「伝統の100年フード部門〜江戸時代から続く郷土の料理〜」に認定されている、京都府の「茶汁」。
日本緑茶発祥の地として知られる宇治田原町の郷土料理。緑茶を生み出した永谷宗円が生まれ育ち、緑茶を生み出した地である湯屋谷(やんたん)にて、その食文化は生まれました。
インスタント味噌汁の先駆けとも言われる茶汁の歴史は古く、地元では江戸時代にまで遡るのではないかと伝えられています。農作業の時の昼食として家庭からみそ玉を入れたお椀を持っていき、焚き火でなすやニシンを焼き、自生しているみつばやセリを加え、番茶を注いで出来上がり。簡単にできる素朴な料理として、湯屋谷で長く愛されてきました。
そんな茶汁を今風にアレンジしたのが、湯屋谷にある交流拠点施設、宗円交遊庵やんたんの「彩りの茶汁」です。地元のお母さん達で営業される「あばんずキッチン(“あばん”は方言でおばちゃんという意味)」が提供する茶汁は、まさに湯屋谷の家庭の味。
宇治田原町を訪れたら、温かく優しい味わいの茶汁や特産のお茶を味わいながら、ホッと癒されてみてはいかが。
【100年フード】ページはこちら https://www.drivenippon.com/foodculture/food-kyoto/
【1738やんたん里づくり会】
https://www.sk-yantan.com/
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Drive! NIPPON編集部
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