"雲の上のまち"高知県・梼原町は高知県と愛媛県の県境に位置する、山あいの小さな町。標高1,455mの四国カルスト台地を背景に、面積の91%を森林が占めています。そんな自然溢れる大地に、歴史や洗練された建築物などの観光コンテンツが充実。また、図書館やまちの駅など、建築家・隈研吾氏の建築が多く集まっていることでも知られています。
そんな梼原町にて、国指定重要無形伝統文化財「津野山神楽」を最新の8K撮影とVR(バーチャルリアリティ)技術で再現・体験できるコンテンツが制作、リリースされました。
■重要無形民俗文化財「津野山神楽」
津野山神楽は、延喜13年(913)に藤原宣孝が藤原範隆が現在の津野町・梼原町に遷座し、開拓に着手した際に、三島神社を勧請したのが始まりといわれています。秋の祭典では、五穀豊穣、無病息災を祈願して氏子が神社へ奉納。この祭典には、伝説的な信仰を劇化した11の演目と6つの仮面舞踊が盛り込まれており、複雑な動きで構成されるこの舞台芸術は、約8時間かけて行われています。
■ゆすはら座
1948年に北町に建てられた梼原座は、1995年に現在の東町に移設・改修されました。モダンな外観、花道のある舞台、2階への踊り場、天井の細かな装飾など、和洋折衷様式を取り入れたの建造物。高知県内唯一の木造プロセニアムとして、「梼原公民館」の愛称で親しまれ、演劇、歌舞伎、映画など、地元の人々の娯楽の場として親しまれてきました。
所在地:高知県高岡郡梼原町梼原1496番地1
■重要無形民俗文化財「津野山神楽」VR体験
国の重要無形民俗文化財「津野山神楽」を体験できる施設がなく、国宝の神楽をもっと多くの人々に見てもらいたい、知ってもらいたいという思いで実現されました。高度な技術によって、重要無形民俗文化財の意義、美しさ、歴史を存分に堪能できるようになりました。
バーチャルリアリティ、8K映像、多言語による詳細な解説コンテンツで体験することができ、この時代の芸術をより深く理解することができます。また、18小節、8時間に及ぶ神楽の各小節を鑑賞できるよう、システム構成を自由に選択可能。
■梼原の食材を堪能できるお神楽五穀豊穣弁当
町の代表食材として認定している雉や地域のオーガニック野菜など地元食材を存分に活用した、ワクワクするようなお弁当。ランチボックスや箸は地域特産の木材を使用し、リユース可能で環境に配慮されています。
<「津野山神楽」を感じる町内散策>
国の重要無形民俗文化財「津野山神楽」を育む梼原町の神楽に関するポイントを巡るツアー 。津野山神楽が奉納される三嶋神社など神楽に係る文化体験が楽しめます。
■三嶋神社
一千余年の歴史を引き継ぐ津野山神楽が舞い継がれる三嶋神社。境内には開祖津野経高を祀る津野神社や朝鮮松(ハリモミ)等があります。また、境内に続く屋根付きの木製の橋は神幸橋と呼ばれ、神幸橋を渡りおえた場所の左手より脱藩の道が始まります。
所在地:高知県高岡郡梼原町川西路2196
【一般社団法人 ゆすはら雲の上観光協会】
住所:高知県高岡郡梼原町梼原1426-2ゆすはら・夢・未来館1階
URL:https://yusuhara-kumonoue-kanko.jp
Posted by
Drive! NIPPON編集部
Drive! NIPPONは、「クルマでおでかけするすべての大人たちへ」をコンセプトに、日本各地の魅力的な観光関連情報の発信とともに、素敵な「ドライブ」「旅行」「おでかけ」を演出する様々なサービスを提供していきます。