京都府・嵐山にある全室リバービューの旅館「星のや京都」は、2021年10月1日~31日の期間、「月夜の薄紅葉狩り」を開催します。
妙心寺退蔵院を通常非公開の夜間に貸し切り、色づき始めの薄紅葉が黄金の月あかりに照らされる幻想的な風景を眺めるアクティビティです。昭和の名園を眺めながら精進料理店「阿(あ)じろ」が手がけた料理を味わい、通常非公開のかくれ茶室で副住職夫妻による抹茶のふるまいを楽しみます。秋の夜ならではの美しい風景を眺め、心が洗われるような穏やかな時間が過ごせます。
■月あかりに照らされる秋の庭をプライベートに楽しむ
秋は一年の中でも特に月が美しい時期で、松尾芭蕉(まつおばしょう)も秋の月の美しさを「名月や池をめぐりて夜もすがら(*2)」という俳句で表現しています。妙心寺退蔵院の余香苑(よこうえん)は、大きな池を囲むようにして造られている池泉回遊式庭園で、昭和の名園とも称されます(*3)。秋には、色づき始める紅葉と、それらが映り込む池など、月あかりに照らされた美しい風景を見ることが出来ます。月を眺めて夜を明かした松尾芭蕉のように、風景を眺めながらプライベートな空間でゆったりとした時間を過ごせます。
*2「中秋の名月を眺めながら池の周りを歩いていたらいつのまにか夜が明けてしまった」の意味。
(芭蕉俳句全集)
*3 京都観光オフィシャルサイト 京都観光Navi
■幻想的な風景を眺めながら味わう精進料理
庭園を眺めながら、妙心寺の料理方である精進料理店「阿じろ」が本アクティビティのために手掛けた精進料理を味わいます。焼きりんごを器にした白和えや、いが栗を表現した一品など、目と舌で秋を感じられる料理です。澄んだ空に浮かぶ月と、月あかりに照らされる幻想的な庭園を眺めながら、実りの秋ならではの滋味を味わいます。
■通常非公開のかくれ茶室で楽しむ抹茶
通常非公開のかくれ茶室では、副住職夫妻による抹茶のふるまいを楽しみます。かくれ茶室とは、外からは茶室と分からないよう設計されている茶室で、修行の妨げになるとして妙心寺で茶の道が禁止されていた時代に作られました。行灯のやわらかな光に照らされる静かな茶室で抹茶を味わいながら説法を聞くことで、自分を見つめ直し、心が研ぎ澄まされます。
<妙心寺退蔵院副住職 松山大耕氏プロフィール>
1978年京都生まれ。2003年東京大学大学院農学生命科学研究科修了。2007年より臨済宗大本山妙心寺退蔵院副住職。日本文化の発信・交流が高く評価され、2009年5月、観光庁 Visit Japan大使に任命される。また、2011年より京都市「京都観光おもてなし大使」。2016年『日経ビジネス』誌の「次代を創る100人」に選出され、同年より「日米リーダーシッププログラム」フェローに就任。2018年より米・スタンフォード大客員講師。2019年文化庁長官表彰、重光賞受賞。
【「月夜の薄紅葉狩り」概要】
期間:2021年10月1日~31日(除外日あり)
時間:第一部 17:30~/第二部 18:30~
料金:1名43,000円(税・サービス料込・宿泊料別)
含まれるもの:妙心寺退蔵院の庭園鑑賞、副住職夫妻による抹茶のふるまい、「阿じろ」の精進料理
*妙心寺退蔵院への交通費は含まれません。
定員:各部1組(2~4名)
予約:公式サイト(https://hoshinoya.com/kyoto/)にて7日前まで受付
場所:妙心寺退蔵院
対象:宿泊者限定
備考:都合により開催できない場合があります。
天候によって月が見えない場合があります。
【星のや京都】
平安貴族が別邸を構えた京都府・嵐山。渡月橋から船に乗り、大堰川を遡ると現れる水辺の私邸。京都に息づく日本の伝統技法を感じる客室、嵐山の情景を映した日本料理、四季の美しい景観と静けさの非日常の世界を楽しめるリゾートです。
住所:京都府京都市西京区嵐山元録山町11-2
URL:https://hoshinoya.com/
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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