京情緒あふれる祇園。新門前通りに佇む、9室のみの隠れ家的ラグジュアリーブティックホテル「The Shinmonzen」では、日本三大祭りの一つ“祇園祭“を深掘りしながら楽しむ「祇園祭ツアー」が、当日宿泊のゲスト限定で開催されます。祇園祭のハイライトである、17日の神幸祭と24日の還幸祭に、ホテルのスタッフが同行。神輿渡御(みこしとぎょ)を間近で見ながら祇園祭の歴史や、様々なお話とともに案内してくれます。
■日本三大祭りの一つ「祇園祭」
祇園祭の歴史は、全国的に疫病が蔓延した貞観11年(西暦869年)までさかのぼります。疫病の流行は「御霊(みたま)の怒りに触れたから」という御霊信仰(ごりょうしんこう)があった時代でした。怨霊の怒りを鎮めるために、当時の国の数である66本の鉾を神泉苑に立て、八坂神社(祇園社)から神興を迎えて、神泉苑に神輿を奉納し御霊会(ごりょうえ)を行い、疫病を鎮めようとしたことが起源とされています。7月の1ヶ月間にわたり多彩な祭事が行われる祇園祭のメインイベントは、17日の前祭と24日の後祭の山鉾巡行、及び八坂神社主催の神幸祭(17日)と還幸祭(24日)の神輿渡御です。
2023年7月の祇園祭では、3基の神輿を担いだ男達が京都市内中心部を練り歩く神輿渡御(みこしとぎょ)が4年ぶりに通常の形式で執り行われます。神輿渡御の輿丁(ヨチョウ、担ぎ手のこと)は神輿一基につき約600名で、その担ぎ手の一部に配られるのが「神輿弁当」(三若輿丁のみ)。この三若輿丁と一部関係者のみに配られる非売品の神輿弁当が、祇園祭ツアーに参加するゲストにThe Shinmonzenから特別に提供。通常、見ることも滅多にできない神輿弁当は「白飯・梅干し・たくあん」のシンプルなものでありながら、日本人に長く根付いてきた“最も力の出る弁当”とされ、担ぎ手達のパワーの源となっているといいます。
17日の神幸祭ではホテルからほど近い八坂神社からの神輿の出発を見学、その後、市役所広場では神輿と一緒に写真撮影の予定。24日の還幸祭では、夕方四条通の八坂神社御旅所(やさかじんじゃおたびしょ)からの神輿出発を見たあとは、一度ホテルに戻り、八坂神社に「おかえり」の頃再び神輿を見に行くことも可能です。
祭りの熱気を間近で感じながら、知っているようで知らなかった祇園祭を深く知ることで、より京都の文化を楽しめるはずです。
【The Shinmonzen 概要】
京都の中心地、祇園オープンしたThe Shinmonzenは、安藤忠雄氏による現代的な日本のデザインと、コスモポリタンなインテリア、そしてワールドクラスのコンテンポラリー・アートのコレクションからなるスモールラグジュアリーホテルです。伝統的な日本の旅館にインスピレーションを受けた同ホテルの9つのバルコニー付きスイートルームからは、祇園白川が望めます。隠れ家のような空間ならではの、パーソナルなサービスが体験可能。
住所:京都市東山区新門前通西之町235
URL:https://theshinmonzen.com/jp/
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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