300種類の椿の切り花展示や、竹の造形物に生けられた美しい花などが庭園を彩ります。

※協力会社の資生堂ジャパン株式会社より、「第32回松花堂つばき展」来園の方、先着1,000名限定でサンプルのプレゼントがあります。

■特別企画「竹花入展」
日時:2021年4月2日(金)/3日(土)/4日(日)9:00~17:00(入園は16:30まで)
※最終日4日(日)は16:00まで(入園は15:30まで)
場所:松花堂庭園内美術館別館2階(京都府八幡市八幡女郎花43-1)
観覧料:無料 ※「第32回 つばき展」入園料が必要
協力:竹工芸作家「三代目 武関 翠篁」 、高野竹工株式会社(高野一門)
内容:竹工芸の魅力に迫る特別企画展。繊細で優美な匠の技の施された竹花入を特別展としてのお披露目となります。

【松花堂庭園について】
約22,000㎡ の広さがあり、文化財に指定・登録されている草庵「松花堂」、泉坊書院のほか、起こし絵図をもとに建てられた小堀遠州が松花堂昭乗に贈った茶室「閑雲軒」がある松隠、千宗旦好みの四帖半の茶室がある梅隠、江戸時代から続く京の数寄屋大工が建てた竹隠など三棟の茶室があります。
松花堂昭乗ゆかりの草庵「松花堂」や泉坊書院は、明治期の神仏判然政策によって男山から取り払われ、明治24年(1891)に東車塚古墳のあるこの地に移築されました。その後、所有者を数度変えながらも受け継がれ、昭和32年(1957)には男山山中にある松花堂跡とともに草庵「松花堂」とその区域が国の史跡に、さらに平成26年には、「松花堂及び書院庭園」が国の名勝に指定されました。
庭園には、40種類を超える竹や300本を超える椿のほか、梅や桜、紫陽花、紅葉などがあり、四季を通して美しい景観を楽しむことができます。

【山口椿園について】
山口椿園は代表者・椿研究家が山口椿園を営む傍ら椿研究を行っており、 国内屈指の椿研究者でもあります。椿図鑑への出典や各方面への椿の提供、講演会講師など、椿の普及活動を展開中。松花堂庭園つばき展では、第1回目より毎回、約300種類の椿の切り花を提供しています。また、園内の椿の植栽、育成指導、市民対象の講演会の開催など、八幡市の園芸文化振興に30年来尽力しています。

【竹工芸作家「三代目 武関 翠篁」について】
細くしなやかで優美な竹を高度な技法で編上げ、日本の風情を感じさせる竹工芸作家の家に生まれ、2代目父翠月に師事、若くして日本伝統工芸展に連続入選し日本工芸会会員となりました。
日本伝統工芸展NHK会長賞をはじめ数々の賞を受賞し、同展の特待者となり、一方同展及び支部展等の鑑審査委員を務め、日本伝統工芸界の指導者的立場で活躍しています。

【高野竹工株式会社(高野一門)について】
創業者で初代社長の不窮斎高野忠男は、生家が竹工芸店を営んでいた影響もあり、幼少より竹に親しみ、その魅力に傾倒してきました。特に千利休が、自然界が生む竹の美しさを茶道具に用いたその心眼に感服し、茶道具作家としての道を選びました。
その遺志と技術は脈々と後人の職人に受け継がれ、現在も、高野一門は竹に限らず新たな自然素材に取り組み、上質な茶道具作りを続けています。

■松花堂庭園・美術館公式サイトURL:
https://shokado-garden-art-museum.jp/

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Drive! NIPPON編集部

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