サスティナブルツーリズム秋山郷実行委員会は長野県・新潟県から成る奥信越「秋山郷」において、2022年7月11日(月)から7月12日(火)の1泊2日にて、飢饉によって廃村となった集落(村)と秋山郷に紡いできた採取豊かな食を通して食べることの大切さを学び、感じて楽しむツアーを開催します。
天明、天保の飢饉によって廃村となった地を巡り、当時の食を探しながら雪国に伝えられてきた食文化、マタギ文化に耳を傾けて味わう2日間の旅を実施します。時代の交差を通して豊かさを考えてみてはいかがでしょうか。
■秘境と言われる地で自然の美しさと厳しさを体験
豪雪地で日本の秘境100選に選ばれ、雪国の原風景が残る美しさが残る反面、冬の過酷な厳しさも垣間見ることができる秋山郷。かつてこの地で生き抜く為には食の保存という手段を使い越冬していました。しかし、飢饉の際は天候不順により自然の恵みに頼れない年が続き、食料難によって村が消滅しました。越冬を前に食料が足りない状況はどんな心境だったのでしょうか。
「廃」を通してこの地に紡いできた食と、秋山で生きる人々の忍耐強さ、現代の豊かさを感じる旅を提供します。
【開催概要】
ツアー名称:雪と山とともに ~廃を巡る食の旅~
開催期間:2022年7月11日(月)から7月12日(火)1泊2日
開催場所:長野県・新潟県 奥信越「秋山郷」※新潟県越後湯沢駅発着
参加料金:大人1名様 36,000円(税込)
夕食・宿泊:夕食 マタギの宿 出口屋 ※宿泊は周辺民宿へ分散となります(朝食付き)
申込先HP:https://www.hapican.com/tour-genki
企画協力:長野県北信地域振興局 新潟県十日町地域振興局
後援:栄村秋山郷観光協会、長野県栄村、津南町観光協会、雪国観光圏
ツアー催行:森宮交通株式会社
※この事業は長野県地域発元気づくり支援金を活用しています。
■甘酒村跡
天保の飢饉(1833~1839)において2軒の家が消滅し、廃村になったと伝えられています。 周辺には当時から貴重な食料源だったと思われる栗の木が命を繋ぎ実を落としています。天明の飢饉は乗り越えたものの、天保の飢饉は乗り越えることができなった謎が残ります。付近には当時の草津街道が残っており、草津温泉へ繋がっていました。
■大秋山村跡
秋山郷の名前の源となった集落とされており、天明の飢饉により8軒の家が消滅し、廃村となったと伝えられています。山菜を見つけながら、当時の空気を感じて歩くこと15分。大秋山村の墓石に到着。道と墓石の整備は地元の方々により守られています。
■マタギの宿 出口屋にて食文化を味わいマタギ話に耳を傾ける
夕食をいただく宿の出口屋を営む福原さんは代々マタギとしても有名な方で、苗場山の登山ガイドまでこなす秋山郷の山を知り尽くした方です。自然に向き合い、山と呼吸を合わせ、山の恵みをいただきながら暮らしで得た、食べることへの本質とマタギ話に耳を傾けます。秋山郷に生きることで教わってきた郷土料理をお楽しみください。
※宿泊は周辺施設へ分散となります。
■最終日は地層食堂 によるランチ
2日目のランチは長野県栄村で暮らす「地層食堂」による秋山郷の食を楽しんでいただきます。地層食堂とは、土地の文化と土の上に成り立つ風土と変化、生き物との関わりを食を通して表現するフードユニット。食材が手元に届くまでのストーリーをコンセプトにしており、地域の食と美を地層のように表現します。
企画:HAPPY COMPANY 株式会社( https://www.hapican.com/ )
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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